テーマ:山登りは楽しい(12108)
カテゴリ:登山
4:30 起床。酔って重ね着することすらできずに シュラフカバーに入っていた。いつ寝たかも不明。 朝食は塩ラーメン。 5:53 一ノ越に向けて出発。気温は15℃。 丘に上がる階段の勾配が、飲み過ぎの身体 には辛い。 後半は雄山の山裾を斜めに上がる。 7:19 一ノ越に到着。休憩もそこそこに龍王岳に 向かう。ガスが濃くてフェースの状況が掴めない。 雪渓を横断して直接フェースに接近しようとする ぬまつち-K山パーティーと、東尾根からフェース 接近しようとするやまやろう-tのさんパーティー が分かれてしまった。 8:05 北面フランケに取り付く予定が、東尾根に 来てしまった。下り過ぎたね。まあ、足慣らしに 東尾根を登ってみよう。 8:25 ロープの準備を整え、クライミング開始。 尾根上はロープがなくても平気。ハイマツの枝を 掴めば問題ない。 レベルを上げたければ、左方に寄って岩を掴めば 良い。キャメロットが使える。ハーケンは時間 短縮のために使わなかった。強固な支点は少なく、 頼りないハイマツを使ってみたりした。 東尾根は2ピッチ登った。これ以上進んでも登攀 魅力に乏しいので、尾根の北側をトラバースして 北面フランケに移動する。 9:31 I峰フェース下に着いた。残置ハーケンが あることからルートだと分かる。 ハイマツ帯がつながるスラブから左方の壁に乗る。 その先は日本登山大系にも記載のあるハイマツの バンドに至る。ここでピッチを切る。 ハイマツのバンドでのビレイ。 正面には岩壁、右方にはハーケンの残置が見える。 ルートとしては左方のスカイラインに出るのが 容易と見た。 スカイラインに出ると、ハイマツとクラックが 豊富で登るのが楽しい。敢えて難しいルートに 挑戦、キャメロットをかませてからクラックを 乗り越す。 10:40 I峰到着(セカンド終了)。 10:49 ロープを収納し、離れたぬまつちパーティ と合流すべく、東尾根を登る。 11:12 合流できた。彼らはIII峰を登攀していた。 四名が合流して龍王岳山頂を目指す。 東尾根は、意外としょっぱいルートだ。かつて 単独で歩いたことがあるが、えーこんなにーと いう印象を新たにした。 11:46 龍王岳(2872m)。ガスのためか誰も いない。ぬまつちパーティは登山靴を開始点に デポしてきたということなので、全員で回収に 向かう。 やまやろうパーティはクライミングシューズを 持ちながら、履き替えが面倒だったので登山靴で 登攀したのであった(大した壁ではないし)。 12:00 龍王岳を下山。やまやろうとしては、 龍王岳基部のボルダーで遊んで帰るくらいの気分で いたが、靴の回収があるものだから岩ガラガラの 谷を下ることになった。 12:20 IV峰下部に到着。時間はある。もう一本 登ることにした。やまやろうはIV峰の垂壁に恐れを なし、III峰に移動した。 III峰-IV峰間のルンゼを少し詰めたところに、 ハイマツの付いたルンゼがあった。ここなら登攀 可能と判断した。 12:52 取り付き点。ハーケン二枚を叩き込んで 支点とした。ホールド豊かなスタートから、草木 の慎重なトラバース。支点を多めに取る。 スカイラインに出たら大丈夫だが、支点の確保に 苦労する。III峰までロープは延びたがピーク 周辺に支点が確保できないのだ。 キャメロットを岩溝に入れてみたが効きが不十分。 少し下ってハイマツの太い枝で支点を取る。 13:28 III峰の登攀は1ピッチで終わる。もう少し 骨があると思っていたが。 III峰-IV峰間のルンゼを下り、難なく下部へ。 ぬまつちパーティは登攀中なので待つ(13:51)。 ルンゼ下降中に撮影したIII峰のルート。 後半はスカイラインの裏側へ移動している。 IV峰登攀中。空荷で3ピッチ。 寒かったので二人してツェルトを被っていたが、 それが遭難者に見えたみたい。登山道から二回 声を掛けられた。「問題ないです」と答えた。 15:10 ぬまつちパーティが懸垂下降を無事に 終了。K山さんは凄いところを登ったのー。 15:26 下山。雪渓を横断して一ノ越に向かう 登山道に合流するのが近道と判断した。 帰路で撮影したI峰のルート。 後半はスカイラインの裏側へ移動している。 15:53 一ノ越と龍王岳の間の登山道に合流。 15:58 一ノ越。雷鳥沢キャンプ場までひたすら 下るのみ。 16:53 帰幕。ものすごく疲れた。最後の最後、 称名川からキャンプ場への登りで足が出なかった。 龍王岳北面フランケでは、積極的に困難なルート を取るべし(そうしないと楽しくない)。
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Last updated
2018/08/16 02:51:16 PM
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