北京五彩繽紛～Colors of Beijing

以前から５月の労働節の連休が明けた頃に、２泊程度で香港に行こうと考えていた。
民族大移動が終わった後のちょっと落ち着いた時期に、
深セン経由で香港へ行けば安上がり、
さらに日本のネットでホテルを押さえれば、こっちもオトク…という算段だったのだが、
そうは問屋が卸してくれず、エアチケットの予想外の金額に、
現在顔が青くなりそうである。
どこも往復３０００元は下らない。
なんだかそこまでして香港行く必要はあるのかという思いさえ、頭をかすめてきちゃった。

こっちから香港に行くのは、なんだか日本から行くよりもめんどくさそうである。
普通のエアチケットは出費が多そうなので、
会社の私の後ろに座っている中国人男性から、
団体旅行に参加したほうが得なのでは？と薦められた。
すると、中国人の団体に入ると、外国人という理由で
何かが参加費にプラスされるらしいことが判明。これはやめる。
次に日本人向けの北京発２泊３日のツアーを雑誌で探すと価格は３０００元程度。
ふむ、許せる範囲。
詳しいことを電話で聞いてみる。すると。
「ホテルのクラスは？お一人なんですね。すると一人料金がプラスされます。
それから税金ですね、税金は…７４０元です。」
・・・税金たっかぁ！
計算したら４５００元をオーバーした。
ちょっと、同じ国から行くんですよ。まだ成田から香港行ったほうが全然安い。

あまりの衝撃に、最近香港に行ったじゃんすさん、Grandslamさん、
ビザの手続きにいったことがあるMOTOさんに、
飛行機代とホテル代、
いくらで行けたかメールで尋ねてみる。
すると、みなさん私よりも安い。
これも春になったからなんだろうか、いくらなんでもだなという思いがますます強くなる。
おまけに口をそろえたかのようにして
「香港、物価高いですよ。食べ物はこっちの５倍くらいだし」と、
私の財布に止めを刺すようなコメントが送られてくる。
げ～、ちょっと買い物しようなんて考えてたけど、そんな余裕なくなるかもしれない。。。
と、香港に行くよう自らを仕向けてしまった自分を後悔する。

とはいえ、どうしても今回は香港に行かないといけないので、今さらやーめた、とはいえない。
なんだかこんなにごちゃごちゃ考えている自分を見ていると、
本当に生活の経済規模が中国化しちゃったんだな…と
喜んでいいのかどうなんだかという、妙な気持ちになる。

１０年ぶりに香港。でもあのときと全然見方が違うなあ。もう行く前から感じる。
もしこれを読んで哀れに思ってくださる香港在住の方がいらっしゃったら、
滞在中にごはんでもおごってやって下さい。
ご連絡、お待ちしております(笑)。