恋のススメ。
先月、おじいちゃんが亡くなった。これで、私のおじいちゃんは2人ともいなくなってしまった。すごくかわいそうな亡くなり方で、母はショックを受けていたけれど、私は涙も出なかった。おじいちゃんは、誰にも気づかれず、静かに死んでいった。おばあちゃんが同じ家にいたのに、死んでることに気づかなかったらしい。食事も、水すらほとんど飲まなかったようで、カラカラになってたと先生は言ってたらしい。そんなおじいちゃんを見つけたのは、うちの母だった。父方のおじいちゃんだけど、母はとてもかわいがられていて、母もおじいちゃんをとても慕っていた。だから、一番ショックを受けていたのは母かもしれない。そんなおじいちゃんの思い出。おじいちゃんは、とてもハイカラな人で、私も大好きだった。一番心に残っている言葉は、「恋をしなきゃいかん」という言葉。そのとき、おじいちゃんはすでに75歳位だったと思うけど、年齢なんて関係なく、恋はしないといけないと力説していた。恋はいろんな力を持ってるらしい。人を元気にする力。人をキレイにする力。人を成長させる力。私は、おじいちゃんのその言葉をずっと大事にしてきた。そして、これからも大事にしていこうと思ってる。「恋はしないとダメ」それは、結婚してからも、出産してからも、ずっと。今好きな人いますか?素敵な恋愛してますか?私は、その問いにこれからも「イエス」って言えるように、家事にかまけず、育児に傾倒せず、仕事一筋にならず、恋もしようと思います。相手は旦那じゃないかもしれない。だから、旦那にも浮気くらいはぜひともしていただきたい。うちの旦那は、私より若いし、すごくいい男だし、飲みに行けばお店のおねえちゃんからの評判もいいから、浮気は簡単だと思う。でも、どうせするなら、素敵な浮気をして、もっといい男になってほしいな。私も負けないように、いい恋して、もっといい女になって、もっと旦那から愛されるように頑張ります。おじいちゃん、今までありがとう。ひ孫を見せられなかったのはとても残念。でも、天国からいっぱい見ていてくださいね。私も、娘も、これからもっともっといい女になっていくからね。おじいちゃんも、天国でたくさん恋してください。娘がもう少し大きくなったら、私もおじいちゃんの言葉、娘にプレゼントするからね。「恋はしなきゃダメよ」って。