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カテゴリ:若旦那の日記
私が住む福岡県は、毎年イベントのように台風がくる・・・
しかし今年の台風はちょっと違ったみたいだ。 例年だと沖縄、鹿児島等、南九州を強い勢力で北上し、北九州に入る際には程よく勢力を弱めてるはずだった。今年もニュースで、強い勢力を保ったままというが、いつものことと高をくくっていた。 午後3時、仕事を切り上げ帰宅する。 午後6時、日曜日のノルマである焼肉を若女将と楽しむ。 午後8時、大きな風の音にユン坊がびびる。 午後9時、大きな風の音が遠くから近くに寄ってくるのが聞こえる。 家がガタガタと大きな音を立て、外でバキバキと何かが破壊される音が聞こえた。 そして何かが、何かが、隣接している車庫に激突した。 同時に停電。 雨戸を閉め切っているため外で何が起こっているのかは想像しか出来ない。真っ暗闇の中懐中電灯1本で部屋を照らす。おそらく一番安全であろう狭い通路にユン坊を寝かせて3人で川の字でうつ伏せる。 空を飛行機が飛んでいるような音が近づく。若女将がささやく。また来るよ。おそらくそとではいろんな物が舞っているようだ。そして大きな音と共に右から左へ、上から下へ家の外を這いずり回っているようだ。 午後10時、1分おきに吹き返しが吹き付ける。真っ暗闇のため聴力が研ぎ澄まされる。 轟音と振動が恐怖感をいっそう煽る。 午後11時、そしてこの秋、一番の風が吹き抜けた。 何かがめくれる音と共に、何かが宙を舞って落ちていく音がする。外が見えないのでイメージでは車庫の屋根が吹き飛んだと思った。 午後11時半、少しずつ風がおさまり寝床につく。(電気の復旧は目処がたたないまま) 翌日目が覚めて外に出て見ると、庭に長さ5メートル、重さ100kg以上の梁が落ちていた。敷地内の車庫の横には、4m四方くらいの屋根が落ちている。どこから飛んできたのかと、近所を見てみると、お隣さんの駐車場に作られていた車庫が全て吹っ飛んでいた。それも家一軒分を飛び越して、うちの庭に降ってきたのだ。 今年の台風はかなり巻き上げたらしく、竜巻までとはいかないが、宙に巻き上がらないと家一軒を飛び越えるはずがない。その時に電線を切ったらしく停電になったのだと予想がついた。お隣さんはバツが悪そうに、そっちに飛んでいったみたいだね、と片付け始めいた。 よくニュースで、避難勧告も出ていないのに避難所でくつろいでる人をみて、本当はそんなにひどくないんでしょ、と思っていたが、今度大型の台風が来たら、私も避難所に行くかもしれない。昨日の台風は自然の脅威を教えてくれた貴重な体験だった。九州・中国地方で台風の被害に遭われた方々、お見舞い申し上げます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月18日 23時45分11秒
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