やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2021/05/10(月)23:09

GWの猫又谷で、何を考えながら登っていたか。

登山(2622)

客観的事実に基づいた判断を 下しながら登り、結果撤退した。 記録はこちら。 ​1日目​ ​2日目​ 1日目に雷と共に激しく雪が降ったので、 翌日の登高は厳しいことが予想された。 稜線に着いたとしても、その先のラッセルを 考えると、毛勝三山縦走は無理かなと思って いた。 雪質は大丈夫かなあと思いながら2日目は 歩き始める。簡単な弱層テストを歩きながら 試してみる。 これはスキー山行でも推奨されているので 真似してみた。 笑っちゃうくらい雪の結合力がなくて、 いつ撤退宣言しようかと考えて登っていた。 判断基準は、雪層がどこでどんな力で破断する かだ。 手首曲げで、表層5cmが破断したら無理でしょ。 メンバーの中には怖さを感じながら登っている 人がいた。 その感覚は、とても大事だと思う。場数を踏めば 何か嫌だとか、怖いとか思う状況は出てくる。 やまやろうは嫌らしいなとは思っていた。 感覚的に、やばいと思って即時下る人もいれば、 やまやろうのようにやばいと思いながら客観的 事実に従う人もいる。天気が良かったから、 あわよくば稜線に立てないだろうかという淡い 期待もあったのだ(だから登っている)。 弱層テストの結果から、納得の撤退だった。 リーダーのいない個人の集まりの隊だったら、 こういう場合どうなるのかね。漫然と登る? 誰が撤退の判断を下す?それに各個人が納得 する? SNSでお気楽に集まって雪山に登るなんて、 おら怖くてできんわ。

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