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カテゴリ:リネン・麻
●春のリネンまつり☆
別にどうということのない私の日常のつぶやきです。 お役に立つかどうかわかりませんが、 興味を持ってくださる方はぜひ(笑)。
麻といっても、麻の実やヘンプオイルのような食べる麻ではなくて、 主に着る麻にハマっています。
多くの衣類をリサイクルショップに引き取ってもらったことを以前このブログに書きました。 それと並行して、夢中になってしまったのが麻素材の服で、 まるでクローゼットの中身を入れ替えるように、 服が増えるときは麻(リネン)100%の素材のアイテムが中心になっています。
自分でもよくわからないハマり方をしています。 どうしてこんなに急にドハマりしてしまったのか…。
以前の私は麻(リネン)という素材にそこまでの関心を持っていなかったのです。
ご近所に麻(リネン)の服を上手に着こなしている憧れの女性がいて、 その方とお会いする度におしゃれだな、ステキだなあとは思っていましたが、 自分で着ようとはあまり思いませんでした。
ホトケさんには麻の服(ジャケット、シャツ、パンツなど)をあつらえていたのですが、 自分には…。 新しいジャンル過ぎて着こなせないやと思っていたところもあるし、 そのころはリネンの服=高価という認識だったので、 すぐに服を汚してしまう自分には不釣り合いだと思っていたところもあります。 (後から中古でリネンという選択肢もあると気づいて自由が広がりました!)
それが不思議なもので、 1年半くらいの時間をかけて、段階を追って3着の麻(リネン)100%のワンピースを手に入れ、 慣れないながらも日常的に身に付けるようになると、 その着心地の良さに「できれば毎日麻がいい」という気持ちになり、 現在は毎日1アイテムは麻のアイテムを身に付けていないと落ち着かないくらいの麻好きに。
不思議です。
麻に注目し始めた頃の私は、麻と綿の見分けもつきませんでした。 本当に布を見る目がなかったし、そもそも素材に無頓着でした。 見た目で麻のランチョンマットだと思いこんで買ったら、 綿100%だったという苦い思い出もあります。
素材と洗濯表示のラベルをチェックして、 麻Eye(アサアイ)を鍛えてきました。
麻100%なのか、綿やレーヨンなどとの混合素材なのかが、 服を見たらわかるようになってきました。 しかし混合素材はわかっても、 麻かなと思ったら綿100%だったということはまだあるので、まだまだ修行中です。
そんなこんなで急に麻に目覚めた私でしたが、 まだ寒い冬の間は、麻素材の服を探すのはとても困難でした。 それが、春物がお店に出回るようになると、 麻の服は結構店頭に並ぶようになり、私は小躍りしています。 見るものがいっぱいあってうれしい! それが、超個人的に「春のリネンまつり」なのです♪
日本では、秋以降に麻を着るのは無粋であるという考えも古くはあったようです。
秋冬にも着たいと思っているので、 入手する際には通年活躍できそうなアイテムなのかを吟味しています。
真冬仕様の分厚いリネンは、真夏にはちょっと無理かもしれません。 だからすべてが通年対応可能でなくてもいいのです。 厚みがいろいろとバラエティに富んでいるのも、麻素材の服の楽しいところで、 厚みと透け感によって、印象がかなり変わります。
麻が好きな人達の間では、重ね着をするのが普通のことのようです。 たとえば前開きの長袖のワンピースを、 コートのように羽織物としても着る、というようなことがよく行われています。 色や厚みによっては十分ありだし、 してみてわかったのですが、麻って重ねるとあたたかいのです。
麻の服を手に入れるときに注意しているのは、 麻(リネン)100%で、手洗い可能であるという点です。
おしゃれなデザインで「いいな」と思うものもあるのですが、 私が望むほど長持ちするかどうかという点で見ると疑問が残るので自制しています。
また、リネンは「月の織物」という別名があるくらい、独特の光沢も魅力です。 この光沢は、混合素材でもあるのですが、リネン100%のものが一番私の気持ちに合うのです。 混合素材と比べたとき、やっぱりリネン100%はいいなあってなります。
汚れたらすぐ洗いたいし、できれば家でケアしたいから。 (クリーニング店に行くのがちょっと面倒だというのは大きな声では言えませんが本音…)
今まで見てきたところ、 洗濯機の弱水流で洗うなら大丈夫というリネンはあります。 手洗いOKというなら、選択肢はずいぶん広がります。
逆に、ドライクリーニングオンリーという表示の麻のアイテムは、 第一に裏地が付いているものか、 デザインが非常に凝っているか、 ボタンやスパンコールや刺繍などの装飾があるものか、という具合です。
表地がリネン100%でも、裏地は綿100%あるいはキュプラ100%ということはよくあります。 もちろんそれが悪いわけでは決してありませんが、 私が今ほしいのはデイリーユースの洗える衣類なので、 裏地がリネンでないものは、買い控えています。
それにリネンの肌触りが好きなので、 なるべく裏もリネンであってほしいなという思いがあります。 どのくらい好きかというと、着ているリネンのワンピースの膝を気が付いたらなでていたりするのです。 …フェチ?
