カテゴリ:登山
築ウン十年の社宅に住んでいるやまやろう。耐寒訓練は毎夜行っていた?ので、雪山の夜の寒さは、大してこたえなかった。
稜線上をひたすら登る。上に行くほど斜度は緩くなるので、スピードが上がる。天気は回復傾向。青空が広がってくる。眼下には黒部の扇状地が、雪で真っ白である。 木の枝に貼り付くエビのシッポをストックでパンとはたくと、乾いた音を立てきらめきながら崩れていく。やまやろうは雪山が好きだ。荒天の後の静けさ漂う山の中が好きだ。荒れ狂った風雪が残した土産が、エビのシッポであり、シュカブラであり、輝く雪山である。全てが、被写体となる。 僧ケ岳が大きい。そして遠い。こんなにも大きな山体であったか、と改めて驚く。青空の下に純白の衣をまとう僧ケ岳。この山は女性的な山だと、やまやろうは思う。美しくて、ため息やら歓声やらがめいめい自然と発せられる。こんな景色は、麓からでは見られないのだ。来て良かった。 昼食休憩した鞍部は、前僧ケ岳の特等席。まぶしいくらいの山肌、屹立するモンスターの群れ。めしもそこそこ夢中でシャッターを押しまくる。この景色を求めて今回山に入ったといっても過言ではない。 烏帽子岳の山頂は、平らな雪原となっていた。登頂前からあいにくガスがかかってきて、いまいちな記念撮影となってしまった。ここからは下るのみ。シールをつけたまま、そろそろ下る。いきなり頭から転ぶ。荷物が重くて起き上がれない。それもまた楽しい(天気が良いから余裕がある)。 1200某の平らな稜線にテントを張る。自分の住んでいる近くの山に、こんな素敵なテントサイトがあるなんて。BCにしてスキー三昧したいところだ。酒飲んで、紅白聴いて、夜はふける。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/01/01 03:43:17 PM
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