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あんのういもやさいダイアリー

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2019.06.09
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カテゴリ:宇宙意識など
​​ネオニコ系農薬 人への影響は​​​​

​ビリー「今日私が一度君と話したいと思っているのは、それはあらゆる毒素、除草剤や殺虫剤から逃れるには、根本的に何ができるだろうかということ。それらは農民や野菜栽培農家だけでなく、多くの個人の花や野菜の栽培者など、しかしまた組織、会社、大企業、それどころか官庁によっても自然界に散布されており、それによって動物相、植物相が破壊される。
もちろんそれ以外にも一般人によって、しかし特に産業などによってありとあらゆる目的に利用されている多種多様の毒素があり、その結果として自然全体とその動物相、植物相は重大な損傷、破壊および壊滅に見舞われている。
しかもこうしたことのすべてはただ必要なまたは不必要な製品を作り出すために、地球を酷使するため、休暇とその他の娯楽、大気や環境や景観を汚染し破壊するあらゆる種類の旅行および輸送手段、さらに同じ枠内に入る不必要なモータースポーツなどに関する地球の人間の贅沢と欲望を助長するために行われている。
化学毒性物質は世界中に約1,200万種が存在しており、人間の健康に非常に有害な作用を及ぼし、破滅的な場合は死を招く。さらにこれらの毒素によって自然と全生命形態の世界も健康と生命に関して損なわれ、破壊され、最後には壊滅する。
毒素による健康上の障害が長引けば長引くほどますます多くの種類の植物、両生類と魚類、小動物、爬虫類、動物、鳥類および生命に欠かせないすべての昆虫が長期の、または短期の衰弱を被り、最後には死に至る。そして動物、小動物、家禽類および魚類などは飼育舎で人間の食糧として飼育され、太らされた末に屠殺されるが、それらの肉は毒素や抗生物質で汚染された餌のため人間の健康にとって非常に有害である。

これは人間に食糧として用いられる毒された肉が、人間に移行して同様に毒し、苦しめ、病気にし、最悪の場合には長期の衰弱を引き起こして、最後には、痛みに苦しむ死に至らせることを意味する。
しかしこれは新鮮な生肉だけでなく、一般の生ソーセージや保存用ソーセージ製品や乾燥肉に加工された場合でも起こる。
あらゆる種類と形態の肉に含まれている様々な毒素はすべて、人間が頻繁に多量の肉を食べると、最後には避けがたく癌腫瘍も引き起こす性質がある。
肉は焼くと癌を引き起こす新しい物質が発生することは知らされていても、それは肉を焼いた場合に限らないことは沈黙されている。
なぜなら生肉も、茹でても乾燥によってもソーセージに加工しても無害化できない様々な毒素に汚染されており、そのため人間に苦痛と病気を誘発するから。
だが、これは肉だけに起こるのではなく、様々な毒素と接触するすべての液果、野菜、果物およびすべてのトロピカルフルーツでも起こる。しかしこの真実は生産者も国の保健所も沈黙しており、微量の様々な毒素(殺虫剤または除草剤)は人間とその健康にとって無害であり、微量ならば保健所によって許可されると主張する。
しかもそれが、君の情報によればたとえ㎍(1000分の1mg)という微量でも人間およびいかなる生命形態にとってもおよそ健康に有害であるにもかかわらずである」。

プター「そのとおりだ。というのもいかなる種類の毒素も、当の毒素に対する自然免疫を持っていなければ、他のすべての生命形態に対するのと同様に人間の生命にとっても健康有害性があり、多量であれば致命的である。飼料や抗生物質などを通して肉に含まれた毒素は焼いても煮ても、生ソーセージ製品、保存用ソーセージ製品または乾燥肉に加工してももはや分解されないということについて言えば、軽微な場合は生命の健康が、定義できない苦痛によって損なわれ、ひどい場合には明確に診断できない病気が生じ、最後には死に至ることもある。
たしかに生体から再び排出される毒性物質もあるが、完全に分解されるということは決してあり得ず、したがって微量はそのまま残って苦しみを引き起こし、定義できない病気を引き起こす。
しかしまたどんな種類のソーセージ製品を製造する際にも用いられる有毒の人工添加物があり、地球の食品製造にはE番号250(EUの食品添加物で日本では発色剤として使用)という亜硝酸ナトリウムが最も多く使われている。これは非常に有害な添加物である。
E-250は、非常に多くの他の肉製品に使われており、ソーセージ製品だけでなく調理済み食品にも含まれている。このE-250も発癌性があるが、およそそれ以外の多くの形態でも健康に有害性がある。
というのもそれは比較的少量ないし微量でも他の生命形態と同じく人間の健康に良くない。
E-250物質は肉を焼いたり、その他加熱したり、網焼きしたりすると、ニトロソアミンが生成し、それによって人体に対する害と発癌リスクがさらに著しく高まる。そしてこれはすべてのレトルト食品でも同じである。
E-250の他にも、人間を苦しめ、病気にして衰弱させることが化学的に懸念される食品添加物が数多く存在する。そのような食品添加物を挙げると(農業や園芸に添加されるものも含め)ネオニコチノイドと並んで他のすべての種類の殺虫剤、除草剤とその他の毒素が、耕地や牧草地、果樹、液果畑、野菜畑、穀物畑、ハーブ畑に無思慮にさらに大農園の生産物にも散布されている。
この場合、住民も同じ枠組みで行動し、同じ毒素を自分たちの家の庭、花壇および歩道などに使っているのは、毒素を製造する会社や大企業が行う宣伝によって説得された結果にすぎない。
全体を要約すると、今日では自然界の動物相、植物相は少なくともナノレベルの量の毒素で汚染されており、汚染されていないものはもはや存在しない状況である。
それは地球人にも降りかかっているが、この地球人についての恐るべき事態を分析すると、非常に多くの人間がナノレベルの量をはるかに上回る量の毒素で汚染されている。
そのため多くの人々が健康障害に苦しんでいるが、医師は苦痛や病気の本当の原因を診断できない。なぜなら医師にそのための能力がないから。

この観点を見るだけでも、ナノレベルまたはマイクロレベルの量の微小毒性物が健康に有害ではなく、それどころか生体から分解されるという主張は、毒物学の無責任な退けるべき嘘に他ならない。というのもそれは全くのまやかしだからである」。

ビリー「これについて、つまりナノについて、多くの人間はこの概念から始めることに抵抗があるでしょう。この概念は今日では本来一般教養に属するべきであるとは言え、多くの者はそれによって本当は何が意味されているか思い描くことができないのではないかと推測する。
一般的にはナノという言葉は極めて小さい量として理解されているにすぎず、それがギリシャ語で小人を意味する「nànos」言葉であり、今日用いられているナノはある物理単位の10の9乗の量であることを意味する接頭語で、「n」と表記されることは理解されていない」。

