カテゴリ:投資について
昨日のブログで「今年の4月は天候不順でアパレルの月次はどこも悪かった」と書きました。ただ書いた後で「そんなに4月の天気って悪かったっけ?」と疑問にかられました。私は窓もあまりない室内に朝から晩までずっといる仕事なので、正直天気なんて気にすることもありません。本当に今年の4月の天候は悪かったのか調べてみました。 気象庁にかなり優れたデータがあるのを発見しました。 これは日本全国の気温・降水量・日照時間の平年差(比)分布図です。平年と比べて天候が良かったか悪かったかが一目でわかります。 今年の4月のデータと、去年の4月のデータを比較してみてください。日照時間なんて全く違うのがわかると思います。今年は去年と比べて4月の天気が非常に悪かったようです。このデータをちゃんと把握していれば、4月売り上げの月次発表後にポイントを仕込んだのに。 アパレル銘柄の月次売り上げは、天気の影響が非常に大きいです。ただ天気という本質的ではない因子の影響で売り上げが下がっても、株価はアホみたいに下がります。投資家というのは、そんなに合理的な人ばかりじゃない(というか合理的な人の方が少数派かも?)からだと思います。 この気象庁のデータを使えば、ある程度今月の気象データの影響を予測することも可能かもしれません。4月は前年に比べて月次が悪くなるのがわかりきってました。月次発表前に空売りをするとか、月次発表後の下がったところで仕込むとか、今後は少し応用可能かもしれません。 気をつけないといけないのは、春物などは天気が良いと売れるのでしょうか、冬物などは天気が悪い(寒波が強い)方が売れると思います。今年の冬は冬物が売れたという話を聞きました(ハニーズは、冬物が足りなく、コートが欠品で売り上げが下がったらしいですが)。 アパレルの株を買う人は、気象庁の月次データもチエックすると面白いと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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