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久しぶりに祖母もお見舞いに行った。
98歳だ。 歩けるがさすがにぼけている。 私の妊娠の話を聞くと、非常に喜んでくれた。 祖母は3歳以下の赤ちゃんが大好きである。 「おばあちゃんのお誕生日の頃うまれるよ~」 と言うと、さらに喜ぶのかと思ったら。。。 「誕生日?いつだっけ?もう忘れた。急に言われても思い出せないよ。」 とのことだった。 ボケって最近の短期記憶に障害が発生するんだと思っていたけど、 こんな昔からのことまで忘れるんだ~と意外な発見だった。 「そうかそうか。 どうりでこの前会ったとき、後ろ姿がふっくらしとうなあ、と おもっとったんよ~」 この前会ったのって夏じゃん。 全然妊娠してないんですけど。(汗) それってただ太ったってだけではないでしょうか?(汗汗) 体重は変わってないけど、30過ぎるとねえ、肉のつき方が 変わって来るんだよねえ。。。。 まあ、98歳のおばあちゃんには10も30も誤差の範囲だろうけど。 まるでボケ老人と会話しているようだ。 あ、まるでじゃなくて本当にか。 そんな祖母の最大の関心事は、なんと 「地獄の改革」 であった。 早く地獄に行って、地獄を住みやすいところにする、 というのが彼女の現在の最大の目標だそうな。 地獄に堕ちると自覚している点が、ある意味潔い。 祖母は若かりし頃(といっても80代)、町内の暴力団事務所から 町内会費をとる、という恐ろしい役目を自ら進んで引き受けた 勇敢なばばあだ。 80過ぎのヨボヨボばばあを怪我させたり、殺したりしても、 暴力団にとって何のメリットもない。 口喧嘩では負けない。 怖い物は何もないのだろう。 しかし、地獄でえんま様に舌をとられたら、どうするんだろう? 絶対死なないから怖い物はないのだろうか? もし、改革が成功して、地獄がとても住み良いところになったら、 細木数子はどうするんだろう? 「地獄に堕ちるわよ」 という脅し文句が全く通じなくなる。 細木数子の仕事のためにも、ほかほかのひ孫を抱かせるためにも、 もう少しだけ長生きしてもらいたいものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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