プター「それについて説明するのは必要なことでしょう。というのも一般に地球人はそのような事実にかかわり合わないからだが、それは君がたった今述べたように一般教養に属していないから。しかし、意見を求められたテーマに戻ると、地球人は毒素が存在しない未来のために尽力しなければならない。
というのは地球人と全環境はさまざまな異なる経路で危険な毒性のある有害物質と接触するから。
今日では除草剤と殺虫剤は農業や野菜栽培などでますます多く使用されている。たとえばプラスチック製造や子供の玩具に使用される可塑剤も、缶詰用の缶に使用されるビスフェノールAも、化粧品に使用されるホルモン作用のある化学物質も地球人類の全て、ならびに自然とその動物相・植物相、大気およびすべての水域の全般的疾患や毒性化を助長する。
これらすべての有害物質は毎日地球人を取り囲み、その健康を脅かしたり損ねたりしている。農業と園芸の世界では主に除草剤だが、しかし特にミツバチの死を引き起こしたネオニコチノイドのようなものもある。除草剤は殺虫剤に対していわゆる雑草を除去する薬剤であるが、生物学的に活性な化合物として植物の物質代謝に様々な形で介入する。
このようにして人間が散布することにより植物または個々の植物株を無責任に死なせる。この場合、除草剤によって植物だけでなく、能動的な生命形態、たとえば昆虫、様々な小動物と哺乳動物および鳥類なども、より効率的な農業および野菜栽培と自称する効用のために、あるいは雑草のない庭や緑地のために殺虫剤によるものと同じように殺されていることは、毒の利用者も製造者も気にかけない。
さらに悪いことに、様々な毒素がもたらす作用はおよそその自然全体の多様性をコントロールできないという事実がある。なぜならそれに必要な知識と技術的能力が欠けているから。
したがっていかなる種類の毒素もすべて自然、動物相・植物相、環境全体および地球人類にとって非常に大きな危機となって現在に至っている。というのはすべての散布された毒素の残滓が最終的に食品内に存在し、日常品にも含まれ非常に多くの毒素が人間に多種多様な疾患、たとえばアレルギー、糖尿病、癌、視覚障害、めまいおよび不妊などを誘発し、最後には死に至らしめる」。

ビリー「遺憾にも一方では毒素を製造するメーカーによって、毒素の使用およびそれが人間、自然とその全ての動物相・植物相に与える結果に関してすべてが嘘によって些事に見せかけられており、普通の人々はこの嘘を信じて無思慮にあらゆる毒素を使用している。
したがって実に人類の大部分は、周囲のすべて至るところで使用されている毒素による汚染がもたらされていることを気にすることがなく、それを憂慮するのはごく少数の人々に過ぎない。
そして、私自身の見るところ、この毒性化は既に約1世紀前から起きている。それは最初は気づかれずに始まったが、今では人間が何千種類もの毒性化物質によって絶えずますます汚染され、それによってまた多様な苦しみと病気、衰弱と死に見舞われていることが徐々に認識されるようになってきている。
そして全体の毒素の作用によって既に前世紀から主として農業と園芸の世界における毒素の使用により、しかしまた官庁、鉄道会社および空港事業者、大企業ならびに個人などが毒素をありとあらゆる目的に無思慮で無責任に使用し、それによって自然界における多種多様な生命形態のたえまない死滅、ひいては根絶が続いている。
農業や園芸の世界において、様々な有害虫を食べることでコントロールしてきた昆虫を食す鳥類はほとんど彼らの孵化地から駆逐され、または完全に根絶された。
こうしていろいろな鳥に営巣の場を提供してきた。森周縁や沼沢地や耕牧地の灌木、低木つまり藪が無責任に伐採され続けており、さまざまな鳥類はもはや巣を作って雛を育てることができない。
このことは牧草地、耕地、湿原、沼、小川や河川の岸やヨシの中の地面に巣を作る鳥にも同様に当てはまる。というのはこれらの営巣の可能性も既に幾重にも破壊され、これからも破壊され続けるだろうから。
農業による牧草地の集約的利用により年に3回ないし4回刈り取りするだけでも、牧草地に巣を作るすべての抱卵中の鳥は、今後子孫を残す可能性が奪い取られる。猛禽類もこの全体の悲劇によってひどく損なわれている。
それはまさに彼らの獲物の鳥やネズミなどが減少し続けているために、新たな食糧源を探さなければならない。
そしてこの鳥類の絶滅に関する最大の害悪は、鳥類の食糧源や昆虫が殺虫剤によって殺され根絶されて、自然界の羽の生えた協力者がもはや食糧を見つけることができないという事実にある。
しかしまた、既に生存している昆虫は除草剤や殺虫剤によって有毒化されており、それらが他の昆虫を食す昆虫や、鳥類、両生類、爬虫類および脊椎動物などに食われると、これらに死をもたらすというのも事実である。したがってこれらの生命形態も人間の毒素狂気の結果としてゆっくりとしかし確実に根絶される。

しかもこれらのすべての毒性物質が実際のところ人間に、環境全体に、そして動物相・植物相にどれほど広範囲にわたって作用しているかについては、ほとんど、あるいは全く研究されておらず、したがって人々に知られてもいない。
事実は、約1,200万種類の化学毒性物質のうち取り扱いの危険な物質リストに載っているのは、わずか約1,500種類の物質に過ぎないということ。
そのうえ異なる2種類のホルモン類似物質の合算は1+1=2に等しくならないのである。
これらの毒素の作用は、実際にはまさしく悪夢のような相乗作用もしくは共同作用を起こすからであり、1+1の化学物質は本来の量に対して1600倍に活性度が増す。
私の知る限りほとんどの化学製品は今日までそれらの毒素が人間の健康に関する安全性についてテストされたことはなく、それらの産業上、軍事上の効用、ならびに抑制、麻痺、殺傷、破壊・破滅の効果に関する作用だけにテストされてきた。そして私が君たちや研究論文から知っているとおり、毒性食品アレルゲンの群は100をはるかに超える基礎物質からなり、それらから多数の様々な交差毒素や混合毒素が生じる。
環境汚染物質、たとえば大気汚染物質または化学製品では同様の割合を前提とすることができる。
貯蔵毒、すなわち生命形態などの体内に集積もしくは貯蔵される、つまり集積される毒素は、そのために集積毒とも呼ばれ、すべての生命形態の体を生体からゆっくりまたは素早く排出される毒素よりはるかに強く持続的に害する。
貯蔵毒もしくは蓄積毒に関して、生命形態の新陳代謝はこの毒群を分解することができない。そのため体はむしろ毒素を種々の器官および器官系に収容もしくは保管し、つまり貯蔵するよう強いられ、その結果、体はそれらの毒素を集積もしくは蓄積する。
これはもちろん毒に対して免疫のない生命形態だけに該当する。
だが、私がいま本来語ろうと思っているのはそのことではなく、除草剤および殺虫剤として自然とその動物相・植物相を破壊し、人間にも健康上の障害と苦しみを与えて死をもたらす毒素のことだけである。
基本的に両生類、爬虫類、昆虫、魚類、動物、小動物および鳥類などは植物性または動物性の物質を栄養として摂取できる。
この場合、特に昆虫の餌の多様性は非常に広いので、これらのいずれかの生物に食糧源として役立たない有機物質はほとんど存在しないことは、我々地球の昆虫学でも知られているとおり。
しかし動物性物質しか摂取しない昆虫も存在する。それらは肉食昆虫または動物食性食昆虫と呼ばれ、多数の昆虫種を含んでおり、また捕食者として他の生きている昆虫やその他の生命形態、あるいはそれらの血だけを栄養にして生きている。たいてい他の昆虫を栄養源とする昆虫は、原則としてそれらの獲物を殺してから食する。
通常これら昆虫は獲物自体より大きいか、少なくとも同じ大きさである。しかしまたそのような昆虫が宿主動物を殺すことなくその一部を食う寄生生物のこともあり、それらは原則として宿主動物より小さい。しかしながら寄生生物が成長の最終段階で自分たちの宿主を喰う場合には、彼らもまた屍肉食として自分たちの獲物を喰い、たとえばツノグロモシデムシのように、なによりも自分の幼虫に供給するために屍肉を利用する。
この甲虫はそのすべての種と同様に捕食性でなによりもハエや蚊の幼虫を栄養とし、新鮮な死肉も喰う。ただしヨーロッパで最大の在来種はより大きい甲虫、たとえばマグソムシも狩る。
ヨーロッパクロコオロギも本来人間と同様に何でも食らう雑食性であるが、小さい土壌動物や死骸となって地面に落ちた昆虫も喰う。さらにヨーロッパ土着のコウモリにも触れておく。コウモリは無数の昆虫の他に少なからぬ種類のクモも食べる。彼らは飛んでいる獲物を捕獲するだけでなく、どこか休める場所に止まった昆虫も喰う。
しかしプター、話題から逸れるのはよそう。というのも私はもともと除草剤や殺虫剤を排除するために、君に何を推奨できるか聞こうと思っていた。それらはナンセンスなことに凄まじい数の地球の人間によって使用され、それによって地球の動物相・植物相ならびに人間に害毒を与えている。
自然界に多くの死を広め、多くの種の生物を奇形化し、突然変異させ、それどころか根絶する。これらの毒素を少なくともいかなる濫用からも締め出すために何ができるか。
この場合、私が既に何度も言及したように、毒が言うまでもなく多くの苦しみと痛みと衰弱を誘発し、そして最後に死に至る人間のことも忘れてはならない。
あらゆる種類の毒素について言えば、これは地球の科学者により毒の濃度と毒の総和に分類されているが、これはばかげていると思う。なぜなら私はあらゆる種類の毒素が濃縮して蓄積されることを君たちから聞いて知っている。
どうか、これについて少し説明してもらえないだろうか」。

