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テーマ:介護・看護・喪失(5317)
カテゴリ:父のこと
結局3ヶ月休ませてもらった こんなワガママが通用するとも 思っていなかったし 辞めてもいいと思っていた 父の方が大事だった 父が亡くなって 通夜、葬儀にたくさんの 同僚が来てくれ驚いた すっかり職場のことは 忘れていた ありがたかった そして私には やるべきことがあると 思いなおした 正直3ヶ月のブランクは大きく 体力は落ち、階段を登るだけで 息切れが襲う 1からのスタートだ 幸いそのように扱ってくれ 気が楽になった 父を通して学んだ みんな誰もが誰かの愛する人であること どんなに悪態をつく人でも どんな罪人でも みんな誰かのかけがえのない人だということ そう思うと自然と優しくなれる 今日は次男の運動会だった 毎年、父は来てくれた 今年はいない 母も来なかった ただの偶然で 結び付けるには安易だけど 野球バカ息子の試合には 必ず蝶々が飛んでくる 私の前に現れて そしてグラウンドで 息子を探すように一周する あ、じいちゃんが来てる 次男が言う ホントだね 今日も運動会に来ていたよ うんうん、母さんも見た 季節外れの蝶々 これから寒くなる 蝶々の季節ではなくなるが きっと姿を変えて現れるような気がする まだ私は父を探し続けている どうしても闘病していた頃の 父の顔が思い出せない あれだけ毎日見ていたはずの 痩せこけた顔を思い出せずにいる 自分でも不思議なんだけど いつも思い浮かぶのは 元気な時の笑顔だけ あの時の選択は正しかったのか いまだに自問し続けている お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.09.19 22:29:08
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