テーマ:山登りは楽しい(12111)
カテゴリ:登山
会社帰りにさっそく試乗してみた。 各社から色んなキックスケーターが出ているが, 「SUNPIE」なるブランドのもの。
車体重量は5.6kg、耐荷重は100kgである。 自分の体重と雪山装備を担いでも耐えられる仕様だ。 車輪は直径20センチと大きく、安定感がある。 多少小石を踏んだり溝を越えても、ハンドルが取られる ことは少ないだろう。 早月川右岸河川敷は車の往来が少なく、かつ平坦だ。 サイクルヘルメットを装着してそろりと走り出す。 河川敷なので当たり前だが上流に向けて緩やかに 登っている。一蹴りでそれなりに進むが、蹴る回数は 多いと感じる。 中腰体勢で蹴り続けるので、身体を支える方の脚が 疲れてくる。適度に蹴る脚を交替することになる。 やまやろうは左脚で蹴る方が力強かった。効き脚には 個人差があるだろう。 自動車が二速で上がるような坂は、蹴って進むことは できない。大人しく押して歩こう。 どこまでの斜度なら蹴って進めるかは、色んな道を 走ってみないと現時点では分からない。 その坂でブレーキの効きを確認したが、結構強力だと 感じだ。これなら下り坂で速度制御不能になることは ないのではないか。 650mくらい走ってみると、5km/分のペースだ。 自分のジョギングペースよりかは早い。 とっても早く移動できるわけではないことが分かった。 これで斜度がきつくなったらさらに速度は落ちる。 蹴っても蹴っても前に進まないのではなかろうか。 その代わり、緩い下りであってもほぼ漕ぎが不要な くらい車輪が転がってくれた。 キックスケーターの真の使い方は、下りの移動時間を 早くすることなのだ。 乗る位置によっても身体への負担が異なる。 ハンドルに重心を近づけた方が、蹴り出す脚が軽い。 腰は落とした方が足裏が長く地面と接触するので 蹴り出し効率が良くなる。 片手運転は結構怖い。顔をちょっと触りたくても、 ハンドルを取られる可能性があって全く手放せ なかった。 サスペンション付きだが地面の振動は掌にモロに響く。 グローブ着用を推奨する。 路面の状態は乗り心地に大きく影響する。 砂利が含まれる白っぽいアスファルトは(写真の左側)、 サスペンション付きでありながらかなり振動を感じる。 砂利の少ない黒っぽいアスファルト(写真の右側)なら 問題なく走行できる。 林道では砂利が多い路面が多いのではないか、だったら 移動が辛いかもしれない。 (゚∀゚) 結論。キックスケーターは、ジョギング以上自転車以下の 何とも微妙なポジションである。 バックパックを背負ってジョギングすると荷物が揺れて 不快だが、キックスケーターならそれが緩和される (そして少しスピードアップ可能)。 そこはメリットになる。ただし疲れ具合は変わらない。 下りは時間短縮に大きく貢献するだろう。黒っぽい アスファルト路面かつ緩い林道の場合は、徒歩との差は 拡大するはずだ。 急坂や砂利道では危険なので使用すべきではない。 使う林道を選ぶ乗り物だ。 大きいクルマを持っている人なら、始めから自転車を 選んだ方がよろしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/04/19 09:11:00 PM
[登山] カテゴリの最新記事
|
|