プター「これについては理解のために毒物学に関する若干の説明が必要である。毒素とは、生物によって合成される。または人間によって合成もしくは人為的に、したがって真正ではなく化学的、人工的、人造的に、言いかえるとまさに不自然に作られる有毒物質である。これは毒素とその作用に関する、また薬剤とその効用に関する研究を行う科学的な分野である。
毒物学は、有毒の両生類、小動物、昆虫、昆虫網、微生物、植物、爬虫類、物質および動物など、また毒作用の生理的メカニズムとその定量的要因を扱う。毒素の化学的組成と作用の形態はほとんどがペプチドまたはタンパク質、もしくはタンパク質化合物であり、その一部はアルカロイド、特に植物毒素である。
これらは様々な種類の植物と可動生物もしくは生体によって自分自身の防衛や餌食を麻痺させるために作られる。彼らはその毒素によって他の生命形態の基本的な細胞プロセスを妨害または損傷させる。
一部の細菌性毒素はたとえば、リボゾームにおけるタンパク合成を阻害する。ヘビの毒素を引き合いに出せば、それらの多くはプロテアーゼ(タンパク質分解酵素というタンパク質の一種)もしくは他のタンパク質を分解するタンパク質であると説明される。
しかし君の質問に関して説明するならば、受容体における毒素の特性にしたがって2種類の毒、すなわち濃縮毒と総和毒が区別されなければならないが、生体内に貯蔵される微量の沈殿物による危険性に関しても、その間接的および直接的作用についても違いがある。
つまりいずれの種類も生体内にごくわずかな毒素が沈殿し、それに新しい物質が加わると蓄積していく。濃縮毒の場合は、受容体における毒素の濃度が増すにつれて作用が強くなる。
しかしながら毒素が、たとえば呼気または物質代謝過程により(ブロックされた受容体への侵害が起きることなく)再び排出されると、毒素作用も再び完全に静まる。しかし地球の毒物研究において主張されているように、生体内の毒が再び完全に分解されて全く作用がなくなるというのは誤った推測である。
すなわち実際のところ、ごく微量の物質残滓が生体内に残っており、長期的に見るとそれが生体内を害することがある。しかしながらこれはまだ非常に欠陥ある地球医学によって認識されることなく、解毒によって治療することもできない。
つまりあらゆる種類の毒素はどんな生体内でも少なくとも極めて微量で認識されず沈殿するのだということを、再度明確に強調しなければならない。
そして生体が引き続き同種または異種の毒素によって汚染されること、ほんの微量の毒素が蓄積されて濃縮し、時間が経つと別の不快な苦しみを誘発する。この場合、医師は(診断技術などに関し未だ不充分であることにより)苦しみの本当の原因を診断することができず、したがってこれを治療することもできない。
さて、総和毒は、蓄積毒またはC・T毒とも呼ばれ、受容体に不可逆的な変化を引き起こす毒性物質である。その結果、作用物質が生体から排出された後も毒性作用は残り続ける。これにさらに毒素が加わると、まだ残っている受容体の一部が毒素分子によって再び不可逆的に損なわれる危険があるが、それはこのようにして個々の作用が加算されることによるものである。
毒素は様々な生命形態にとり一回限りか、連続的か、または散発的に摂取されうる可能性があるが、いかなる場合も濃度は生成物と曝露時間から生じる。
これは受容体つまり植物または何らかの可動動物が特定の有害物質に曝されている時間のことである。有害な作用物質への曝露量が増すにつれ、毒素に対して抵抗力がないすべての生体において中毒により健康障害が生じる蓋然性が避けがたく高くなる。
君も知っているとおり、ほとんどすべての物質、したがって様々な食品も、特定の用量もしくは分量を超えると毒性と分類される」。

ビリー「曝露量とは何を意味するのかね、おそらく生体、たとえば人間が何らかのもの、毒素の場合ならある分量の毒素に曝されることかい?」

プター「そのとおりだ。曝露とは曝すことを意味するから。曝露量とは一つの因子である。その因子とは生体が曝されること。曝露量は、人間、生物、対象物または何らかのものに作用するすべての環境影響力の合計のこと。
これらの影響は様々な形態、たとえば生物学的な性質のものや、化学的、ガス状または物理的な性質のものであり得る。ここで医学および毒物学の観点からみると、曝露はあらゆる種類の生物が、有害な環境影響力、たとえば化学毒性を有する元素もしくは化合物、あるいは雹、暑さ、寒さ、病原体、騒音、霧、花粉、煙、雨、受粉、雪、放射線または埃などによって生じる純粋に物理的な影響に曝されることを表す。
ただし曝露は必ず病気につながるとは限らない。だが、場合によっては健康を害する作用または疾患の原因となる。しかしながら逆に曝露は、たとえば肉体や意識の規則的活動において保護機能を持つこともある。
この場合、曝露は肉体および意識・思考・感情・心の健全ならびに心臓血流循環に肯定的に影響する」。

ビリー「説明をありがとう。それでは次の質問に移ろう、毒素によって排除されてほぼ根絶されたあらゆる種類の生物において、有害虫などを駆除する目的で大量に養殖して再び自然界に放す、特にあらゆる種類の穀物、野菜、漿果、果実、薬草およびその他、人間によって栽培された自然食品に対する有害虫に作用して、これらを駆除する場所に放すというのは解決策になるのではないだろうか?
もちろんこの場合、このために必要なあらゆる種類の昆虫を食す生命形態やその他の必要不可欠な有害虫と戦う生命形態の養殖を厳重に管理して、不均衡にならず自然の均衡が生じるように、したがっていずれかの生命形態が急激に増えて災いをもたらすことがないようにするのは当たり前だが。
しかしこれは時間のかかるプロセスであり、これに必要なすべての生命形態を再び養殖できるようになるまでには何十年も、それどころか最長二百年はかかるでしょう。だが、すべてが再び順調に行くようになるまでにはさらに長い時間がかかるでしょう。これについて何か言ってもらえないか?」。

プター「それは一番簡単な方法だろう。そのうえこのような形の自然への回帰、つまり自然による有害虫駆除の手段はおよそ存在する最良の道となるでしょう。
しかしまたその際に考慮すべきは、実際にすべての除草剤と殺虫剤、したがってすべてのネオニコチノイドを最終的に使用および流通から引き上げ、これらの毒素を製造している会社や大企業に今後生産を禁止し、これに関する生産施設も閉鎖しなければならないということでしょう。
殺虫剤を使う代わりに、クモ、ヤマアリおよびその他のアリ、捕食性のダニ、昆虫や有害虫を食う両生類、爬虫類および哺乳類の飼育、さらには昆虫を食す植物、あらゆる種類の食虫性つまり他の昆虫を食う昆虫、さらにまた昆虫を捕食する鳥類の飼育を工業的に行うべきでしょう」。

