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UKオート技研のメンテ奮闘記

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2021.01.06
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カテゴリ:ロードスター
アイドリングが下がらず、ハンチングすると言うことで
うちのブログを見ている方が相談に来店。
症状を見ると、エアアジャストを絞ってもようや1000rpmと言うところで
インマニまでのどこかでエア噛み込みと推定。

元々、回転数が高めということでスロットル周りの清掃を行ったそうです。
その時に、表題のスロットルコートを剥がしてしまい
東名パワードさんのスロットルコートを自前で塗布したそうですが
症状が治らなかったとのこと。

よくよく見てみるとスロットルセンサーがアイドル接点に戻っておらず
スロットルバルブとしては全閉まで戻っていない事が判明。

そして、スロットルボディを外させてもらい
スロットルコートを見てみると…
完全なベタ塗りで厚みも有り過ぎて、スロットルが閉じきってませんでした。

お客さんとしては、光漏れも無いからスロットルは閉じきっていると信じていたそうです。
しかし、これが盲点でして
光は漏れていなくても空気の流れる方向に隙間ができていたら、
そこから空気が漏れ出てしまうのです。
隙間が有っても正面からは重なって見えるので閉じているように勘違いしてしまいます。

今回のケースはバルブボディとバタフライが同時に全周シールされておらず、
回転中心のシャフト近辺が先にモリブデンコーティングでロックされてしまい、見える隙間を後から部分毎にベタ塗りしてとにかく前方向から見て光漏れしないように厚塗りを重ねたそうです。

と言うわけで、一度ガスケットリムーバーでコートを落としきり
再度塗り直しを実施しました。


東名パワードさんのスロットルコートを塗る場合のコツですが
まずしっかり容器の中のモリブデンを溶剤と混ぜることです。
振っても良いですが割り箸などで捏ねて混ぜた方が良いです。
2つ目に蓋に付いている筆は使わないことです。
太すぎるので、百均ので良いので7mm幅程度の平筆を使いましょう。

最後にベタ塗りとならないよう
筆に付ける量は減らして塗るのと
ウチではスロットルボディを温めて置いて薄く塗ります。一筆で一気に全周塗ります。

これを2〜3回繰り返せば、綺麗に塗布出来ます。
やり直したスロットルはダッシュポッドもスムーズに動きます。

で一日乾燥させてから組み付けします。
結果としては、アジャストスクリューを締め切るとエンストしそうなくらい回転数が下がるようになりました。
あとはアイドル接点を調整して終了です。








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Last updated  2021.01.06 11:43:56
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