北京五彩繽紛～Colors of Beijing

初めて車椅子テニスを観にいったんですが。

率直に、





すんごいおもしろいー！！！


これが身障者なのかと思うくらいのフットワークの軽さ＆スピード感。
そしてショットの強烈さ。
女子だって、110キロ以上のサーブ打つんですよ！
男子のダブルスなんか、前に後ろに右に左にで、
コート全面をフルに使う巧みな車椅子さばき＆ラケットさばき。

午後1時から入場して、男子四肢障害シングルス決勝、女子下肢障害シングルス決勝、
男子下肢障害ダブルス3位決定戦を観たんだけど、全然飽きない！
迫力に感心しきり。
これで50元とは安すぎませんかっ！？

女子シングルス決勝は、オランダ選手同士の対戦だけれど、
フルセットタイブレークまでもつれこむし、
なんと言っても、国枝・斉田の日本ペアでしょ。
準決勝で不覚を取ったとはいえ、やっぱり実力は世界一ですね。
第一セットこそミスで落としたものの、
その後は６－０、６－３でオランダペアを圧倒。

銅メダル獲得です。おめでとう！



国枝選手は今日のシングルス決勝でも勝利して、金メダル獲得。
グランドスラムに加えて今年の５冠王者になりました。

おおお、うれしい。


世界Ｎｏ．１ペアとはいえ、
どうしても中国の観客は日本選手をアウェーにしたいらしい。
夜の試合で、観客数が減ったので日本人のニッポン、チャチャチャと、
中国人の「加油、荷蘭（がんばれ、オランダ）」の声援は拮抗していた、
いやむしろ日本人のほうががんばって声援は大きかった気もするが、
日本がミスすると拍手し、日本がいいショットを打つとため息を着く。
いいショットに対してはそもそも第三者のはずなんだから
どこの選手だって称えてやれよとちょっとムッとしたのは、私が大人気ないからか。

客席の後ろのほうで見ていた各国の選手と思われる外国人たちが
「Come on,SHINGO!」と声をかけていて、さすがわかってるねーと安心させてもらった。

ところで、テニスの会場に託児所作れないか？　
静粛を求められるテニス場にしては子ども連れがやたら多くて、おまけによく声が響く。
子どもの生理にあわせて、ゲーム中でもおしっこに立とうとする人ばっかりで、
ボランティアが何度説明していたことか。


それから、このオレンジの集団。



その後もっとスタンドに増える。とある学校の生徒の一団らしい。
確かオリンピック観戦規定に
「集団による、同じ図案、色の組み合わせでの商標を連想させる服装の禁止」
というのがあったけど、もう必要ないのか？

スタジアム自体はとってもいい感じ。眺めがいい。
ただ遠い。
鳥の巣のある北四環路からさらにさらに北、もう脇を五環が走ってる。
足が限られていて、タクシーさえおいそれ捕まらない。
おかげで巡回バスはこの通り。