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うちの妻は小学校受験に興味を持っており、慶応幼稚舎(蛇足で書きますが慶応の小学校のことです。幼稚園ではありません)の見学会に今日行ってきたようです。慶応幼稚舎というのは入学するとよっぽど学業がひどくなければエスカレーター式に慶応大学にまで進学できるためか、かなりの人気です。
我が家の長男を幼稚舎受験させるつもりはないのですが、妻は友人に誘われて黒スーツを着て学校説明会に行ってきました。何百人の黒スーツで固めたお母さんが天現寺の交差点を横切り、学校へと吸い込まれて行く姿は壮観だったそうです。慶応の幼稚舎は毎年学校説明会を4回に分けて開くそうです。1回では希望者を収容できないらしいのですが、それだけ関心のある人が多いのでしょう。 パンフレットを参考にすると、昨年の場合だと定員144名(クラス36名の4クラス)で志望者2071名なので14.4倍の競争率でした。ちなみに初年度入学時納付金は1,531,480円です。入学金が34万円なので2年目以降は100万ちょっとぐらいでしょうか。小学校6年間で800万円ぐらいは覚悟しとかないといけないようです。 お受験を控えているお母さん方にとって慶応幼稚舎に関しては「都市伝説」といってよいぐらい、いろんな噂があります。ただ子供の教育に投資を惜しまない人は多く、人気が衰える兆しはありません。うちの奥さんによると「確かに授業料も高いが、それに見合うだけ設備に関してはすばらしかった」そうです(設備ぐらいしか見学会では見れないのですが)」。 幼稚舎は1874年(明治7年)に開学して既に創立130年だそうです。福沢諭吉が官学に対抗して慶応義塾を創設したのは有名ですが、その一貫として年少者の塾を始めたのが幼稚舎の始まりだそうです。 「天は人の上に人を作らず。人の下に人を作らず」と福沢諭吉は機会平等と独立自尊を唱えました。福沢諭吉は反骨精神と合理性の塊のような人で私の好きな歴史上の人物の一人です(私は慶応卒ではありません)。でも反骨精神に溢れる福沢諭吉の作った小学校がこういう学校になるとは、お墓に眠る福沢諭吉も予想し得なかったのではと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 9, 2005 11:17:31 PM
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