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カテゴリ:若旦那の日記
衆院千葉補欠選挙で、自民党が小泉チルドレンを引き入り、民主党が自転車操業をしているころ、新嘉麻市でも元山田市市長と元稲築町町長が熱いバトルを繰り拡げていた・・・というよりも選挙カーで町をぐるぐる回っていた。元山田市長は、たまに山田ホルモンセンターにホルモンを買いに来るのだが、恰幅もよく教育畑らしい知的なおじさん、っていうのが私のイメージである。
山田市は人口が少なく、稲築町の方が人口が多いので、最初は劣勢と予想されていたが、なんと、嘉麻市の市長選に元山田市長が当選したのだ。嘉麻市の財政は今後5年は赤字状態だという。地域の活性化も大きな問題で行政・財政改革の他に、農業の振興等が今後のテーマになるであろう。 以前、組長会議でお会いしたとき市長さんは、教育を一番のテーマにしてゆくと仰っていたがこの町の根本的なテーマは少子高齢化問題ではなかろうか。市政で出来る教育問題の改善は教育施設などハードの面を強化してゆくとともに、お年寄りが住みやすい町を作るのが優先課題である。 もうひとつ重要なのが、子供が嘉麻市で育ったあと、希望をもって就労する場所が必要ではなかろうか。いくらお年寄りに住みよいまちになったとしても、やはり若者にはなんの魅力のないまちなのである。中学・高校を卒業した後、あるいは大学を卒業した後に嘉麻には有力な働き場所がない。全国的な少子化だけではなく、過疎化が少子化をますます推進している状況なのだ。 嘉麻市の主な産業である農業や林業、畜産業は後継者問題で継続できない業者が増えていると聞く。若者が希望を持てるまちに育てないと、このような産業は衰退してゆくばかりである。この問題は嘉麻市だけではなく、過疎化が進む地方のまちの根源的なテーマである。今後新しい市長さんにはこのような問題に真摯に対応してもらいたい。お願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月24日 22時22分30秒
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