ビリー「だが、私の知る限り昆虫を食するすべての生命形態は食虫性と呼ばれるが、それは間違っているかい?
人間も、たとえばアフリカ、アジア、中南米、しかしまた世界の他の地域でも昆虫を食べている。いわゆる文明世界、まさに先進工業国でも昔から(今日でも)昆虫や幼虫やネズミを人間の献立に載せる努力がなされてきた。
西洋文化においてこれは昔から常に付随現象であり、今日でもそうであるとは言え、「食すことが、とても良い」などと言って、人間から吐き気を取り去る試みが繰り返し行われている」。

プター「もちろんそれは正しい。というのも昆虫を食すものはギリシャ語に由来する概念で、実際に昆虫を栄養にする、もしくは食べることを意味し、したがって昆虫を食すこれらの生命形態は食虫類または食虫動物と呼ばれる。
この場合、あらゆる成長段階または特定の成長段階の昆虫を栄養にするものや、昆虫に寄生して生きるものなど多くの生物が存在する。昆虫を食するものは(昆虫を食べる人間と並んで)様々に分類され、いろいろな生命形態に属しており、その中には線虫類、昆虫を食す昆虫ならびに寄生動物として生きる昆虫、食虫植物、キノコ、哺乳動物、ヒメバチ、クモ、淡水魚類および鳥類がいる。
あらゆる種類の昆虫を食すものが地球人によって飼育され、生物的な有害虫駆除(生物農薬)として、有害昆虫に対し使用されなければならない。

というのも、これが性急にすべての生命を有毒化して害を与え無残な結末に追いやるネオニコチノイドおよびその他すべての殺虫剤から解放されるための唯一の正しい解決策だから」。

ビリー「私の理解のおいては、君が言う自然の回帰は、まさしく私がその前に言ったこと。すなわち有害な昆虫を捕食する捕食性昆虫で、たとえばあらゆる種類のダニ、特に捕食性ダニ、テントウムシおよび他の多くの食虫性昆虫、さらにまたその他の生物、たとえばスズメバチ、モンスズメバチ、カマキリ、両生類、コウモリ、脊椎動物、爬虫類および鳥類などでも駆除ができることは、地球上にあらゆる生命が誕生して以来、常にそうだった。
そして実際にこれは全体として昔から、あらゆる種類の多くの有益生物が飛ぶ、這う、這い回るまたは走る有害昆虫を大量に捕食する形で起きている。しかもこれは人間によって栽培されたあらゆる種類の自然食品でも行われている。これらの有用生物は、まさに鳥類、様々な両生類と爬虫類、アリ、魚、甲虫および様々な小型哺乳動物である」。

プター「ただし、これについて言っておくと、ダニに始まり陸上および水中昆虫を経て脊椎動物、両生類、爬虫類、魚類、虫および鳥類などに至るまでこれらすべての生命形態において、農薬使用による毒薬農業と野菜栽培の、またはその集約農業および菜園経営により生態学的破局が引き起こされてきた。
しかしまたこれには牧草地、畑および沼沢地の開発や汚染によって、また水辺の森、灌木、低木および森林の伐採によって、そして小川、池、沼、湿原およびその他の湿地の乾燥化によって生じた。
さらにこれは乾燥によるビオトープの破壊も含まれており、いま言ったすべての原因により動物相と植物相で非常に多くのものが破滅的に激減し、それどころか破壊・壊滅されて、いま挙げたすべての生命形態の非常に大きな部分が取り返しのきかない形で死滅し、あるいは更に死滅しようとしている。
これは疑いの余地のないところで、私の確立計算によると残念ながら引き続きそうなるでしょう。
昆虫、例えばスズメバチ、モンスズメバチおよび他の昆虫を食物として捕獲するすべての昆虫つまりプレデターに関して言うと」。

ビリー「ちょっと待って、中断してすまない。君はプレデターと言ったが、それはどういう意味だね?ラテン語にはプレデターという概念があり、それは私の知る限りおよそ捕食または捕食者を意味する。したがって私のこの概念はおそらく捕食性昆虫を意味するのだと思うが」。

プター「もちろんそのとおり。というのも地球の生態学では生物が、他のまだ生きている生物またはその一部を栄養にする場合にそのように呼ばれる。この概念は、一方では真のプレデター、つまり自分の獲物もしくは宿主を殺す捕獲者および捕食寄生者、他方では専ら生きている獲物の一部を食うが殺さない放牧者つまり草食者および寄生者を含む。
だが、それで私が説明しようと思ったのは、他の昆虫を捕獲する捕食性の昆虫のほとんどが捕食性昆虫つまり他の昆虫を栄養にする昆虫だということ。これらの捕食性昆虫のうちヨーロッパ圏においては特に次のものが見られる。
トンボ、カマキリ、アメミカゲロウ目(脈翅目)、ナンキンムシ(カメムシ目)、鞘翅目(甲虫、テントウムシなど)、膜翅目(ハチ、アリなど)、ムシヒキアブ(ムシヒキアブ科に属する昆虫)、シリアゲムシ目(ガガンボモドキなど)、双翅目(ハエ、アブ、蚊など)。
捕食性昆虫は植物に到達してこれを食することができるために、穀物を探して認識し、襲って獲物を制圧しなければならない。
捕食昆虫のすべての器官、特に感覚器官、脚および口器はこの行程のために最適化されている。たとえばトンボは狩りの際に飛び回るが、ゲンゴロウモドキは泳ぎ回り、カマキリはじっと待っており、オサムシも走り回る。したがって食物を探すのに、能動的または受動的に行うことができる」。

