【 meets World 】
やってやられて、やり返して。世界には相も変わらず物騒な輩がいるようで。奴隷だの、身代金だの、十字軍だの、一体何時代の話だの?中世の地中海世界の話そのまんまの世界観の輩がいるようで。 塩野七生 著 ≪ローマ亡き後の地中海世界≫怖いですわ。ホント。日本人もそんな怖い世界の中にいる訳で決して他人事ではないんでしょうが。やっぱり日本は平和なもんです。数週間前の話ですが、仕事で外出をしていて会社に戻ると。なんとも面白い光景が・・・・3年ぶりに来島した中国人と4か月前に来日したインドネシア人が談笑している。お互いカタコトの日本語で。平和だ、実に平和だ。呉越同舟なんて言葉がありますが、異国人といえど。同じ船に乗れば仲間、同じ港に入れば仲間。いや同じ場所にいれば仲間、一蓮托生ってやつですわ。人類、皆兄弟。仲良くしなあきまへん。いろんなことあります。二十年前、電車で南米人のおじさんに声を掛けられ、とりあえず笑顔でOK Amigo!と返したら。小一時間スペイン語でまくし立てられた事があります。今考えれば、おじさん異国でAmigoと言われて喜んでくれたんだろう。十九年前、これまた電車で黒人のおじさんに声を掛けられるExcuse meて。とりあえず笑顔でOk Brotherと答えるとBig Smileでこう聞かれる。Where is Hamamatu Station?う~ん、次の次なんやけど・・・・Next and Next Ok?こう答えると。おじさんは、Thank kyou と言って次の駅で降りて行った。あれは、やっぱりまずかったかなあ。十八年前、売店でたこ焼きを買おうと並んでいると、後ろから声を掛けられる。Excuse me ,How much is this?振返ると、ごいすーなパツ金美人がそこに。おおっと思わず慄き、500円!と答えると、What?と聞き返される。おお、いかん、いかん。Sorry five hundred yen と答えるも。また What?と聞き返される。う~む、なぜ通じぬ。それからイントネーションや言い回しを変えるも、通じず。その後、ほどなくして英語ペラペラのおじさんが現れ。姉さんは無事買物を済ませた。どうして通じなかったのかなあ?十七年前、通じないという意味では同じような事があった。