2022/02/13(日)06:44
雪に映える薔薇のごとく
『雪に映える薔薇のごとく』 エミルー・ハリス
「Roses in the Snow」 Emmylou Harris (80)
2年連続 [グラミー賞最優秀カントリー女性シンガー] の栄誉に輝く美しきエミルーの魅力がこぼれる……
A面
1. 雪に映える薔薇のごとく - Roses in the Snow
2. 見知らぬ旅人 - Wayfaring Stranger
3. 緑の牧場 - Green Pastures
4. ボクサー - The Boxer
5. 夜明けをこがれて - Darkest Hour is Just Before Dawn
B面
1. さすらう心 - I'll Go Stepping Too
2. 別れの朝 - You're Learning
3. ヨルダン越えて - Jordan
4. ミス・ミシシッピー - Miss the Mississippi and You
5. 金時計と鎖 - Gold Watch and Chain 関東甲信地方では13日夕方から大雪に警戒を――とのこと。お気を付けくださいまし
なので今回も “雪” の入った邦題を…ということで米国のカントリー・シンガー、エミルー・ハリス(Emmylou Harris)が80年にリリースした7thアルバム「雪に映える薔薇のごとく(Roses in the Snow)」を取り上げてみたい。
エミルーはグラミー賞を何と14回も受賞しており、18年にはついに生涯功労賞を授与され、カントリー・ミュージックの殿堂入りも果たしている偉大な女性カントリー・シンガーである。
そんな彼女の澄んだ歌声と純朴な音楽に心が洗われるようなこのアルバム、参加ミュージシャンもカントリー界の豪華な顔ぶれがズラリ。
ギターにはアルバート・リー(Albert Lee)やウィリー・ネルソン(Willie Nelson)、リッキー・スキャッグス(Ricky Skaggs)やトニー・ライス(Tony Rice)等が、バックヴォーカルでドリー・パートン(Dolly Parton)やリンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt)、ジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)らの名前も。おおッ、カントリーに微塵も興味のない私でも名前ぐらいは知っている方達ばかりだ。
4曲目の “ボクサー(The Boxer)” はサイモン&ガーファンクル(Simon & Garfunkel)が70年にリリースし、71年のグラミー賞で最優秀アルバム賞(Album of the Year)と最優秀レコード賞(Record of the Year)の2部門に輝いた名アルバム「明日に架ける橋(Bridge over Troubled Water)」の収録曲であり、シングルカットされてかなりヒットしたので聴き覚えのある方も多いはず。
それにしても何と美しい邦題なのだろう。やっぱり綺麗な女性のアルバムには、こういう美しい邦題を付けたくなるんだろうなぁ。「ハエ・ハエ・カ・カ・カ・ザッパ・パ!」やら「淫力魔人」やらとは雲泥万里だね。個人的にはお笑い邦題の方が好きだけど。
そんなエミルー・ハリスに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪
雪に映える薔薇のごとく
夜明けをこがれて
ボクサー