ビリー「除草剤や殺虫剤を散布したことで、既に激減したため人間の食物栽培で有害虫駆除などに対してもはや有効に機能できなくなった鳥の世界のために、簡単に誰でも何かすることができる。
そのように鳥の激減が起きているのは、人間がますます多くの除草剤や殺虫剤を投入しているからであり、その結果、鳥類はますます食物を見つけることができなくなって、当然のことながら毒素によって汚染される。
これは一方では直接的に毒素と接触したときに起きるが、他方では毒素によって殺された昆虫などを食し、毒性物質を生体内に吸収することによって起こる。毒性物質のために鳥は病気になり、最後に衰弱して死ぬ。そして鳥は遅かれ早かれ死滅もしくは根絶に至る。
それゆえ一般的に人間は、責任ある方法で鳥類に一年を通して必要な餌を与えることが必要である。
なぜなら鳥は餌をもう見つけられないか、ごくわずかしか見つけることができないから。鳥への餌やりは一年中必要であり、餌のある夏であっても緊急の際には必要なのである。すなわち鳥は一年中餌を与えられなければならないことは既に久しく争う余地のない事実である。
それゆえ鳥の餌やりは冬の終わりに中止しなければならないとか中止すべきという広く行き渡った見解に反して、鳥に餌を与えることは緊急に実施すべき必要性となっており、これは自覚した責任を有する人間なら誰でも引き受けるべきこと。その理由はまさしく鳥の餌を一年中散布することによってのみ、鳥類の多様性の維持に補足的に寄与できるからであり、それは人間の生命が存続できるためには絶対不可欠だから。ミツバチおよび無数の昆虫や脊椎動物などを維持することも同様である。鳥は夏季であっても食物をますます見つけられなくなっているか、または全く見つけられないでいる。
このことは、多くの清掃活動によってすべての沼沢、耕地、耕牧地、湿地および乾地など、およびまた森林および牧草地ならびに全地帯から、その野草や種子植物が取り除かれ根絶される場合にも該当する。
それらは自然界で鳥や他の生物にとっても飼料の役割を果たしている。残念ながらすべて除草剤を使って集中的に駆除され、その結果として植物が汚染されて根絶されていない場合であっても、耕地、山地、湿地、湿原、葦原、岩地、沼地、乾地、および牧草地の植物などが早期の繁殖な刈り取りによって種子を撒くことがごく稀であるか全くなくなった。
それに加えて殺虫剤の使用により事実上すべての類および種の昆虫(有用な昆虫も)の生息数が減少、減退、縮小し、それどころか根絶された結果、全ての昆虫界および全ての動物界において再び回復できない不均衡が生じている。
そしてこれは家の庭でも農村部でも都市部でも奇麗にされて単一栽培がおこなわれ、しばしば種に乏しく生態学的に貧弱に形成された場合に起こる。その結果、鳥たちはそのような家の庭や大規模な造園業にしばしば空しく無駄に食糧を探す。いわゆる観賞用庭園でも好んで多量の毒素が投入され、生態学的に完全に死んだ、あるいは少なくともほとんど死んだ環境が作り出されている。
これについて私がなおもそのことについてよく説明する必要があるのは、多くの人間はよく種について語るが、その前に類もしくは属と呼ばれる種属が置かれていることは知らない。
類つまり属もしくは種属は生物学的な分類学の階層における序列であり、属は種の前もしくは上にあるが、科の下に位置する。一つの属は単一の種を含むことができ、その場合は単型(モノタイプ)である。
しかし一つの属に多数の種が含まれている場合は多型である。さて、鳥の世界に戻ると、春から秋にかけて繁殖のストレスに曝される多くの鳥類は窮地に陥る。なぜなら鳥たちは雛のための食物をもはや見つけられないから。それゆえこの関係からも、人間が鳥類のために一年中にわたり十分な飼料を散布することは極めて必要かつ重要なこと。
このことは有害虫などの駆除に役割を果たす有用な昆虫や脊椎動物などにとっても重要なのである。しかしまた多種多様な植物や果樹の受粉についても当てはまる。
鳥類や有用な昆虫など同じ枠内に入る脊椎動物に一年中餌を与えることは、自然全体とその植物相と動物相を助ける。それどころか一年中餌をやることは、多くの種の鳥でポジティブに作用して明白に高い孵化率を達成する。またより多くの質の高い卵を産み、さらにまた自分たちの雛をより良好に育てることができ、はるかに高い血統を達成することができる。
これらのことは私が1969年以来、一方では観賞用の鳥類を飼育し、いまも引き続き飼っているが、他方では野鳥に一年中餌をやって観察した事実である。
また十分な営巣場所を提供されると鳥の孵化密度が増し、その際に人工の巣箱や灌木および低木、その他の草むらが、鳥に極めて有利に影響を与えることを確認した。我々が野鳥のために長期にわたり一年中餌をやる餌場を設けたら、様々な種の多くの鳥が観察されることは珍しくなく、なかにはいくつかの渡り鳥もいる。それらは気候温暖化のためにますます早く頻繁に我々のもとへ帰ってくる。
私が過去40年間にえさ台とセンタ―敷地内で観察した渡り鳥は、セキレイ、アトリ、ツグミ、ウソ(弾琴鳥)、キクイタダキ、ノドジロムシクイ、アオカワラヒラ、カンムリガラカッコー、ムシクイ、コマドリ、ジョウビタキ、コウライウグイス、インドハッカ、ゴシキヒワ(五色鶸)、ハジロマユヒタキ、ミソサザイおよびチフチャフだった。たしかこの他にも2、3種類いたが、いまは思い出せない。
センターのえさ台や敷地内、ビオトープには土着の鳥もやって来る。そこで私は多くの様々な鳥を見かけたり観察したりした。それらはクロウタドリ、ズアオアトリ、アカゲラ、カササギ、カケス、キクイタダキ、ヨーロッパアオゲラ、オオタカ、ゴジュウカラ、ワタリガラスおよびハシボソガラス、さまざまなシジュウカラ、トビ、アカトビ、ツノメドリ、アオサギ、クマゲラ、ハイタカ、スズメおよびホシガラス、コキジバト、さらにはマガモなどである。残念ながらヒバリはいないが、それは集約農業のために、地面に巣を作る鳥が利用できるだけの高さのある草地がもはやないから。ツバメも残念ながら天気の良い時にごく稀に上空で昆虫を追いかけているのを見ることができるだけである。
もちろん動物も観察することができた。それらはアシナシトカゲ、リス、アナグマ、キツネ、数年に一度戻ってくる5頭のシャモア、華美なシカ、オオヤマネコ、テン、ノロシカおよびリーボック、イタチ、イイズナ、そして2015年10月16日20時35分に素晴らしいオオカミも。

しかし話がそれたので再び鳥の世界に戻る。要するに野鳥に一年中餌やりすることは私の考察と観察によればいかなる難点もなく、私が1969年から今日まで繰り返し認識してきたように顕著な利点のみである。
私の見解では、基本的に責任を有するすべての人間によって目標を定めた長期的に有効な戦略が実現されなければならず、鳥の世界全体、動物相、植物相および生態系にとって死活的に必要な昆虫界ならびに脊椎動物界など、そしてまた全体として全ての必要な植物の生物学的多様性が再び育成または回復されなければならない。
自然界全体の機能は人間の罪によりその機能を著しく損なわれ、それどころかほとんど破壊されてしまった。
したがってそれはすべての未来に向けて再構築されなければならず、促進し維持されなければならない。その場合、鳥に一年中餌をやることは、既に言ったように小さな補完的な寄与に過ぎない。
全ヨーロッパで(アメリカとカナダでも)種の豊富な土着の鳥の世界が非常に損害を被り、今日著しい種の消滅が記録されている。これらすべてのことから、責任感をもって鳥に一年中餌をやることは、除草剤および殺虫剤の製造および散布を全面的に禁止することと同じく緊急に必要なことなのである。
そのような措置がこの忌まわしい問題の最終的な解決にはならないが、鳥の世界を保護し、種の多様性を維持するための貴重な貢献に相当する。しかし全ての野鳥や有用な昆虫や脊椎動物などの自然の生息圏が回復されるように真剣に取り組んで行動しなければならず、その際に一年を通じて鳥に餌をやることはそのための有意義な補完である。

餌を与える際に注意すべきは、鳥には残飯を餌として与えてはならないということ。というのもそのようなものはハシポソガラスとワタリガラスのみに食わせるべきだから。
オオガラスとカラスの類は、私の知る限り四十四種あり、ヨーロッパでは主としてワタリガラスとハシポソガラス(嘴細鳥)およびハイイロガラス、さらにまたミヤマガラスとコクマルガラスが生息している。
総じて世界中で見ると約百十種類存在する。さらに1990年代の終わりからヨーロッパにイエガラスも見られるようになったが、それらは私の記憶に間違いなければオランダに帰化した。オオガラスは大型の鳥だがカラスは小型の鳥で、一緒にカラス属を形成し、全体としてカラス科と呼ばれる鳥に属している。オオガラスとカラス以外の野鳥には残飯を餌として与えてはならず、良質の撒き餌のみ与えられるべきである。
これはヒマワリの種と麻の実を多く含み、穀物は含まないが多くのオートフレーク、しかしまた皮をむいたラッカセイ、および凍結を防止したヤシ油、キビを含む。場合によってはトウモロコシの団子状のえさ(バードケーキ)を与えるが、これはちゃんとした露地物の飼料が十分ない場合だけついばむようにする。
鳥にはパンを与えるべきでないという話も、昔ながらの鳥類学者の作り事である。餌を自分で作る場合に塩を加えてはならないという話も同様である。なぜなら本当は鳥も他のすべての生命形態と同じく塩を必要とするから。
肉も一部の鳥類にとって非常に重要である。したがって様々な野鳥に夏と冬の通常の露地物の飼料に加えて固形チーズもしくは硬質チーズ小片やソーセージ製品を与えてもよい。これらは鳥の種類に応じて(シジュウカラおよび他の鳴禽類によっても)食べられ、雛の飼育にも用いられる。これに関しては我々がここセンターでおよそ四十年間経験し、それが野鳥にとって非常に良く、野鳥は絶えず増え続けるのを見てきた」。



