1829643 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

病理検査の玉手箱

病理検査の玉手箱

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

ミクロスコピスト

ミクロスコピスト

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

コメントに書き込みはありません。

Freepage List

Headline News

2014.10.28
XML
カテゴリ:日誌
今年の専門医試験で,平均点が非常に低かった(平均1.74点/正解4点)問題のひとつ,肺の微小髄膜様結節である.昔の教科書にはケモデクトーマと書かれており,神経内分泌腫瘍の萌芽のような概念で捉えられていたような記憶がある.

chemodectoma_lung

chemodectoma_02

日常的には肺組織の切り出し標本を鏡検しているときに,偶然見つかることが多い.正解者が半数以下であるので,パラガングリオーマやカルチノイドやグロームスと誤認した受験者が多かったのであろうか? 類上皮肉芽腫のようにも錯覚しやすいので,知らないと厄介なinnocuous lesionである.

参考文献:
Gaffey MJ, Mills SE, Askin FB. Minute pulmonary meningothelial-like nodules. A clinicopathologic study of so-called minute pulmonary chemodectoma. Am J Surg Pathol. 1988; 12: 167-75.





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014.10.29 00:01:34
[日誌] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.