やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2010/07/28(水)22:00

僧ヶ岳が自然公園に

登山(2570)

今朝の北日本新聞より。 『県は、魚津、黒部両市にまたがる僧ケ岳・駒ケ岳地区の約6千ヘクタールを「僧ケ岳県立自然公園(仮称)」に指定する方針を決め、27日開かれた県環境審議会(会長・宮下尚富山大名誉教授)に諮問した。審議会の答申を受け、早ければ23年度中の指定を目指す。』 僧ヶ岳の豊かで独自な自然環境が、そのような指定に諮ることを後押ししたと、やまやろうは思っている。地元魚津市民としては、公園指定となるのは嬉しい限り。これを機に、多くの観光客・登山者がこの一帯に訪れることを願う。 記事の中には、 『風致景観保護のため動植物の採取や開発などを制限する一方、指定後は現在の利用実態を基本に、登山口の駐車場や避難小屋、便所、誘導標識、ベンチなどを整備するほか登山道を改良し、利用促進を図る』 とある。 僧ヶ岳が、現在よりも快適で登りやすい山になる事が大いに期待できるわけである。しかし今月の宇奈月からの林道は、ひどい土砂崩れが発生していた。記事の内容に従えば、これは修繕されて最低でも烏帽子尾根登山口までは開通すると読める。廃道は免れたわけだ。きっと予算もいっぱいついて、今よりも素晴らしい林道になるだろう(これ以上どう立派にすれば…)。 新聞に掲載された公園候補地の形から、魚津側は東又谷の滝倉谷付近を南限にしながら、駒ヶ岳からつばき尾根(とちの湯コース)までを含むと想像している。そうしたら滝倉谷付近から駒ヶ岳へ突き上げる登山道ができてもおかしくはない。僧ヶ岳からのピストンではなく縦走という形で駒ヶ岳を踏破できる可能性も出てきたわけだ。 現在の縦走ルートは長いうえに水場がない。しかし登山道が整備されたうえに、避難小屋や便所などができれば、かなり安心感は高まる。登山者が増えて踏み跡もより明瞭になっていくだろう。 純粋に、登山行為を愛する者ならば大歓迎に至る自然公園指定である。やまやろうとしては半分以上は賛成に傾いている。残りの部分はこれ以上の開発の繰り返しは、山体を傷つけることになるのではないかという懸念で占められている。登山は好きだが自然も好きだ。いつまでも変わらぬ姿であって欲しいものだ。郷土の山がどういう変化をたどるか、今後注視しておかねばならない。

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