カテゴリ:銘柄
株が割高がどうかを考えるときにPERが代表的な指標ではと思います。
PERが10以下なら大安売り(何か問題でもあるの?)、PERが10~15ならまあまあ、PER15以上は少し高くて、20以上は期待されている銘柄という感じでしょうか。 成長株の場合はPERが高めの場合が多いのですが、問題になるのはPERの計算をする時にどの利益で計算するかということです。 低成長株の場合は前期利益も当期の予測利益もそんなに変わらず、せいぜい10%ぐらいの差しかないので、あんまり問題になりません。ただ高成長株の場合はどちらを採用するかで大きな差がでます。 例えば今注目を浴びているフージャーズは前期利益と当期の予測利益が大体2倍ぐらい違います。前期の利益で計算するとPER27.04とやや高めです。しかし今期の会社の予想利益(ほぼ確実らしい?)で計算するとその半分としてPER14ぐらいになります。予想PERで計算するとこれだけの成長株がPER14なら割安なのではという気になります。 予想PERが難しいのは、どの予想利益で計算するかということもあります。会社予想や四季報、あるいは先にでている第1四半期利益を単純に4倍して計算したりと試行錯誤です。 月曜日に買ったパシフィックマネージメントの場合、現在時価総額は約700億円です。前期の利益17億円で計算するとPER41、会社予想の今期予想利益26億円で計算するとPER27倍となり、第1四半期の利益10.7億円を単純に4倍して当期利益を43億円と予想して計算するとPER16.3倍となります。 パシフィックマネージメントの四半期ごとの純利益と過去数年にわたってエクセルで分割してグラフ化してみましたが、これが波があってなかなか予想が難しいんです。預かり資産の伸びと営業利益を相関係数まで出して計算してみましたが予測できるほどの強い相関ではないのです。ただいつも第1四半期よりも第2四半期の方が純利益が大きいし、今期の預かり資産も第2四半期に急激に増えているので第2四半期の利益が第1四半期よりも低いとはあまり思えないのですが。 私は保有銘柄でIRに電話やメールをしたことは一度もないのですが、今回ばかりはパシフィックマネージメントに電話をかけて第2四半期の利益がいくらになるのか訊きたくなりました(もちろん教えてくれるわけはないのですが)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[銘柄] カテゴリの最新記事
|
|