ザビ神父の証言

2016/04/11(月)12:02

春闘で空前の交通スト 11日の日記

労働問題(36)

クロニクル 春闘で空前の交通スト 1974(昭和49)年4月11日 42年前のこの日、総評系を中心とした春闘共闘会議は、諸要求の実現を目指して、交通機関を中心としたストライキに突入しました。 国鉄(現在は分割民営化されてJR各社になっています)は史上始めて、全路線で全面運休となり、他に大都市圏の私鉄も加わって、スト参加者は全国で600万人に達する、大規模なものとなりました。 当然、各地の学校は休校または自宅学習の措置をとり、企業もまた社員が出社できず、開店休業の状態におかれる会社が続出しました。 このストは、48時間に渡ってぶち抜かれ、3日目に入った13日の早暁、経営側の一定の譲歩を得て、収拾されました。労働運動が大きくかつ輝いていた時代のことでした。春闘では、JRや私鉄といった交通機関のストがつきものの時代で、気楽な身分の学生や生徒は、ストになれば学校が休みになると、責任のない立場にあることを良い事に、ストを期待し、国・私鉄の労働者に{頑張って!」とエールを送っていた、あくせくしない時代でもありました。最近は労働者にも元気がないですねぇ。 アメリカでは、若い世代の支持を背景に、社会主義者を自称する民主党のサンダース候補が、大本命のクリントン候補を追い上げているというのに、日本では実にミスの多い安倍内閣がいまだ安泰とは… 「ストは何処に行った」なんて歌が、そのうちはやるのでしょうか? 

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