6551760 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2018/12/04
XML
カテゴリ:登山
ブラックダイヤモンド・ミッション75​!
グレゴリー・フォレスター72に代わる大型
パックを購入した。それを早速、剱岳早月尾根
での雪山訓練で使ってみたので、率直な意見を
書いてみよう。

●ここがイイ!
(1)シンプルな外観と驚きの軽量さ
購入に至った最大の理由はこれである。

Simple is best. 軽さは正義。ウェストベルトの
クッションなどを外せば更なる軽量化が可能。

クライミングハーネスを装着して担ぐ場合は、
テープ状のベルトだけにした方が腰回りが
すっきりするだろう。

(2)雪が付きにくい構造と素材
今回の訓練では降雪がなかったこともあるが、
雪の付着がほぼゼロであった。さっとブラシで
払うだけで、テントに入れることができた。

山行前には防水スプレーをまんべんなく吹き
つけておくことは基本でありますぞ。

(3)ウェストベルト付け根に雪が入るような
隙間がない
グレゴリー最大の不満点は、この部分が複雑で
付着した雪がかき出しにくいことだ。

両脇のネットポケットも実質、雪入れになって
いた(後年切り取ったらましになった)。

BDはスッキリしていて好印象。

(4)クランポンポケットが便利
クランポンに加えて、ツェルトがギリギリ入る
大きさのポケット。すぐに出したいものを
ここに入れておくのが良いだろう。無雪期なら
水筒とか。

(5)パック側面にサーマレストが装着可能
ストラップが十分に長いので、Z-Liteの120cm
は余裕で固定できた。逆に言うと、側面くらい
しかマットを付ける場所がない。

共同装備のテントマット(薄手)をどう付けるか
で悩んだ。アライテントのマカルーなら、パック
の内側に筒状に入れて支えとするのだろうが。

写真のように見苦しい形でパッキングすることに
なった。

(6)パックが自立する
地味に便利。細身な割にバランスが良い。

(7)チェストストラップが片手で付けられる
地味に便利。雌バックルがショルダーストラップ
に直付けされているので、ぐらつきがないのだ。

そのため雄バックルを押し込めば片手でも装着が
可能なのだ。

●ここがちょっと…
(1)意外と物が入らない・・・?
今回の山行では荷重訓練を兼ねて本番同等の
荷物を担いだ(寒さ対策の着替えが多い)。

ほぼパンパン。本番では更に食料が増える。
50mロープも含めたら全然入らないのでは。
かなり心配なところだ。何か(酒以外w)を削る
しかない。

(2)トップリッドの容量が物足りない
グレゴリーはナルゲン二本を詰めても余裕の
容量があった。BDはそれらにちょっとしたもの
を加えたら、開口部を左右から寄せないと
ジッパーが閉まらなくなった。

形状が上すぼみで余裕がないのだろうな。
トップリッドに入れるものは厳選せんならん。

(3)トップリッドのジッパーの耐久性が気になる
入らないから力を入れて閉めることになる。
ジッパータブはひとつなので、それが壊れたら
開閉不能ということだ。

グレゴリーはタブは二つあって、ジッパーのコマ
が一部ダメになっても大きく開く方のコマを使う
ことで支障なく開閉できた。

(4)ストラップの色と形が全て同じで間違えやすい
サイドストラップとトップリッドのストラップが
同じ青色であるため、付け間違えることがある。
2018年モデルでは二色になり改善​。

(5)シンプルゆえに外付けに工夫が必要
ピッケル・バイルホルダーはしっかりしたものが
付いているが、それ以外のワカン、スコップなど
を付けるのに工夫が必要だ。

片側にマットを付けたらそれで終わり。もう片方
で残りの装備を付けるしかない。

今回は初使用ながらも、結構美しくパッキング
したつもりである。

(6)パックを普通に担ぐと後方に引かれる
感じがする
クライミングを重視したら、そういうバランスに
なるのかな。上方に顔を向けやすいのは確かだ。

登る斜度によって感じ方が変わるかもしれない。
またスキー滑走時の印象も今後調べてみたい。

●総合得点:80点
まだ二日間しか使っていないので、良し悪しの採点
をしにくいところがあるが、基本的なところは
合格水準だ。

後はやまやろうのマニアックな要求を満たすか
どうかで、加点もあり得る。次回の使用はおそらく
正月山行(本番)になるだろう。

一番気になることは、本番で必要な装備が全て入る
かどうか。雪山訓練ではあまり考慮しなかった、
嵩張るものをどう詰め込んでいくかが鍵となろう。
入らなかったらどうしよう。グレゴリー復活?





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2018/12/04 10:17:45 PM


PR

Profile

やまやろう

やまやろう

Free Space

Calendar

Archives

Category

Keyword Search

▼キーワード検索

Freepage List


© Rakuten Group, Inc.