新着記事一覧 | わたしのブログ by 南洋ショウビン

コツメカワウソ（Aonyx cinerea)　SEA OTTERS

食肉目、イタチ科で体調は４１～６０ｃｍと小さく夜行性である！数年前まで沿岸の無人島でも見られたが、一昨年の津波の後からは沿岸では見られなくなり、マングローブ林の中で家族単位で暮らしている！殆どが４～５頭の家族だ。

2006.10.10

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回遊魚を追ってインド洋からアンダマン海へ、そして、マラッカ海峡を南下する

イルカの大移動に遭遇した事が何度かありますが、群れの列は幅５０メートル前後、長さは１キロにも及びます！この群れに遭遇すれば漁師も釣り人も仕事にならず引き上げます。

2006.10.10

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バンドウイルカの群れ！

乾季、カツオの時期になれば沿岸で見られます！

2006.10.09

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マングローブ林とサンゴ礁の世界分布は一致する！

マングローブ林の世界分布は赤道を中心にベルト状に地球を取り巻き、北緯３１度付近が北限、南緯３２度付近が南限とされていますが、（移植したものは含まず）サンゴ礁の分布も全く同様です。海と森の生態系が繋がっている証拠とも言えます。マングローブ林の森で発生する有機物（葉緑体、植物プランクトン）が沿岸に流れ出て、さんご礁付近に棲み付きます。植物プランクトンは動物プランクトンに食べられ、動物プランクトンは小魚や回遊魚に食べられる。と云った様に食物連鎖で繋がっています。沿岸で見られる大型の生き物は！イルカ２種、ミズオオトカゲ、大型魚類ではカジキやヒラアジ、等の巨魚類、鳥類では大型猛禽類３種、サギ類からかわせみ６種、そして、マングローブの森にはコツメカワウソ、猿２種、その他小動物、リスやトカゲ、蛇類は多種棲息、猛毒を有する物もいます。これからその生き物たちの写真を掲載して参ります！

2006.10.09

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胎生種子と云う変わった種を持つ！

マングローブ種の約８０％は胎生種子科の植物と云われています。胎生種子、読んで字の如く！胎生で出てくる！一般の植物は果実の中に種があります。しかし、胎生種子科の植物は種が果実の表側に付いてます。一般の植物は新芽が出て、花が咲きそして受粉されます。受粉された時に胚乳と云われる種の源となる物が出来、その成長は果実と共に成長して行きます。だから、成熟した果実を中央部分から切れば、種は真ん中にあります。柿や梨、りんごの如くです。しかし、胎生種子科の植物は胚乳の成長は果実の数倍の速さで成長します。そして、果実の外側に突き出て成長して行きます。大型の胎生種子は約１メートルにも成長します。インゲンの化け物風です。先端には鋭い爪があり、成熟すると垂直に落下して、干潟が出ていれば刺さります。水位の高い満潮時に落下した種は刺さりませんが海水に横になって浮いてますが、１週間から１０日経ちますと根元から水分を吸っていて片方が重くなり、茶柱の如く立って潮流に乗って漂流を始めます。発芽する部分は水面に２～３センチ出ており太陽の光を得て光合成して葉が開きます。根が伸びて浅瀬に漂着して、根が絡みそこに自生を始めます。この様に漂流しながら成長、そして、テレトリーを広げて行く植物ですから漂木と書いて「ヒルギ」と云うようになったと云われます。先島諸島ではいまだにヒルギという言葉が残っております。紅型＝ヒルギ染め、ヒルギシジミ、などがそうです。

2006.10.08

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海と森の二つの生態系を持つ！

海と森の二つの生態系を持っているから熱帯雨林の森以上の生産性がある！干潮時に見える干潟や呼吸根には沢山のプランクトンや有機物が付着しており、それを食べるシオマネキやムツゴロウが棲んでいる。そして、潮が混んでくるとその潮に乗って来るのはプランクトンを食べる小魚たち、それを追って大型の魚も侵入して来る。大型魚は森の奥まで入り産卵する。そこで大きくなった稚魚はまた海に出て行く。海老が繁殖するのもマングローブ沿岸です。この様にマングローブの根元では海の食物連鎖が繰り広がっている、要するに海の生態系だ！そして、上の枝葉の所には昆虫、それを食べる野鳥、マングローブの新芽を食べる猿、スペクタクルリーフモンキー、根元に下りてシオマネキを食べたり、支柱根に先端を食べるカニクイザル、ミズオオトカゲ、コツメカワウソが生息している。森の生き物が集まる森の生態系だ！一本の植物が海と森の二つの生態系を有するのはマングローブだけである！この二つの生態系を持つマングローブの森に集まる生き物は１０００種に及ぶと云われる！

