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カテゴリ:神社・仏閣
西白河郡西郷村の永倉神社は1200年の歴史を持つ神社ですが、ここで3対の狛犬を見ることができます。自宅からの距離は10km、持参機材は、LUMIX DC-GX7 Mk3 + LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH.。
⇒参道入り口の一の鳥居の前に自転車を直付け。 永倉神社(ながくらじゃんじゃ)は、阿武隈川と東北自動車道の挟まれた長坂という場所にある神社です。白川郡七社のひとつで、永倉神社は、文徳天皇の斉衡2年(855年)に官社(国が選んだ神社)に列し、『延喜式 巻第十』(『神名帳』とも呼ばれる、延長5年(927年)に成立した当時の官社の一覧表)に載っているそうで、1200年の歴史がある本村最古の神社です。 ⇒永倉神社の説明書き。残念なことに、明治2年の山火事により社殿・宝物・什器が焼失してしまったそうです。本殿及び拝殿は、西郷村指定重要文化財となっています。 ⇒永倉神社は、民家の間に参道入り口があります。参道は古い割にひっそりしています。 ⇒一の鳥居のすぐ後ろに、吽像(左)と阿像(右)。阿像には子供の狛犬が2頭彫り込まれています。 ⇒吽像(左)と阿像(右)。野田平業の特徴は、この大きな鼻です。 ⇒背面から。 ⇒入口の鳥居の後ろに置かれた阿像には、石工・野田豊吉(本名 野田平業)の銘が刻まれています。 ⇒昭和17年(1942年)に奉納されているようです。大東亞戦争記念の文字が見えます。1941年の太平洋戦争を始めた次の年です。 ⇒参道を進むと2対目の狛犬が迎えます。 ⇒とても太っている狛犬です。 ⇒阿像(左)と吽像(右)。ゴツゴツとした彫り方に迫力があります。 ⇒背面から。年号と奉納者名とは別に台座の横に彫られた”坂上清勝”の銘があります。この狛犬を彫った石工の名前ではないかと思われます。 ⇒伊勢神宮参拝の記念に奉納された狛犬と思われます。昭和36年に奉納されています。 ⇒さらに3対目の狛犬。これも野田平業の作らしいです。 ⇒左右の狛犬は口を閉じているので、阿吽の差はわかりません。横長の顔が特徴です。 ⇒戦争の影響か、狛犬の表情が険しい印象を受けます。 ⇒平業らしくない印象です。 ⇒右に置かれた阿像の台座には”大東亜戦争記念”と彫られています。まさに戦時下の作品です。 ⇒参道右に正一位稲荷神社。 ⇒お稲荷さんなので、狐の狛犬がいます。昭和58年と新しく、石工は今井登。 ⇒二の鳥居の先に拝殿。回りは鬱蒼とした竹林です。 ⇒質素な拝殿と本殿。西郷村指定重要文化財となっています。 ⇒すでに秋の空です。 (永倉神社 おわり) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 6, 2024 11:19:16 AM
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