『何でもいいから本読んで、
縦書きの原稿用紙5枚以内で
感想を書いてきなさい。』
そんな宿題があったのは、中学生になったばかりの夏休みでした。
思い起こせば、小学校の夏休みの宿題では、
自由研究とやらは、
『やってもやらなくても自由』な研究。
と勘違いをし、
謙虚に 『やらない自由』 を選択したまま6年が過ぎ。
途中、3年生っくらいのときには、担任が親戚だったこともあって
『何をするかは自由やけども、
ぜったい何かやりなさい』
と迫真迫る演技ですごまれ、せっぱ詰まったあたしは、
夏祭りの夜店で釣った金魚を2匹凍らせました。。。
解凍したとき元気に泳ぎだしたら・・・
スゴイわよっ!
そりゃスゴイでしょうよ。
と、仲良しだった “かわかっちゃん” と
コラボを組んでの画期的な研究でした。
スゴイわよ!!て・・・ その頃からボキャ貧だったんでしょうねぇ。。
こっぴどく叱られ、かわかっちゃんとあたしは
どこかへ閉じ込められたんだっけ。
二人して、わんわん泣いてりゃ可愛いものを
こんこんと眠り続けたんです。
なので、 「眠り姫」 とあだ名がついたことがありました。
時流れ、思春期漂う中学生。
俗に言うエスカレーター式の私立だったので、
フツーに時が経てば入れる中学なんですけども。
そこで出された最初の夏休みの宿題が
『何でもいいから本読んで、
縦書きの原稿用紙5枚以内で
感想を書いてきなさい。』
た・だ・し!!
書かない自由は与えません。
の注釈付き。
担任変われど、個人情報は流出しっぱなしだったようですの。
その頃とっくに、 “あたしの天職は旅人よ~☆”
と思っていたので、
妹尾河童さんの 『河童が覗いたヨーロッパ』
や
『河童が覗いたインド』
なんていう本が大好きだったんです。
神戸出身のカッパさんは、あたしのオバアサマと2歳違いで
といっても神戸もわりかし広いので、あちらは長田、こちらは東灘・・と
一見なんのつながりも無さそうだけど
何のご縁か、仕事の上で何度かお会いしたことがあるそうな。
その関係で、あたしのうちには、カッパさんからいただいた
サイン入りの著書がいくつかあったんです。
それで、手っ取り早く、もう何度も読んでて、自分の好きな本だったら
感想文なんかちょろいちょろい~☆
と、 『河童の覗いたヨーロッパ』 を題材に選んだわけですの。
そうやって出来上がった感想文というのが。
『良いと思います。』 ← 1行完結。
文章、構成、題材が良かったのか。
カッパさんのイラストが上手で良いと思ったのか。
それとも、
「こんな旅が出来たら」良いな。
と思ったのか・・・
書いたはずの、あたしにもわかりません。
『これは感想というより・・
評価ですね? 』
あなたの評価は聞いてません。みたいな。
説教部屋すらなかったけれど、日が暮れるまでこんこんと
「感想文とはなんぞや?」の演説聞かされた覚えがあります。。。
くっくく・・・ あたし、叱られてんのん???(←自覚ナッシング)
良いと思ったから 『良い』と書き、
そりゃあ どんな風に良いか書かないあたしが悪かったかもしれないけれども、
だからって、あたしがこの本にどんな感想を持とうが
センセになんか関係あるのん???
↑ 素朴な疑問を口にする間はございませんでした。
だって、センセ早口なんやもん・・・うっうぅ・・
叱られるほどのことをしたとも思ってないあたしに、
こんなけ長時間こんこんとお説教するのは・・・・・
ダイエットになるやろな?
と、心の中で思ってました。
怒るって、かなりとムダなエネルギー消費しそうやん?
何が言いたかったかというと、
どうやら感想文は苦手。。。らしい。
ということです。
本人は、苦手と思ってないあたりが、
いかにも、あたしらしくて、おめでたいんですけども。
なので、今回の旅について、 “どうだった?” と聞かれれば
『楽しかった~☆』としか答えられへんわっ!!
ということをお伝えしとこうと思いました。
そろそろ・・・・・
今日の日記も、むりくりオチ無く締めようとしていることが
バレそうな予感がするので
開き直って、本文とは関係の無い
“夕焼け染まる凱旋門” と、
“イケメンポリス” の2部構成をお届けして
今日はお開きにしたいと思います。。
もちろん、次回の予告もございません。。。
いつも行き当たりばったりの日記ですびばせん。^^;
では、みなさま ごきげんよう~~♪