2006.10.07

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呼吸根と云う特殊な根を持つ！

沿岸に自生するこの植物は水には困らない訳だ。だから根はそれ程深くない。しかし、潮流や波に侵食されない様に枝葉の広がりの約６倍も横に伸びる。竹に似た地下茎を持つが、そこから大気中に向かって根が伸びている！それが呼吸根と云う。しかし、種によって呼吸根の形が異なる。支柱根、筍根、波形板根、膝根、小型板根、板根、波状根、などがある。大気中に伸びるこの根は大気中の二酸化炭素を吸収し、そして、葉から光合成によって酸素を排出している。酸素も二酸化炭素も一般の植物の１０倍に近いと云われる。だから、地球温暖化防止には無くてはならないとも云われる。そして、根を横に這わせる為に防災林にも欠かせない事が一昨年のインド洋沖大津波でも証明されている。

2006.10.06

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海水に浸かっても枯れない！

マングローブの幹を調べると海水程の塩分は含んでおらず、海水の１５～２０％程の塩分濃度だけです。根で濾過してるか又は葉で光合成する際に脱塩作業をしてるのでしょう！葉の裏に塩の粉が吹いてる物もあります。ですから、海水が無ければ育たないと云う訳ではなく、淡水でも充分に成長します。ですから海水に浸かっても枯れないと云う事が正解ですね！

2006.10.06

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マングローブ物語：まだ若い二次林の森！

ランカウイ島には、原生林、二次林、三次林とあってマングローブ自生林の面積は約５５００エーカーに及ぶが殆どが保護区に指定されている。森林局にて管理されており、乱伐の禁止、海老の養殖も禁止されている。人家も無いし、農薬の使用禁止が徹底されている。さて、このマングローブは一般の植物と異なる生態系が４つあります。１＝海水に浸かっても枯れない！２＝呼吸根と云う不思議な根を持つ！３＝海と森の２つの生態系を持っている！４＝胎生種子と云われる変わった種子で繁殖！次回にこれを詳しく説明致します！

2006.10.06

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マングローブ物語：マングローブと云う植物！

Mangroveとは樹の名前ではなく総称であると云われる。地域では、マンガル、マングルとか云っているが、３００年程昔にアフリカで発見されて、アメリカで研究が始まったと言われます。当時、アフリカではマンガルと云われており、日本語に直訳すると海の森となる。アメリカで研究が進むにつれ、判明して来た事は世界には相当数の種があり、種類ごとに群生していきやがて森を造る、集団（グループ）である。従ってマンガルの集団＝マンガル＋グループと言う二つの言葉が合体した合成語なのです。世界には１２５数種と云われ主に熱帯と亜熱帯に分布しており、赤道を中心にベルト状に群生しております。北緯３１．２度（先島諸島）が北限、南緯３２度オーストラリアの北部が南限とされています。世界分布１２５種の内５０％は東南アジアに群生し、マレーシアには約３５種といわれておりますが、先島諸島付近では６種類があります。マレーシアの地球の裏側はブラジルですがアマゾン流域にはマレーシアやタイで見られる同種が群生します。しかし、マングローブは野や山や丘の上には群生しません。全て沿岸の潮感帯です。先島諸島では昔から漂木と云われ種子は潮に乗って移動し繁殖して行きます。マングローブの種は全て海水に浮く様になっており浮き輪を付けています。変わった形をした種子は胎生種子と云われマングローブの８５％は胎生種子科の植物と言われています。

2006.10.06

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雨上がり？とか曇りは？

こんな素晴らしく綺麗なかわせみが現れる！チャバネコウハシショウビンと云う大型のかわせみ！

2006.10.06

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今日の天気は！

野生動物たちはその日の天候に左右されますが、風が強すぎても、ぎんぎん暑くてもあまり活動はしないもの！

2006.10.06

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雨季の景色はこんな状態！

雨季と云っても毎日がこうではありませんからご心配なく！

2006.10.05

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雨季の真っ最中！

ランカウイ島の雨季はいろいろなガイドブックでは４～９月になっておりますが、実際は５～１０月が雨季本番といえるでしょう！

2006.10.05

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5日の日記

*********************** Your mail has been scanned by InterScan MSS. *********************** ----- Original Message ----- From: > To: ??????@streamyx.com> Sent: Thursday, October 05, 2006 12:13 PM Subject: 5日の日記

2006.10.05

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2日の日記

***********************Your mail has been scanned by InterScan MSS.***********************今日も出発時は雨でした！しかし、雨の日に多く出現する生き物たちがいます！かわせみ、そして、かわうそ、とミズオオトカゲです。----- Original Message ----- From: >To: ??????@streamyx.com>Sent: Monday, October 02, 2006 12:20 PMSubject: 2日の日記

2006.10.02

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