近所の老人ホームの桜が


満開になったよ。

施設のお庭にこんな立派な桜があったら、
今年もまた満開を見られたって、生きる希望が湧いてきそう。

やき〜
もうちょっとがんばったら、一緒にお花見できたのに。
もうちょっとがんばったら、一緒に令和だったのに。
つい嘆いてしまうけど…

いやいやいや、18歳と8ヶ月
こんなに長いしあわせな時間をありがとう、やき。

ねぇぇ〜
しあわせすぎた。
あなたのいる生活はしあわせすぎたよ、やき〜〜〜

お姉ちゃん、元の生活に戻れないよ。

2016年の6月
初めてウクレレを手にした時から
やき、いつも練習に付き合ってくれたよね。


ほら。これはまだ前のウクレレだ。

私が練習を始めれば、お昼寝しててもやってきて
付き合ってくれたよね。


『膝に乗りたいんですけど』


うむうむ

全然スムーズに弾けないのに
あきれずに膝に乗っててくれたね。


ハンドクリームを用意してくれたり


お菓子を用意してくれたり、
私のウクレレの練習をサポートしてくれたね。

めそ。
もう弾けないよ。
やきがいなくちゃ弾けないよ。
練習を始めても、やきを待っちゃうよ。
やっぱりだめだ…
ジェイクさん助けて…
悲しすぎてウクレレが弾けないよ。

いいよね。べつに。
私はプロじゃないし。
弾きたくなるまで弾かなければいい。
って思うんだけど〜〜〜

だってジェイクシマブクロさん曰く
『一日一分でもいいから弾こう』

どうしたらいいのジェイクさん
私はどーしたらいいの〜〜〜

でもさ〜
考えたら、
ジェイクシマブクロさんは
なにかすごく悲しいことがあっても
ステージに上がらなくちゃいけないわけじゃない？

悲しみを押し込めて
笑顔でステージに上がって、
お客さんはその演奏に励まされたり
心踊らせたり、なんか元気になっちゃうわけじゃない？
そんなこと今まで考えたことなかったけど、
なんか
すごいな。と思った。

あの笑顔の裏には、すごい努力と
すごい強さがあるんだなって気が付いた。
きゃっ
ますます好き〜〜〜♥
（おいっ）

ジェイクさんがちゃんと強いから、
だからその曲に心慰められるんだね。

もうしばらくは、私は聴く方にいよう。
ジェイクシマブクロさんのウクレレを聴いていたら
きっといつかまた、自分で弾きたいと思えるはず。

…やきには怒られそうだけど


『はい、もう一回』

やき、ちょっと待っててね。