日本経済とヒット商品が全部分かったと叫ぶ!
セカチューをパクったタイトルのTBS番組を見た。なかなかに面白く参考になったし、今年ヒットした、液晶テレビ、DVDレコーダー、黒豆、ニンテンドーDSなどが視聴者に当たるという企画も面白かった。思わず、クイズに参加してしまった(笑)さて、今年の日本経済じゃなくて、将来の経済情勢を考えていく上で、2つのキーワードはとても重要だろう。1 「2007年問題」 いわゆる団塊の世代、うちの親父もそうなんだけど、彼らが定年退職するピークが、2007年。 なんで問題かというと、会社にとっては退職金支払いが膨大になる点、そして、労働力が減少していくという事態。 労働力の減少→購買力人口の減少→経済の停滞 現在、その穴埋めといっては失礼だけど、外国人労働者に期待される部分も多いのだ。なにせ、国内では、少子化の進行、ニートという自発的無業者の若者達の存在もある。 日本は、「少子高齢社会」「人口減少社会」を本格的に迎える。 フリーターが417万人にも達し、正社員として会社という組織にとらわれないという生き方。これは、年金の給付と負担だとかの社会保障体制の維持にも大きな影響を及ぼすわけである。これは、本当に戦略的に政府、自治体は取り組まなければならない政策課題ですよ。 とにかく、国家的課題は山積し、国民的議論が求められているが、今の日本社会は、趣味嗜好の多様化、個人主義と言えば聞こえはいいが、バラバラの状態。社会の最小単位である家族もバラバラ。オリンピックといったスポーツで日本国民であることを意識するくらいじゃないのかな。日本人の習性ともいわれた「集団主義」は「個の時代」へと転換している。 ここまで成熟した社会において、何を国家目標としていくのか、否、国家として明確に目標を掲げること自体が難しい時代なのだろう。2 BRICs 今後の経済成長が見込まれる4カ国の頭文字を取った言葉。 ブラジル、ロシア、インド、そして、中国。 これらの国々の経済発展に伴う、原油などの消費エネルギー増という側面と、有力な投資、消費市場としての価値が見込める訳である。今年の経済では、個人が株を買うのが容易になり、「株ブーム」。携帯電話は、8500万台が所有され、全国民の3人に2人は持っている勘定。システム、組織の再編も注目された。銀行業界、プロ野球界、ダイエーなどの小売業界。アテネオリンピックの経済効果は、4000億だとか。この際、家電を買い換えた人がかなりいた証拠。そして、韓流ブーム。この経済効果も相当なものだろう。NHKももうけたはずじゃないかな~。