2008/05/19(月)18:44
桜咲き残る生藤山
連休に山桜が咲き残る三国山・生藤山を目指した。
古めかしい(1100年前)神社にお祈りをしジグザグの九十九折を登る。
生藤山は、途中に三国山があり東京、神奈川、山梨の三県にまたがるところにある。
所々に山吹が咲き誇る。
写真を撮り忘れたが斜面一面に山吹が咲いているところがあった。
山吹や雪崩れるやうに山斜面
一人静も開いてしまうとなにか物足りなさを感じる。
一時間ほどで峠に出る。
新緑や木々に隙間のまだあれど
新緑が美しい。
老木の高きに揺るる残花かな
半分くらい散っていたが途中の道に桜が残っている。
この山は桜並木が美しい山として知られているようだ。
山の汗ほどよく乾き鴬鳴く
風も少なく、かといって暑くもなく。
日本武尊の伝説の残る甘草水がある。
ここから少し歩いて三国山に着く。
写真中央が三国山の桜。(後から振り返って)
三国の峠の道に残花散る
ここから生藤山を登って陣馬山(当初の予定)へ行くコースと左に曲がって熊倉山を通って奥多摩方面に行くコース(気が変わってこちらを行った)がある。
高尾・陣馬山の地図と奥多摩の地図の境にあるため熊倉山コースには今まで気が付かなかったが看板を見て熊倉山コースを進むことにした。
生藤山から今来た道を振り返ったら山桜が美しい。
生藤山から三国山にもどり熊倉山コースへ。
新緑と桜、つつじが美しいコースだ。
うぐいすや隙間の多き木立から
古草に若草競ふ山の道
熊倉山から。左が生藤山、真中が三国山。
振り返る山稜に映ゆ山桜
ここからは幻想的な新緑の中を。そしてうぐいすの声。
うぐいすや新たな山の道を来て
木々の葉の揺るるほどでも春の風
新緑や旧弊を断つごとく映ゆ
奥多摩の五日市方面のバス停へ。
そこが2年程前冬に二時間ほどバスを待ったバス停だった。
今回は一時間ほどで済んだ。
八重山吹咲き誇る地にバスを待つ
バス停にある音入れ。
次は、鹿児島、阿蘇山を書く予定です。