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カテゴリ:絵画指導
教室のある地域では夏休みの宿題にポスターが多い。学校の授業でポスターを教わったことも無いこどもが殆どで、目で見る感覚の動きと言葉(文字)のバランスをとりながら絵を描き文字を考えていれ、互いに補わなければ成らない。 絵画の表現から離れて、省略化した絵はアニメを見慣れたこどもたちには得意と思っていたが、そうでもない。絵からくる感動より、いかにテーマが見る人に伝わるかでポスターの良し悪し決まる。 絵画はフリーハンドなので定規類は使わせないが、ポスターやデザインはこれら道具を駆使して仕上げていいと、言っても使うことに躊躇している。 蒸し暑さもピークの教室で、神経を研ぎ澄まして細かい線をいれていたY君は、お昼ごはんも後回しにして仕上げていた。完成した作品をみんなで見て批評しあった時、Y君は「最近は描き込む絵が多かったけれど、仕上がった時の、ヤッター!!というのが嬉しい」とニコニコしながら言っていた。(まだ達成感という言葉を知らないからヤッターになった) Y君は5年生で、1年生から毎年、夏休みにはポスターを描いているが、やったー!!と嬉しそうに眺めている姿を始めて見た。指導する側も根気がいるがこの一言で気持がほぐれる。
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Last updated
Aug 16, 2010 11:09:45 PM
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