|
カテゴリ:カテゴリ未分類
やっと、新学期が始まった。
いきなり、ウーはスクールバスに乗れず、自主通学。初日から(笑)。 思えば、夏休みに入ったころも、混乱して、学校のカバンを持って 「がっこういくの~」と数日間は騒いでいたなあ。 一応、カレンダーや写真を使い、まもなく学校でっせ~と伝えたつもりだったんだが、 はい、つもり、だけだったよう。 まだまだ、今週いっぱいは短縮授業で、幼稚園よりも早く帰宅するため、 ちょいと仕事の調整が難儀だが、自分の時間ができたことには感謝なり。 一番やりたいことは、ウーのいない間に、 ゆっくりお風呂に浸かること。ああ、ささやか~。 なんて、ささやかな希望! ウーの奇行について、メモしておこう。 クリスマスツリーに異様にこだわるウー。 この夏休みにひっぱりだした、小さなツリーは、もちろん今も飾られっぱなし。 てか、ウーはツリーを人形のように扱っている。 ツリーにご飯を食べさせてみたり、布団に入れて寝たり、 ついに、先日は、ツリーを風呂に持ってきたので、激しい攻防がなされたし。 こないだは、ツリーも連れてスーパーに行ったわ。 って、私もツリーを家族みたいに扱ってるが。 だって、仕方がない。 もう、皆さんの「みちゃだめ!知らん顔しましょう」の顔つきや、 逆にガン見されることも、生活の一部として、すっかり慣れたんだわ。 去年、通った自閉症の療育の担当の先生が、ユニークで素敵な方で、 私の中では「神」なんだけど、 「人を傷つける、命に危険をおよぼす、ものすごい迷惑をおこす以外の事は、認めましょう。 何が自分のよりどころか、なんて、自分の自由。ほっといてくれっちゅう話」 こんな事をさらっとおっしゃるの。 この先生のおかげで、ウーの行動を笑えるようになった自分がいる。 おもろいなあと。 これを書いてる今も、ウーはツリーの端っこを握りながら 寝息をたてている。 私は、タオルケットを、ウーとツリーにかけてやるのだ。 自分の枕の半分をツリーに分けてやっているウーがいじらしい。 先日は、家業である花屋向けの秋冬コレクションの展示会場に出かけたのだが、 ウーは、大きなクリスマスツリーの前でピタッと止まって、 1時間も眺めておった~。そんなに楽しめるのは、もはや才能であろう。 営業マンさんも、ビックリ。 ウーは、ツリーに向かって「かわいいわ~、いいなあ」と称賛の言葉を言い続け、 涙まで流して、ツリーに首ったけだったのな。 帰るときも、ポップコーンで釣らなくてはいけないほどに、ぞっこん。 さて、もうひとつのこだわり、水。 トイレの水洗レバーを激しく何度もさわって、流水がみたい。 お風呂に入ると、必要ないのに、浴槽にすぐお水を足して水の落ちる様を凝視。 雨の日が大好き。延々と水が降ってくるのだから、たまらないのだろう。 川はもちろん、用水路、どぶに至るまで気になって仕方がないので、 急ぐ時には、道中、水トラップがないか、私はルート選択に苦労する。 で、大阪梅田には、 川の流れる阪急3番街というショッピングや飲食のゾーンがあるんだが、 つい、うっかりウーを連れて通ってしまったら、あら大変。 興奮して、大声をあげながら、床に這いつくばって眺めようとするんで、 かつぎあげて脱出を試みるも、激しい抵抗を受けてしまった。 ピンチにこそ、ヒントはあったわ。 川べりの店に入り、川ビューの席を陣取ればいいじゃんと。 で、私は実行に移したが、いったん生の川を見てるものだから、 ごまかされてくれない! 大慌てでお茶をして、ウーはずんずんと進み、川が流れ込む場所に座り込み また1時間動かなかった。 もうね、私も一緒に座って見てた。 なんで、これがウーには面白く感じるんだろう。 泣くほど面白いって、どうよとか思いながら、 最高の笑顔を見せる息子を見て、川を見て。 思いっきり通行人に見られて。 「おかあさん、かわへいきましょう」と、中に入ろうとしたので さすがに、担いで強制終了かけたが、いつか、落ち着くんだろうか。 泣いて暴れるため、阪急電車に乗るのだからと 新たなエサで釣って機嫌をなおしてもらう。 これまた、電車の中では、車掌さんのアナウンスをいちいちマネするんで 勘弁してくれと思いつつも、なかなか、その人の癖ごとコピーしているから 感心もする私。耳がいいんだろう。 で、降りるのをしぶったりするもんだから、 電車にバイバイって手を振ろうと言って釣る。 またまた、ホームから離れたくないとごねるならば、 切符をみせて、改札に切符を入れに行こうと釣る。 切ないことに、ウーは毎度釣られてくれる。 その無邪気さに、胸が痛くなることもあるが、 それは、こちらの勝手であって、本人にとっては、 次々と楽しいことが連なっていてやった~!てなもんだろう。 ウーは、私に難題もつきつける。 寝かしつける際に 「おかあさん、ドナウ歌って~」と言うてきた。 ヨハン・シュトラウスのアレ、 美しく青きドナウ、である。 ウィーンフィル大好きなウーは、何曲も頭の中に入っていて、 音楽に合わせて、うまくリズムをとり、口ずさんでおる。 で、負けじと私がハミングすると、途中でダメだし。 かなり細かいところを、ウーに訂正されてマジでへこむ私。 でもね、まあね、こんなにウーが夢中になれるものと この世界で出会えてよかったな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.09.04 03:46:25
コメント(0) | コメントを書く |