映画とJAZZと海外冒険小説に上方落語が大好き

2011/06/28(火)19:29

遙かなる虎跡/景山民夫

BOOK(42)

「虎口からの脱出」に続く、景山民夫氏の冒険小説第二弾、1988年新潮社から発刊。前作は、舞台が1928年の満州だったが、今度は1988年のマレーシア。主人公は前作の西真一郎とマイケル・オライリーの孫、西緑郎とアイリーン・O・チャンにスペイン系フィリピン人のダニーの三人。マレーの虎と言われた、山下奉文の幻の財宝を求めて、マレーシア北部からシンガポールへ1971年型ダッジ・チャレンジャー・マグナム440ツインターボで、マルコス元大統領の配下の元軍人とのカーチェイス。団塊の世代の読者のために書いたような作品です。ご都合主義なところもあるけど、楽しいから許しましょう。

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