偐万葉田舎家持歌集

2014/07/29(火)12:58

京都南部銀輪散歩・白河・桓武天皇陵から大枝神社まで

銀輪万葉(668)

(承前) 22日の銀輪散歩の続編です。  安楽寿院の西に北向山不動院がある。鳥羽上皇の勅願により建立された寺で、王城鎮護のため不動明王像を北向きに設置したことから上皇よりこの名を賜ったとのこと。 (北向山不動院) <参考:京都観光Navi北向山不動院> (不動院・本堂) 不動院を出て油小路通りを渡ると白河天皇陵がある。院政は白河上皇に始まるとされるが、長きに渡って「治天の君」として絶大な権力を持った「ものの怪」の君にしては、御陵はこじんまりである。  車の行き交う国道沿いにあるとて、山法師 静かなれるも 如何にせむ          車の音の 繁きこの頃 (白河夜更)と嘆いて居られるのやも。 (白河天皇陵)<参考:白河天皇> 白河天皇陵から少し西を南に入ると城南宮である。此処も亦鳥羽離宮の一部である。偐山頭火氏と銀輪散歩で此処を訪れたのは2007年12月であるから、4年振りの再訪だ。観梅の人で賑っていた。 (城南宮)<参考:城南宮> (城南宮の梅) (同上) 城南宮を出て南へ、赤池で左折し東に向かうと東高瀬川である。ここで、小休止。 (東高瀬川・高瀬橋東詰めから北を望む。) 東高瀬川から東へ1.5km行き、突き当りを右折し南へ。JR奈良線の踏切りを渡って200mで桓武天皇柏原陵参道入口である。  桓武天皇陵は伏見桃山城運動公園の一角にある。丘の上には伏見桃山城天守閣がある。 (桓武天皇陵) 桓武天皇陵はさすがに立派。威厳と風格がある。長い参道を登って来るという立地が醸し出す雰囲気か。南東には明治天皇・同皇后の桃山御陵もある。  桓武陵を出て坂道を下る。京阪丹波橋駅前の踏切りを渡り、伏見の町を西へ。途中小さな食堂で昼食。  油小路通りに出て北上、京セラ本社前で左折。京川橋で鴨川に入る遠回りとなったが、新久世橋で桂川を渡り、桓武天皇の母上、高野新笠の御陵を目指す。 (桂川・新久世橋から下流を望む。) (新久世橋) 桂川を渡って西へ。新幹線高架を潜る手前に小さな神社があったので小休止。 (綾戸国中神社) (同上) 更に西へ。JR桂川駅前、阪急洛西口駅前を通り、小畑川で右折し川沿いに北へ。洛西口駅前からの道は先月17日に友人と小塩山に登った際に歩いた道でもある。   <参考:小塩山登山 2012.2.17.> (小畑川) 国道9号線に出て左折し、沓掛IC手前で右折し小畑川を渡って旧道(山陰道)に出た処に大枝神社というのがあったので立ち寄る。 (大枝神社) (同上説明板)(注)上の写真は全てクリックすると大きいサイズの写真でご覧になれます。

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