4th Hong Kong 3 旅の終わりは、旅の始まり
11月20日(土)帰国する日の朝は、いつも哀しい。今回も、多少なりとも、そんな感情が湧いているのだが、この日の朝は同時に「やり切った」感もあり、いつものように後ろ髪を引かれる感覚は少しばかり薄かった。それだけ中身の濃い旅だったんだろう。チェックアウトの時間は、正午。帰りの飛行機の香港出発は、16時10分。憂鬱になることなく、時間が来るまで楽しもうと、心に決めた。8時に目が覚め、8時半にホテルでの優雅な朝食。朝食が終わっても、チェックアウトまで3時間弱の時間が残っていた。パソコンのメールチェックを一通り終えてから、最後の散策に出かけた。まずはホテル周辺から。ホテルと直結している、遊歩道。ホテルの下は、マカオに向かうフェリーターミナルになっていて、ホテルからはもちろん、直結。ホテルの外観。趣味の悪い色のパソコンサーバが並んでいる感じ(笑)部屋はとても居心地が良いんだけど、ね~海を隔てた向こう側では、香港一高いビルが建設中。(何のビルか、Yさんに聞いたんだけど忘れた)どうせ、そのうち、破られるんだろうけど…対岸の上環(Sheung Wang)地区。モヤなのか、空気がキレイでないからか、ハッキリとは見えない。イルカのモニュメント。何でイルカかって?分かりません。でも、絵になるので、撮りました。お気に入りの一枚。チョウ・ユンファの「男たちの挽歌」っぽくない?僕がお世話になったホテル、九龍公園にも直結していて、公園を経由して、尖沙咀(Tsim Sha Tsui)や佐敦(Jordan)へも徒歩でアクセス可能。とても良い立地にある。九龍公園も中々良い。昼は都会のオアシス。海外の公園って夜はコワい場所になるけど、この公園はカップルの溜り場、夜だって全然コワくない。佐敦(Jordan)からMTRに乗って、旺角(Mong Kok)へも足を伸ばした。この辺りも、女人街など、歩いているだけで楽しいマーケットがたくさんある。旺角(Mong Kok)散策中に残り時間が30分になったため、急いでホテルに戻った。チェックアウトは、11時53分、ちょっと焦った。チェックアウト後、無料のシャトルバスでAELの九龍駅へ。羽田行きのフライトをAELの九龍駅でチェックインし、ボーディングパスを受け取ってから、AELで空港に向かった。空港のセキュリティチェックの直前で、僕は一つ、アホなことをやらかしていたことが判明。仲良しさんに頼まれて買ったマンダリンのジャム、箱をツブしたら、帰国後に仲良しさんに説教されると思い、丁寧に手で運ぶことにしたのだが、考えてみたら…そう、瓶詰めのジャムは機内持ち込み禁止。巡回している係員に言って、一旦、セキュリティゾーンを逆戻りさせてもらうことにした。キャセイの荷物のドロップゾーンで段ボールをもらい、丁重に梱包し、FRAGILEのシールをベットリ貼り付けてもらってから、預け、再度セキュリティチェック。羽田やシドニーでは鳴らなかったのに、香港では、ベルトの金具で引っかかった。出国手続き後、シドニーに行くときとは違うラウンジでホッと一息。ふ~飛行機は定刻通りに出発。東京ー香港線は、大陸からの偏西風の影響で、香港に向かうときより、追い風になる東京に向かうときのほうが、運行時間が短く設定されているのだが、今日はその偏西風が強かったのか、羽田には、定刻より早く着いた。入国手続きを終え、税関へ。行き先は?と聞かれたので、正直に、「オーストラリアと香港です」と答えると、「え?休暇で1週間の間に2カ国も?」それぞれ3泊ずつしかしていなく、ジャムを段ボールに入れて単独で持っているのが怪しさに更に拍車をかけたのか、ボディチェックをされた。失礼なヤツだ、バカGメン!(←違う?)バスターミナルから、新横浜行きのバスに乗った。バスは国際線ターミナルが始発、このとき、僕を含め、二人しか乗客がいなかったが、国内線のJALとANAのターミナルでお客さんを拾ったら、ほぼ満席になった。考えてみたら、羽田は国内線メインの空港だから、当たり前か。新横浜から横浜線に乗り、無事、自宅にたどり着き、いつも以上に充実した1週間の旅は終わった。‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐11月21日(日)帰国した日から一晩が明けた日曜日。9時に目が覚めた。洗濯、荷物整理をしたら、あっという間に昼。仲良しさんに写メで戦利品の報告をしたあとテレビを見ていたら、知らない間に昼寝。3時くらいに目が覚め、篭ってたらいかん、出かけなくちゃと自分を奮い立たせるものの、またもや眠気が襲い、次に目覚めたのは、夜の8時半。よっぽど疲れていたんだな。この日、もう外に出るのはあきらめ、会社に行く支度をしてから、パソコンに向かった。パソコンで何をしていたかって?旅の終わりは、次の旅の始まり。ヤプーンか?またシドニー&香港か?次の計画を始めたのだ。心は既に来年の夏の方向に向いている。職場での悩み、当たって砕けるしかない!その向こうに、また、旅が待っているじゃん!僕の旅はまだまだ続きます。