ビリー「スファートは私が若いころに、常に適切に栄養を摂取するよう教え、いわゆるトランス脂肪を避けることは全身の健康に重要なばかりか、調和のとれた振る舞いに関しても重要だという。彼の説明によると、トランス脂肪は攻撃的な行動を引き起こし、それをますます強め、しかもその度合いはアルコールよりも強い。またトランス脂肪は動脈の病的変化と硬化、アレルギー、アルツハイマー、糖尿病、癌、そしてまた病的な炎症なども誘発し、それらがすでにある場合はすべてをさらに悪化させるという。しかし最近、オリーブ油は動脈硬化に効き目があると主張している。また、一価不飽和脂肪酸は健康に有害な作用を持つということについて、一度説明してもらえないだろうか?」

プター「私の父が君に教えたことは絶対正しいが、不飽和脂肪酸は健康に有害な作用を持つという主張は誤りである。つまりトランス脂肪酸は健康に極めて有害で、全生命にとって危険だが、その理由はとりわけ肥満や鬱病を招き、病気を誘発し、さらに非常にしばしば糖尿病や動脈硬化や癌を発生させるから。残念なことに地球人はこのことを意識しておらず、そのためためらいなくトランス脂肪を摂取し、それによって自分の健康、それどころか自分の命さえ危険にさらしている。
トランス脂肪酸はダイオキシン同様、非常にたちが悪く、健康に有害で、生命に危険である。ダイオキシンは燃焼プロセスで発生して、特に塩素と炭化水素の非常に有毒な化合物を生成し、重度の健康障害と発達障害を引き起こす。トランス脂肪酸は世間一般には単にトランス脂肪と呼ばれているが、それが極めて健康に有害な脂肪の形であることは一般の地球人にはほとんど知られていない。ここで特に重要視すべきは、普通の国民はこれについて詳細を知らされておらず、それが全体を非常に危険なものにしているということ。
このような事実のために、とりわけ育ちざかりの子供や若者にとって非常に大きな危険が存在する。なぜなら特に地球人類のこの年齢層は食品によって最も多量のトランス脂肪を摂取し、しばしば取り返しがつかない健康障害を招いているから。
トランス脂肪酸(トランス脂肪)は極めて危険である。というのも体はトランス型の炭化水素二重結合をほとんど、あるいはまったく分解できないから。
この理由から肉体・生体の健康は非常に強く損なわれ、肥満が生じたり、有害なLDLコレステロール値が上昇したり、動脈硬化を引き起こしたりする。しかしまたそれによって心筋梗塞や脳卒中発作のリスクも著しく高まる。
他のどんな脂肪とも異なり少量のトランス脂肪でも非常に危険であり、1日わずか2.5gを4~8年間定期的に摂取するならば、上に挙げた疾患や健康障害や本格的な病気のリスクが30%以上高まる。したがって毎日トランス脂肪を摂ると、時間とともに否応なく深刻な健康問題をもたらす。とりわけ遺伝により早期の動脈硬化の体質がある場合はなおのことだ。数十年前から地球人は過剰な量のトランス脂肪を消費しているが、それらは特にファストフード製品や多くの調理済み食品、さらにはクッキー、パン類、クロワッサン、チキンナゲット、菓子、フライドポテト、コロッケ、各種チップスとバーガー、ポップコーン、各種凝乳製品、その他の脂肪含有製品もしくは脂肪分の多い食事によるものである。
一部または全部硬化処理した植物性脂肪もトランス脂肪を含んでいる」。

ビリー「地球上には特に使用すべき脂肪や油にはどんなものがあるのかね?」

プター「基本的に主として一価不飽和脂肪酸を豊富に含んだ価値の高い植物油のみ使用すべきである。この場合、非常に良いのはオリーブ油、菜種油、紅花油、ひまわり油、コーン油、アーモンド油、ゴマ油、クルミ油、ヘーゼルナッツ油、月見草油、ボラージ油、小麦胚芽油、落花生油である。なぜならこれらの油は、多くの調理された食品もしくは食事中に含まれるトランス脂肪酸の否定的な影響を無害な程度まで緩和するから。
食品や食事を調理する際は、これらが一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸を含有した健康な脂肪と油だけをできるだけ多く含むように厳重に注意すべきである。この場合に特に重要なのは、オメガ3脂肪酸であり、これは特にシャケ、マス、ニシン、マグロ、サバなどの魚油、そしてまたクリルオイルや各種オリーブ、菜種、ナッツ、麻、亜麻仁などの油にも含まれている。ここで重要なのは、これらの油はすべて低温で圧搾しなければならない点である。さもないと脂肪酸の一価不飽和または多価不飽和に関して価値がなくなるに等しいから。
オメガ3脂肪酸においてEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)の因子も大きな意味を持っている。なぜならこれらはバランスの取れた栄養という点で健康に著しく寄与するから。これらの物質は血液調節にも有益な影響を与える。そのうえDHAは視細胞の機能にとって、また脳の刺激伝達膜、集中力、記憶力、学習能力、そして精神的能力の支援にとって非常に重要な働きをする。
オメガ3脂肪酸は、慢性疾患や長期的疾患に至ることが稀ではない炎症プロセスの治療にとっても重要である。
オメガ3脂肪酸は人体では産生できないため、食物によって摂取しなければならない」。

ビリー「マーガリンとリノール酸についてはどうかね?」。

プター「マーガリンは地球上では長い間無害ではなかったが、過去20年間で良くなった。したがって今日では通常マーガリンにはごくわずかなトランス脂肪しか含まれていない。しかしながらよりダイエットマーガリンを多く使用すべきである。これは通常、良質の脂肪を多く含んでいるから。共役リノール酸は反芻動物の乳と乳製品や肉に入っている。これはコレステロール値を下げ、動脈硬化を予防する性質を持っており、免疫も強化し、さらに筋組織の形成と骨形成を支援する。牛乳や乳製品は多くの有益な成分を含んでいるために健康な栄養源に属するが、牛乳や乳製品が体質に合わない人間の場合は、特別の注意を守らなければならない。乳糖不耐症または牛乳や牛乳蛋白アレルギーのない人間に対してのみ該当する。
乳糖不耐症は無害なものではなく真剣に受け止めなければならない。乳糖不耐症は乳糖に対する不適合反応であり、小腸が消化酵素のラクターゼを十分生産しない場合に生じる。幸いなことに乳糖不耐症を持つすべての人間が同じ程度に乳糖不適合に苦しんでいるわけではない。
乳糖不耐症の人間にとっても、牛乳や乳製品を断念することなくバランスの取れた栄養を摂取することはまったく可能であり、したがって乳糖不耐症は牛乳を全面的に断念しなければならないことを意味するものではない。
牛乳には乳糖、すなわちラクトースが含まれており、ヨーロッパ人の約20%はラクトース不適合であり、乳糖の消化が困難である。にもかかわらずこれらの人間が牛乳を飲むと、乳糖不耐症の典型的な症状が出る。それらは腹痛、放屁、下痢など、さまざまな障害となって現れる。そして実際には著しく健康を損ねる疾患が誘発されることもある。もちろん牛乳を飲んだ場合の許容限界は人によって非常に異なっており、消化不良についても同様である。理解のために言っておくと、乳糖不耐症もしくは乳糖不適合は牛乳アレルギーとは関係ない。すなわち牛乳アレルギーは種類が別で、牛乳蛋白アレルギーに基づいている。したがってこれら二つの異なる因子を混同しないように注意しなければならない。牛乳アレルギーは免疫系の反応によるものであり、牛乳の蛋白の特定部分に対して否定的に反応することによって起こる。もちろんラクトースを含まない乳製品もある。例えば次の種類のチーズがそうである。
エメンタール、グリュイエール、スプリンツ。
インターネットや栄養関係の本にはラクトースを含まない食品が多数載っている。
牛乳や乳製品は非常に価値のある栄養素を含んでおり、大部分の人間にとって最も重要な基礎食品をなしている。乳糖不耐症を持つ人間もこれらの栄養物を全面的に断念する必要はない。なぜなら彼らはそれにもかかわらず、牛乳や乳製品にラクトースがほとんど、あるいはまったく含まれていないか、個人的な許容限界を注意するなら摂取できるから」。

