「酒井抱一と江戸琳派の全貌」展
文化の日らしく千葉市美術館に行ってきました。現在開催されているのは、酒井抱一と江戸琳派の全貌展でしたよ。 江戸琳派は千葉市美術館の得意な分野のようです。浮世絵と併せて収蔵資料が多いのでしょう。はなやかな雰囲気でそれなりに来館者も多いようでした。 酒井抱一は江戸時代、姫路の酒井家に次男坊として生まれます。家督は長男が継ぎ、抱一はいわば「きままな身」、、、酒井家は芸術に傾倒の深い大名で抱一は幼い頃から絵の教育を受けていたそうです。 経済的な不安はなかったのでしょう。じっくりと絵を描く環境が抱一にはありました。当時の風流人がそうしたように吉原に通い、蔦谷や他の文化人とも交流を深めていきました。ちなみに抱一の奥さんは芸術に大変造詣の深い花魁を身請けしたそうです。 吉原の花魁を描いた美人画もありましたが、抱一の最も得意とするのは「花鳥図」、、大変写実的に描かれているものから、簡略化されているもの、その両方を混在させたものなどさまざまでしたが、どの絵をみても「こういうのあるなぁ、、」と思わせるのが不思議でした。私が一番気に入ったのは「花鳥十二ヶ月図」、、1年間の花鳥を1月ずつ描いたものです。鳥ばかりではなく、季節によっては「牡丹に蝶」や「朝顔に雨蛙」「ススキに秋の虫」なども登場させています。こんなのはきっとお金持ちの風流人の間で取引されたのでしょうが、床の間に季節の掛け軸が飾ってあると「粋」だよね~ なんて思ってみてしまいましたよ。 来館者は結構いましたが、都心の美術館のように満員電車状態ではなく、ゆっくりと作品を堪能することができました。とてもゆったりした気分になれた秋の一日でしたよ。江戸琳派の創始者酒井抱一 【十二ヶ月花鳥図】桜に雉子図(三月)価格:102,900円(税込、送料込)掛け軸・夏の床の間を彩る掛軸掛け軸 玉蜀黍朝顔に青蛙図 (酒井抱一)(掛軸小物なし) 送...価格:34,125円(税込、送料込)茶器 抹茶茶碗 抹茶碗 茶道具 送料無料茶道具 茶会 初釜 梅 椿 酒井抱一【茶器】【抹茶茶碗】【...価格:19,950円(税込、送料込)