テーマ:山登りは楽しい(12245)
カテゴリ:登山
GW合宿のチーフリーダー(CL)は、
Mし君であった。基本的には彼が状況判断 して、行動を決める役割。 本山行において2回、重要な状況判断が あった。 1日目の幕営地選定と2日目の雪質の判断。 どちらも、やまやろうが「どうかねー」と いう持ちかけをしてみた。個人的判断から まずいなと思ったから。 CLは素直にそれに従った。ああ、おらは サブリーダーなんですよ、付き添いなのです。 1日目は遅い入山であったが、順調に高度を 稼いだ。夕方までには稜線に出る計画だった。 が、予想外の新雪で、ラッセルを強いられる。 GWの山行なので、ワカンは携行していない。 猫又谷を詰めていると、下方から雲が上がって 来るのが見えた。幕営地を探しながら登高せよ と指示を出した。 結局は、選んでいる時間的余裕がなくなり、 やまやろうが選んだ場所(1800m)で幕営する ことになった。 2日目は晴天で、絶好の登山日和。 しかし雪質が悪すぎた。前日14時過ぎ から激しい雪が降り、15~20cmの ザラメ雪が積もる。 朝、登りつつ簡易的に弱層テストしたら、 表層5cmにおいて、手首曲げの力で破断。 これは危険だろうと、CLに伝えた。即時 撤退した。 下山の判断は間違っていないと思っている。 同行者も同じ意見だった。 しかし、先輩が判断を下してしまったら、 その先輩の力量以上の山行はできないという ことに気が付いてしまった。 ああ、これは良くない。CLは勢いに任せて ガンガン行こうと思っていた。 本来は、CLの判断を尊重しなければならない。 その行動が、状況判断しながら、自分なら行ける! と思ってやっているのか、危険な状況だと判断 つかないまま突っ込んでいるのかで、中身は大きく 変わるのだよねー。 今回は後者な感じだったので、アドバイスして 良かったかな。 今後、ちょっとしょっぱい山行するに当たって、 経験者が個人的経験からその山行を判断するのって 良くないよね。 例えば超絶優れた新人が来たら、おらの経験なんて 全く役に立たない。そいつがガンガン引っ張る方が よっぽど会のレベルアップになる。 自分は大したことができないけれど会長になった。 レベルの高い人が来たら、そういう人に任せれば いいし、教え方の上手い人が教えればいい(おらは 教えるのが下手)。 ただ、長年山に入っているから山勘はあって、危ない ところは指摘していかなければならないと思っている。 煩がられると思っているけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021/05/04 07:57:13 PM
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