カテゴリ:こども
昨夜は嫁さんの実家に泊まり、川の字になって寝る。数時間おきに授乳となり、熟睡とはならない。夜中にギャースカ泣かれても、うざいとかうんざりとか感じず、何とかしてやりたいという気持ちでいっぱいである。父親遺伝子発現中のようである。
まんじりとしないまま朝を迎えたが辛くはない。その後も日中ずっとお守りをしていた。息子と向き合う時間はまだ短いが、なんで泣いているのかが、おぼろげながら分かるようになってきた。オムツなのか、おっぱいなのか、それともゲップが出なくて苦しいのかは、泣き方が微妙に異なるのである。やまやろうが勝手にそう思っているだけなのかもしれないが。 大人しく寝ている時間を見計らって『ぶどう原に雪ふり積む』を読破する。日常の思いをノートに綴ったものを補筆したエッセイ集である。著者の生活がありありと脳裏に浮かぶ内容で、非常に生々しい。若い時の無理がたたって入院したくだりなど、やまやろう自身の行動と重なるところがあり、なぜか目頭がかーっとなった。 著者と幸運にも知り合い、数年が経つがその頃は現役から遠ざかりつつある時期であった。その昔、現役時代には、激しく山行されていたことが、本人の著作や写真集などから分かるのであるが、やまやろうがご当人を見るだけでは、そんなことは分からない(観相学をやっているわけでもないから、顔をみるなりその人の人生を当てられるわけがない)。文字や写真でしか当時を知る術はない。その人の歴史は、何かに残しておかないと、永久に失われてしまうようである。 G会には50年の歴史がある。やまやろうは生まれていないから分からないのだが、今記録を掘り起こしてみると、その重みが非常に感じられる。先人の山に対する熱き思いが、資料から感じ取ることができる。生半可な気持ちで会員を続けることは、予期せぬ事情(転勤、結婚、病気など)で会を離れた方々にとっては失礼なことにあたる。会にいられる幸せを感じながら、これからも会を存続させる努力と、キラリと光る山行を実践していきたい。それが、現役会員の使命であろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/06/17 10:55:23 PM
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