テーマ:山登りは楽しい(12030)
カテゴリ:登山
●ここがイイ! (1)シンプルな外観と驚きの軽量さ 購入に至った最大の理由はこれである。 Simple is best. 軽さは正義。ウェストベルトの クッションなどを外せば更なる軽量化が可能。 クライミングハーネスを装着して担ぐ場合は、 テープ状のベルトだけにした方が腰回りが すっきりするだろう。 (2)雪が付きにくい構造と素材 今回の訓練では降雪がなかったこともあるが、 雪の付着がほぼゼロであった。さっとブラシで 払うだけで、テントに入れることができた。 山行前には防水スプレーをまんべんなく吹き つけておくことは基本でありますぞ。 (3)ウェストベルト付け根に雪が入るような 隙間がない グレゴリー最大の不満点は、この部分が複雑で 付着した雪がかき出しにくいことだ。 両脇のネットポケットも実質、雪入れになって いた(後年切り取ったらましになった)。 BDはスッキリしていて好印象。 (4)クランポンポケットが便利 クランポンに加えて、ツェルトがギリギリ入る 大きさのポケット。すぐに出したいものを ここに入れておくのが良いだろう。無雪期なら 水筒とか。 (5)パック側面にサーマレストが装着可能 ストラップが十分に長いので、Z-Liteの120cm は余裕で固定できた。逆に言うと、側面くらい しかマットを付ける場所がない。 共同装備のテントマット(薄手)をどう付けるか で悩んだ。アライテントのマカルーなら、パック の内側に筒状に入れて支えとするのだろうが。 写真のように見苦しい形でパッキングすることに なった。 (6)パックが自立する 地味に便利。細身な割にバランスが良い。 (7)チェストストラップが片手で付けられる 地味に便利。雌バックルがショルダーストラップ に直付けされているので、ぐらつきがないのだ。 そのため雄バックルを押し込めば片手でも装着が 可能なのだ。 ●ここがちょっと… (1)意外と物が入らない・・・? 今回の山行では荷重訓練を兼ねて本番同等の 荷物を担いだ(寒さ対策の着替えが多い)。 ほぼパンパン。本番では更に食料が増える。 50mロープも含めたら全然入らないのでは。 かなり心配なところだ。何か(酒以外w)を削る しかない。 (2)トップリッドの容量が物足りない グレゴリーはナルゲン二本を詰めても余裕の 容量があった。BDはそれらにちょっとしたもの を加えたら、開口部を左右から寄せないと ジッパーが閉まらなくなった。 形状が上すぼみで余裕がないのだろうな。 トップリッドに入れるものは厳選せんならん。 (3)トップリッドのジッパーの耐久性が気になる 入らないから力を入れて閉めることになる。 ジッパータブはひとつなので、それが壊れたら 開閉不能ということだ。 グレゴリーはタブは二つあって、ジッパーのコマ が一部ダメになっても大きく開く方のコマを使う ことで支障なく開閉できた。 (4)ストラップの色と形が全て同じで間違えやすい (5)シンプルゆえに外付けに工夫が必要 ピッケル・バイルホルダーはしっかりしたものが 付いているが、それ以外のワカン、スコップなど を付けるのに工夫が必要だ。 片側にマットを付けたらそれで終わり。もう片方 で残りの装備を付けるしかない。 今回は初使用ながらも、結構美しくパッキング したつもりである。 (6)パックを普通に担ぐと後方に引かれる 感じがする クライミングを重視したら、そういうバランスに なるのかな。上方に顔を向けやすいのは確かだ。 登る斜度によって感じ方が変わるかもしれない。 またスキー滑走時の印象も今後調べてみたい。 ●総合得点:80点 まだ二日間しか使っていないので、良し悪しの採点
をしにくいところがあるが、基本的なところは 合格水準だ。 後はやまやろうのマニアックな要求を満たすか どうかで、加点もあり得る。次回の使用はおそらく 正月山行(本番)になるだろう。 一番気になることは、本番で必要な装備が全て入る かどうか。雪山訓練ではあまり考慮しなかった、 嵩張るものをどう詰め込んでいくかが鍵となろう。 入らなかったらどうしよう。グレゴリー復活? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018/12/04 10:17:45 PM
[登山] カテゴリの最新記事
|
|