ビリー「例えば食品を買うときに、その製品が多くのトランス脂肪酸を含んでいるかどこで見分けることができるのかね?」

プター「製品が脂肪分を多量に含んで長期間持てば、たいてい多くのトランス脂肪酸が含まれている印である」。

ビリー「HDLコレステロールは善玉で、動脈を有害なLDLコレステロールから守る。このLDLコレステロールが血管中に多く堆積すると、動脈硬化を招く。そしてこれが早期に促進されると、心筋梗塞や脳卒中発作の危険が増す」。

プター「それは妊婦の健康も著しく損ない。流産や死産、そして乳児の健康障害を招く恐れがある。しかし基本的に特に動脈硬化の傾向のあるすべての人間は危険にさらされている。しかしまた心臓循環器疾患、糖尿病、アレルギーなどのリスクの高い人間もそうである」。

ビリー「君は子供のことにも触れたね」。

プター「そのとおり。というのも子供にとって危険は特に大きいから。なぜなら子供は誤った栄養によって、とりわけ一部または全部飽和した脂肪酸によって肥満になり、意識の集中力も損なわれる。つまり彼らは肥満のうえに、意識の集中力の問題も抱えることになる。一例挙げよう。5、6歳の子供は毎日トランス脂肪酸を1.5g以上摂取してはならない。しかしこの子供が朝食にマーガリンを塗ったパンを一枚食べ、午前中に菓子パンを一個食べ、昼食にフライドポテトとそれからドーナッツ一個を食し、午後にチョコレートクッキー半袋、そして晩に出来合いのバニラプリンを平らげたら、それだけでトランス脂肪酸をなんと6.5gも摂取することになる」。

ビリー「一部または全部硬化した脂肪もしくは脂肪酸とはいったい何を意味してる?」

プター「脂肪は人工的に、いわゆる硬化の状態に置かれる。言いかえれば、脂肪が人工的に硬くされるという意味で、脂肪は植物油や魚油から化学的操作によって得られる。基本的に食品中に現れる脂肪酸は化学的構造に従い、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の二つのグループに分けられる。化学的に処理された飽和脂肪酸の二つのグループに分けられる。化学的に処理された飽和脂肪酸は、短鎖、中鎖、長鎖に区分されるのに対し、不飽和脂肪酸は一価不飽和または多価不飽和と呼ばれる」。

ビリー「だがなぜ脂肪を硬くするのかね?硬くしたトランス脂肪は健康に有害だというのだから、私には理解できない」。

プター「それは実に単純なこと。いわゆる脂肪の硬化により、そうして作られた食品ははるかに長持ちして腐らないようになるから。そのうえトランス脂肪酸は安いので、製造者にとって採算上非常に有利である。しかしこれらのトランス脂肪酸を食べる人間にとっては全体的に有害である。なぜなら、あらゆる脂肪の中でトランス脂肪は、人間の健康に最も有害だから。しかしまたトランス脂肪酸は自然界にも存在する。例えば反芻動物において、例えば牛の脂肪に含まれているが、これは胃の中でバクテリアによってトランス脂肪酸が生産されるから。子牛や羊や山羊なども、生化学的に見れば自然界のトランス脂肪酸製造者であるが、これらのトランス脂肪酸はまったく性質が異なり、健康には絶対危険がない」。

ビリー「しかしスファートは、植物と動物の飽和脂肪酸も不飽和脂肪酸も人間の栄養にとって必要だと言った。飽和脂肪酸も不飽和脂肪酸も我々の食品には必ず入っている。彼はバターと乳酸も取り上げ、人間の場合はこれらの食品に対して必要な酵素生産が行われるので非常に有用だと言った」。

プター「そのとおり。しかし脂肪分の多い食品を飲食する際には、健康な節度を守ることが前提である。健康的に栄養を摂取するならば植物性と動物性の飽和脂肪酸も不飽和脂肪酸も問題ない。
動物性製品で独特なのは乳脂肪である。乳脂肪は非常に貴重な脂肪酸を驚くほど多様に含んでいる。それゆえ人間にとってその組成はまさに理想的である。しかしながら、消化に注意しなければならない。なぜなら牛乳や乳製品を耐えられるようにするのに必要な酵素生産が行われない人間もいるからである。この酵素生産に欠陥があれば、牛乳や乳製品は推奨されず、場合によっては非常に健康に有害である」。

ビリー「植物性脂肪と動物性脂肪ではどちらがより健康的と言えるだろうか?」

プター「植物性脂肪が最も価値がある。なぜなら植物性脂肪は不飽和脂肪酸をより多く含み、動物性脂肪は飽和脂肪酸をより多く含んでいるから。それゆえ脂肪の由来が決定的な意味を持つが、すべての食用脂肪は飽和脂肪酸も不飽和脂肪酸も含んでいる。最も価値の高い脂肪は、バターと採種やナッツを低温圧縮した植物油に含まれている天然脂肪である」。

ビリー「よく牛乳や乳製品は一般に有害だと主張されるが、そうすると乳酸もかね」。

プター「多くの人間(子供と大人)にとって牛乳や乳製品は多かれ少なかれ健康に有害だ。しかしそれは一般化できない。有害に作用するのは、牛乳や乳製品を消化できるようにするための酵素生産が大なり小なり不足しているか、まったく欠如している人間の場合だけである」。

ビリー「特に牛の乳や乳製品が有害だということについて、すでに一度話したことがあるが、君はそれについて詳しい説明をしなかった。クウェッツァルともこれについて一度会見したことがある。しかし消化に必要な酵素生産が欠如しているか十分でないということになると、少し様子が違ってくる」。

プター「たしかに我々はそれについて話した。だが、それはもうずいぶん以前のこと。事実、その時は牛乳や乳製品の消化性に関して酵素生産について言及しなかった」。

ビリー「植物性脂肪だけが健康だ。それらは何よりも多くの不飽和脂肪酸を含んでいるから、というのは全く当たっていない」。

プター「確かに正しくない。例えば、ヤシ油やパーム油は植物性由来だがあらゆる食用脂肪の中で飽和脂肪酸を最も多く含んでいる。それゆえ植物性脂肪は単純に健康的と見なしてはならない。植物性脂肪のなかにもいろいろ飽和脂肪酸があるから」。

ビリー「しかし乳脂肪は多くの健康な脂肪酸を含んでおり、したがって健康的である。いったいどうしてそのようなことになるのか?」

プター「何より牛乳とバター、それにチーズ、その他の乳製品に含まれている乳脂肪は、極めて特別の脂肪である。というのは組成が植物油とも動物性脂肪とも同じではないから。総じて乳脂肪は飽和、不飽和、短鎖、中鎖、長鎖と、事実上すべての脂肪酸を含んでいる。全部で400種類以上の脂肪酸が含まれているが、そのような食品は他にない。
これほど多様な脂肪酸を含んでいる脂肪酸は、人間の需要にとってまさに理想的にできている。若干の脂肪酸は特に健康に良い効果がある。例えば短鎖脂肪酸はほぼ乳脂肪中にしか現れないが、癌の予防効果が大きく、特に大腸癌と乳癌が減少する。乳脂肪はコレステロールの危険もなく、反対に心筋梗塞リスクを低減する。乳脂肪の飽和脂肪酸はコレステロール値にはさまざまな影響を及ぼすが、全体として見るならばそれによってコレステロール値の上昇は起こらない」。

