散髪
娘が学校で面接の練習をした時に前髪が長いから切るように言われたらしい。そういえば目にかかっている。お母さんが切ってやると申し出たが頑なに拒否された。願書に貼る写真を今週中に撮らなくてはならない。お母さんが切るのを失敗したらどうするんだと本気で怒っている。それもそうだな。今日は早く帰ってくるからと言って登校した。帰宅後、美容院へ連れて行く。学割で安くなる斎場の隣の美容室。家からは遠いが安いに越した事はない。立地が悪いからかサービスはよい。予約もなく飛び込んだので少し待たされた。次男が週刊誌の表紙に載った修二を見つけてきた。修二にして下さいって言ったらしてくれるかなぁ。無理じゃ。次男の髪も伸びて大きな頭になっている。いつもお風呂場でとうちゃんがバリカンで刈ってしまうので散髪屋には人一倍強い憧れを持っていた。じゃ、散髪してもらおうか。うん!!(-o☆)目をキラキラさせた次男が大きく頷いた。しばらくして二人とも仕上がった。すっきりした次男は修二というよりもシュワルツネッガー州知事に似ていた。何度も鏡を見ては頭を触っている。娘と抱き合って喜びを身体中で表現している。よほど嬉しかったのだろう。よっしゃ。帰るぞ。娘さんが2,000円、坊ちゃんが2,400円で4,400円になります。なっにぃぃぃぃ?なーんで次男の方が高いんじゃ?次男には学割が効かんのか?こんなターミネーターみたいになっちゃってどこら辺が高いんか説明せんかい。とは言えない小心な私だった。素直に支払ってもう行くまいと誓った。もっと安いところは他にもある。ターミネーターとなった次男と共に買物せずに家路に着いた。今夜は次男の頭を見ながらご飯を食べることに決めたのであった。