西紅柿 吵 冗談

囲炉裏にかけられたお鍋の中では、お豆さんが、椎茸さんや昆布さんたちと、仲良くコト、コト、お話ししてます。

囲炉裏のわきでは、おばあちゃんがコクリ、コクリ、居眠りしてます。


-----------　と、まあ、煮豆のイメージって、こんなでしょうか？


しかし西紅柿家versionでは　-----------


朝、いつものように布団の中でストレッチと腹筋をしていても、主人からのモーニングコールがない。

降りてきて

「このにおい、何？」

「豆煮てる」

昨日主人が大豆を浸していたので、干し椎茸と昆布ももどしておいた。

でも、このにおい、何？

「凍り豆腐入れた」


主人が煮豆にかかっているので、私が朝飯の用意をする。

「豆に調味料を入れたらごはん食べよう」

「ちょっと味見」

「苦い！」

「どうして？」

凍り豆腐を食べてみる。

「うぇっ！！」　ぺっ、ぺっ・・・

随分古かったもんねぇ。　だから私、使わなかったのよ。

「どうしよう、もう味付けしちゃったよ…」

「これじゃ食べられないよ、早く凍り豆腐捨てよう！」

おいしいダシが染み出したおつゆを捨てて、さいの目に切った凍り豆腐を全部拾い出し、材料を水で洗い流し、もう一度火にかけてから味付け。

まだ乾燥してる凍り豆腐も、みんな捨てた。


いろんなものが値上げされて、明日からガソリン代もずいぶん上がる。

できるだけ無駄のない生活しようと思っているんだけどネ。

今年は諸物価値上げに対抗すべく、家庭菜園で大豆作ったけど、さて、どうなるやら。