テーマ:美術館・博物館(1487)
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2001年秋に 訪ねたロッテルダムのボイマンス美術館で、初めてイメージの絵を観て、その後ずっと気にかけていた画家が、このMaster of the Virgo inter Virgines (active 1475-1510) である。そのときのメモは、
***「処女のなかの聖母の画家]の「受胎告知」はこのましく、上品、繊細である。70cmぐらいの中くらいの絵で、天使ガブリエル/聖母とも少女のような感じである。実はどちらにも光輪も翼も無く、高貴な若い恋人たちの出合とみえなくもないほどの親しみ深い描写である。聖霊を象徴するハト、壷に挿した百合がかろうじて聖画にしている。 *** このMaster of the Virgo inter Virgines (active 1475-1510)はベルギーではなくオランダのデルフトかハーレムで活動した人のようである。フィレンチェのウフィッティでも作品をみることができたのでかなり知られた画家だったらしい。ところが、この名前(あだ名)のもとになった作品を観たことがなかった。 ようやく、ライクスミュージアムのサイトで画像処女たちのなかの聖母子 をみることができたのは、幸いなことだった。現在、ライクスはアスベスト問題で建て直しているところなんだが、サイトはむしろ充実しているようだ。 この 初期ネーデルランド画家 のサイト の各作品も、こんな作品があったのかという驚きがある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.08.21 06:40:54
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