私の手元に来てくれたリネンを見ると、 リトアニア(東欧)リネン、ベルギーリネン、イタリアリネン、フレンチリネン、 あとは産地をあえて言うことをしないリネン(多分中国や韓国のもの)があります。
ある意味でリネンのブランドもの。 リネンの中でも比較的高価な値が付きます。
あくまで私の感覚ですが、リトアニアリネンは、やわらかくまろやかな感じがします。風合いが独特。 フレンチリネンは、パリッとした感じ。 イタリアのリネンはまたちょっと違う…。 あ、全然違いを言えていないですね、ごめんなさい。まだ修業中につきご勘弁を。 人によっては好みがあるでしょうけれど、私は麻全般を愛しています。
そう思うと、日本製の麻も着てみたいですね。 日本では戦後GHQの施策によって大麻の栽培が禁止されているので、 残念ですが日本製のものは手元にありません。
それから、これも注目し始めて知ったことですが、 麻素材にはカラーリネンといってカラフルに染められたリネンはあるものの、 プリントものは少ないです。 つまり柄物は少ない。 あまりありません。 つまり、無地のものが圧倒的に多い。 たまに織りにこだわったものがありますが、それはさらに高価で、あまり服には使われておらず、 インテリア用が多いようです。
コーディネートするときに、麻アイテムばかりだと単調になりすぎてしまい、少々難しさを感じます。 これも挑戦中です。
化学染料で染めていない、麻の色そのままの布というものがあります。 ナチュラル、とよく呼ばれる色です。
カラーリネンは、鮮やかさが魅力ですが、 洗濯の際に色落ちしやすいですし、 汗をかいたり雨にぬれたりしたとき、色移りしやすいという弱点があります。
その点、染めていないリネンにはそのような心配がないです。 洗いを重ねると、だんだんと白っぽくなっていきますが、 それはカラーリネンでも同じことです。
摩擦でも白っぽくなるのがリネンの特徴です。
私はすぐに服を汚してしまうので、 これはすごくありがたいこと。
できれば白や生成りのリネンを着たいのですが、 汚してしまうのがこわくて躊躇します。
そんなふうに汚れを気にしすぎずに着るなら、 ナチュラルはとてもおすすめ。 少々のことは目立ちません。
経験的には、ブルーグレイも目立ちません。
ただ洗えばいいし、シミになっても大丈夫なのはいいところです。
染めていないリネンのナチュラルカラーは、 比較的明るめなのでいいとして、 汚れが目立ちにくいからと言って暗めの色ばかり着るのは、 カラーセラピー的にはあまり推奨できません。
麻100%のストールは、世の中にけっこうあります。 ストールなら明るめの色を選択しても、 食事の際に外せば汚れにくいし、 顔周りに明るさをプラスできると顔色がよく見せられるので一石二鳥! というわけで、 私が次にほしいと思っているのは、白や生成りのストール(リネン100%)です。
ふー。 とりとめもなく結構書きました。
麻は浄化の力が高く、電磁波をある程度シャットアウトするらしいです。 似たことなのかもしれませんが、私は魔除け的な効果を感じています。 安心なのです、麻を身にまとうと。
1日に麻を3アイテム身に付けることで、 ワンピース、羽織物、ストール、 などを麻にして一人悦に入っています。 本当にただの自己満足ですが、満たされています。
(リネン3点コーデ。ホトケさんに頼んでカメラ目線でない写真を撮ってもらいました。 インスタグラムなどで見るコーデ写真は目線を外したものが多いので真似てみたのですが、 カメラを見ないことに慣れていないのでむしろ恥ずかしかったです…)
私的麻研究は今後も続けていこうと思います。
今の季節はねらい目ですよ! 世の中がリネンまつりですから!!
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最終更新日
2019/07/23 10:47:16 PM
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