ビリー「重要な説明をありがとう。それで十分であり、すべて明確でしょう。もうひとつ私の興味を引くことがある。君たちの助けを借りて、ヒマラヤ地域で2度イエティを見ることができた。背丈およそ3mで、猿人の最も遠い子孫であり、彼らの最も遠い先祖は6000~7500万年前にスマトラのトボ火山の大噴火の結果、大部分絶滅したと説明された。この大きな猿の名前は忘れたが、再び君から聞けるに違いないが、私が興味あるのは、伝説的なアメリカのビックフット、カナダのサスクワッチ、そしてアメリカの南部で目撃された同種の生き物も巨大類人猿の最も遠い子孫なのだろうか?」

プター「実際そのとおり。それというのも北インド、パキスタン、チベット、アメリカの北部と南部では、地球の古生物学でギガントピテクスと呼ばれている少数のヒト科の個体群が生き延びた。700~900万年前に自然災害が起きて、この類人猿はまたもや激減したが、それはまたおよそ10万年前にも起こった。それからちょうど75000年前にスマトラの巨大火山トボが噴火して、世界中に気候災害と気候変動を引き起こした。その結果、10年以上にわたり多くの生命形態が絶滅した。
ギガントピテクス・ギガンテウス属も激減したが、さまざまな場所で本来の巨人猿の少数の個体群と、そしてまた若干の亜種が生き延びた。そしてこれらの少数の個体群から今日に至るまで極めて小さいばらばらの群れが生き残り、君が挙げていた地域で生きている。これらは今日なお実際に極めて小さいばらばらな群れで生存している。人間に似た直立歩行の猿属に、いわゆるイエティ、ビックフット、サスクワッチは属しているというわけ」。

ビリー「ありがとう。これでこの件もはっきりした。君たちに助けられてそのような生き物を二回見ることができたので言えるが、これらの全身に毛が密生した生き物は本当に人間か猿のように見え、大型の熊とはまったく関係ない。

ここに2012年8月4日の第543回会見記からのコピーがある。
しかし本来果糖について何を言うべきか。果糖は体重を減らすのに非常に良いと喧伝されているのだが、私の体重で言えば、君が予告したとおり、いっこうに下がろうとはせずいつも80kg近辺を行ったり来たりしている。食事はかなり少なめにしているのだが。甘い食べ物では白いざらめ糖の代わりに果糖を含んでいるものだけ摂るように心がけるべきだろうか。そうすればもしかして体重も少しは減るだろうか?」

プター「君の情報は間違っている。果糖は体重を減らすのには適していない。なぜならそれは白色の精糖よりも速く大きく体重を増やす効果があるから。果糖は体重の増加に影響が少ないという主張は錯誤にほかならない」。

ビリー「ああ、それはおもしろくない。この件については多くのナンセンスが語られている。これについてひとつ質問がある。というのも君はこの会見の後で、果糖とその他の糖類の有毒性についてもっと述べることがあると言った。それについてもう一度言ってもらえないか」。

プター「もちろんだ。果糖は体重の増加を促進して肥満に至らせるだけでなく、高血圧、心臓病、さらには癌や糖尿病まで引き起こす。これについて言うと、その責任はインスリンにある。なぜならインスリンは多くの糖を吸収するように細胞を活性化するからだが、それによってさまざまな癌疾患が誘発されるから。ということはつまり果糖以外の糖類でも糖分を病的に摂れば同様に有害だということ。それが特に顕著に現れるのは甘い食べ物や飲み物の消費で、糖を病的に摂取する場合である。
その結果、たいてい体はアジポジタスになり、さらに肝臓は脂肪肝となってもはや完全には機能できなくなる。しかしまた基本的に果糖やその他すべての糖類を過剰に摂取するならば、脳内で分子の組み換えが起こる。しかしながらこれは一方では糖などの種類と量に依存し、他方では人間の代謝などに依存する」。

ビリー「よくわかった。だが、君はアジポジタスと言ったが、それは何だい?」。

プター「アジポジタスは肥満のラテン語の医学用語だ」。

ビリー「わかった。ご教示ありがとう」。
第544回会見(2012年9月1日)


ビリー「大豆製品について尋ねたい。大豆は派手に宣伝されて、いろいろな食品の他、香料、油、豆腐などが作られている。私も豆腐を何種類か食べてみたが、喉を通らず、吐き気をもよおした。いずれにしても食べることはできなかった。これと同じ現象は味も風味もないワニナシもしくはアボガドにも見られる。これはかつては豚の餌として遺伝子操作されて栽培されていたが、現代では人間も食品として利用している」。

プター「多くの地球人の味覚神経はひどく変化したか、さらに破壊されてしまい、食品や嗜好品の本来の味を多かれ少なかれ正しく知覚できなくなっている」。

ビリー「私もそう思っていた。だが、質問したのはそのことではない。私が聞いているのは、大豆製品は食品産業が言っているように、本当に健康に良いのかということ」。

プター「問題は量である。摂り過ぎれば健康に良くないというのは、君自身がいつも言っていること。基本的に大豆はタンパク質を豊富に含んでいる植物で、イソフラボンもフィトエストロゲンの形で大量に含まれている。しかし、タンパク質やイソフラボンというわけではない。特にイソフラボンは長期間にわたって多量に摂取すると、ホルモン代謝に非常に大きな影響を与える。それ以外のすべての大豆成分も無害ではないので、十分注意を払うか、あるいはまったく食品として使用すべきではない。とりわけ子供用の栄養は、いかなる大豆製品も含んではならない。なぜなら、イソフラボンについて言えば、特に乳児、幼児、青少年は大豆製品によって健康が損なわれ、健康以外の点でも重度の障害を来すから。
どんな年齢の子供も、イソフラボンを体重1kg当たり4分の1mg摂るだけで、修復不可能な重度の健康障害を引き起こす。それも意識活動、脳、知能、思考界と感情界、心、肉体、挙動などに関してである。妊婦が大豆製品を摂取すると、胎児の肉体、四肢、神経、脳および筋肉に重度の修復不能な障害を来し、奇形の原因ともなる。乳児や幼児に1日に体重1kg当たり4分の1mgを超えるイソフラボンを絶対に投与すべきではない。
単純で一般に理解しやすい言葉と概念で言えば、あらゆる種類の大豆製品は多量に摂取すると、それに含まれている有毒成分のために、頑健な大人の健康さえ損なわれ、重度の障害を引き起こす。それは腫瘍もしくは癌の発生とその促進、さらには脳、意識、行動の障害、人格変貌、そして不妊に至ることもある。大豆製品によって女性と男性において特に乳癌が頻繁に引き起こされ、鬱病やパーキンソン病も発生する。
遺伝的素質がある場合は、その傾向が強い。アルツファイマーや痴呆症も、イソフラボンを過度に摂取した結果である。視力、味覚神経、集中力、道徳的平衡感覚、その他のさまざまな重要な生活因子も損なわれる」。

ビリー「では、大人が摂取しても良い大豆の適量はどのくらいかね」。

プター「適量はイソフラボンの含量による。毒に犯されたくなければ、人間は毎日イソフラボンを体重1kg当たり2分の1mg以上取ってはならない」。

ビリー「ということは、体重70kgの人間はイソフラボンを35mg以上含む量の大豆製品を取るべきではないということ。だが、大豆を摂取すれば、あっというまにこの量に達してしまう」。

プター「実際そのとおり。普通の大豆飲料2.5dlにすでに約30mgのイソフラボンが含まれているから」。

ビリー「大豆から作られた医薬品もしくはそれらのイソフラボンについてはどうかね」。

プター「そのような医薬品は、体重に合わせて調節されていないか、適度に長い期間にわたって摂取するか、あるいは特にイソフラボンに対して敏感な人間の場合は、決して勧められない」。
第267回会見(1998年6月30日)






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最終更新日  2023.06.28 12:27:06


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