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カテゴリ:川柳
一昨日、産経の夕刊・「おおさか川柳」に久しぶりに私の句が載った。題は「田舎」だった。
三輪そうめん柿の葉すしで満喫し 私は大阪市内で生まれ、育ち、堺に移って60年になる。田舎=故郷は持たない。20年余り前に仕事の都合で、桜井に住み、マンションを買った。三輪山の南麓1キロほどのところだった。三輪山がよく見え、山の辺の道もすぐ近くを通っていた。 3年でまた、関空の近くの勤務になって空いてしまったが、週末は毎週1泊した。長谷寺や飛鳥が近かったが、何といってもマンションのすぐそばに田んぼがあり、夏はカエルが鳴いてのんびりとなつかしい感じがした。私の先祖はきっと大和に住んでいたのだろうと思った。 川柳「田舎」と知り、先ず思いだしたのは、三輪そうめんだった。三輪山の麓の水はそうめんに適し、冬の寒風はそうめんをおいしくするとされている。柿の葉すしは吉野の名産であるが、この頃はデパートで手軽に買える。 この二つを思い浮かべると、川柳はすんなり出来てしまった。しかし、これが入るとは夢にも思わなかった。6カ月ぶりのことであるが、それよりも12月28日の最終の夕刊に載ったことに意義がある。 今年はいろいろと嫌なことがあったが、すべて吹き飛んだような気がする。終わり良ければ総て良し、これで気分よく年が越せそうだ。 来年も引き続き川柳を作り続けたいものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.12.30 14:20:20
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