なんてことない毎日が幸せ。
今年ももう3月。早いですね。明日はひな祭りですが女の子のいない我が家では毎年スルーでございます(笑)しいて言えば私が唯一の女子?なので気が向けばひなあられ買ってきて食べてます(数少ないちょこがお気に入り(*^-^*))こないだ息子も中学生になったかと思えば4月ではや3年生。うう・・・時がたつのが早すぎる・・私もこないだ40代に入ったかと思ってたのに今年はもう44歳になりますよ(=゚ω゚)ノあ~。もうそんなんかあ~。40歳になったばかりの頃は、二人目の事は半分以上諦めつつも、まだ、年齢的にもなんとか?なると思ってたところがありました。もし少しでも改善があったなら、可能性がちょっとはあるのかな?って淡い期待も、少しだけ、ほんとにちょっぴりだけ、ありました。でも、43歳になって、もうすぐ44となると、年齢的にも本当にボーダーラインのところまでいよいよきたんだな~って感じます。もちろん、45、46になっても妊娠、出産される方もいるけど、今の私にたとえ1%の可能性が残っているとしたとしても、もうそのために頑張るパワーは残ってないです💦今までも、もうこの先赤ちゃん産むことないだろうな~って思ってたけど、45歳という節目が目前になるとほんとにもう、自分の中では1%の可能性→0になったという感じがします。諦めた、というよりいよいよ本当にその時が来た、という感覚でしょうか。30歳で息子を産んで、そこからず~っと、私の30代は不妊治療一色で、必死に突っ走ってきました。ずいぶん無理な事もしてきました。精神的にも肉体的にも、金銭的にもただただ、二人目の為にささげてきたような、そんな30代でした。まさか自分がこんなに二人目で悩むことになるなんて、全く思っていませんでした。頭のどこかにいっつも二人目の事があるような、そんな日々でした。早くスタート地点に立ちたいのに、それさえも出来ない(卵が出来ない)自分がどれだけ歯がゆかったかしれません。ところが40代になって、いよいよ年齢的にもリスクが高まる歳に入って、なおかつ自分の状態が早発閉経であることが客観的にとらえられるようになると、だんだん『もう、頑張らなくていいかな』という、あきらめというよりはもう卒業して楽になりたい。そんな気持ちが芽生えてきました。不妊治療のつらさは経験した人にしかわからないと思いますが、結果が出ない日々がいつまで続くのか・・お金もかかるし、時間も取られて、なのに何にも結果が出なくて・・そんな毎日にピリオドを打てるなら、気持ちに整理が付けられるなら、どんなに楽かなあ。そう感じました。不妊治療に終わりを告げるなら、悔いのないようにできる限りの事はやっておこう。そう思って最後まで頑張りました。そして不妊治療の終わりは、通っていた先生の言葉に後押ししてもらう形で終わりました。その時の先生のお言葉です。(この日はたまたま代診の先生だったんです)『ここの先生は優しいから何も言わないかもだけど、私ははっきり言います。あなたの今の状態ではこれ以上治療をやっても卵が育つ可能性はほぼないでしょう。早発閉経のような人もたくさん来ますが、可能性のある人は1年の間に1回か2回は卵が育ち採卵できます。でもあなたの場合は1年以上たっても一度も卵が育たなかった。卵が育たないということは、それ以上の治療も望めないということです。幸い、あなたはお一人お子さんがおられますね。一人もいない方はここまできてもまだ、頑張られる方が多いです。ですが、あなたの場合はこの状態にきてまで私はまだ頑張れ、とは言いづらいです』このとき、私の中でようやく不妊治療から卒業する決心が、本当についたんです。とはいっても、やはり心の中では、特に10年ぶりに自発生理が来たときは、諦めていた思いがまたムクムクっと湧いてきて、『もしかしたら、いけるんじゃない??』って思ったものです(;^ω^)でも、だからといってまた前のように不妊治療に没頭できる時間も余裕もなかったし、もし奇跡が起きるならどんな状態でも起きるだろうって思ってましたが、ま、今は昔と違って夫婦生活もなかなかできる機会がなく(年だねえ~(笑))今に至りました(*ノωノ)『不妊治療、卒業しました!』と宣言しても、やはり今でもふとした時に『兄弟がいたらよかったな』『赤ちゃんってかわいいな~』って思う時があります。それはきっと、これからもずっと感じながら生きていくんだと思います。でもそれは自然な気持ちなので無理に封印せずに感じたことは素直に受け止めていこうと思っています。と同時に、『息子がいてくれてよかったな』って思いも年々強く感じるようになりました。私の心配をよそに、息子はたくましく育ってくれています。家族3人、仲良く暮らせている今が一番幸せだったという事はこの先、ずっと先になって本当に実感する日が来るでしょう。今日もとても平凡な、とてもなんてことない、とてもいつもと変わらない一日でした。そんななんてことない毎日を積み重ねて、なんてことない幸せをこの先もずっと・・・できるだけ長く・・・かみしめていけたらいいなと思います。