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カテゴリ:お遍路
【5月27日】
午前7時半、民宿笛ヶ滝出発。 今日は、下りがキツイという三坂峠を越え、やっと松山市内へと入ります。ここまで来ると、愛媛は楽(今後は平地にお寺が多いし道の起伏も少ない。)だという話を聞いていたので、今日が正念場! 久万高原町から国道30号線を北上。たらたらとなだらかな坂をゆく。三坂峠の頂上まで約7km。ゆっくりゆっくり登っていく。 峠付近にある、車の休憩所レストパーク明神で、上海留学時(9年前)一年間、ほぼ毎日一緒に行動していた弟分(?)の大輔に連絡をとろうと思い立つ。(彼は松山に住んでいる) ここ数年連絡をほとんどとっていないので、ビックリするやろうなあ( ̄ー+ ̄)ニヤリ 携帯をとり、ふと携帯のアドレス帳に彼の電話番号を入れていなかった事に気付く。そうや、SOFTBANKの携帯から移し忘れてた(T_T) 思案し、彼は松山のダスキンで働いているので(実家の仕事)、仕事場にかけてみようと、電話番号を調べてかける。日曜日なので、休みで留守電になるかもな~と、ほとんど期待せず電話すると繋がった! 「はい、ダスキン○〇です。」 「(お!奴の声!)△△といいますが、〇〇大輔さんいらっしゃいますでしょうか?」 「○○は私ですが?」 「(おい、気付けよf^_^;)いーぴんです。大輔!人の名前忘れたんか?」 「お~!おっちゃん!(注:おっちゃんではない)久しぶり!どしたん!何しよんね!」 「お遍路でここ迄歩いてきたんやけど、逢えたら逢おうと思ってな(^_^)」 「どぇ~!ここまで歩いて?おっちゃん(注:彼は上海時代からそう呼ぶが、歳は3つしか違わない)凄いな!気合いやなあ。」 「おお!それより、今日も仕事か?日曜やのに。」 「いや、これ会社から携帯に転送してきよんよ。おっちゃん運ええで。今日は休みやし。なんで会社の電話わかったん?」 「携帯で調べた。そやけど、そっちの携帯にいくとは思わんかったなあ。ほんま運ええわ。今から三坂峠越えるから、また後で逢おう!」 運良く繋がり、後程逢えるとは!頑張って歩こうという気になる。 三坂峠の下りは結構キツイ。 短い距離で400mを一気に下る。 山道が終わりコンクリートの道になるが、まだまだ下る。途中、坂本屋という、お遍路のお接待所があり休憩。 昔お遍路の宿だった所を坂本屋運営委員会という地元の団体が土日にボランティアでお接待をしてくださっているのだ。日曜日に歩いているから、すごく運がいい(笑) おばあちゃんが可愛い人で、ついつい話し込む。松山大学の学生も課外授業でお茶をだしてくれる。単位がもらえるのだとか。がんばれ(笑) 坂本屋で、最近松山に《坂の上の雲ミュージアム》が出来たと聞き、明日時間あるしいってみよーかなと考える。司馬遼か。 坂本屋を出て更に下る。途中で三面の馬頭観音の石仏があるというので寄っていこうと思ったが、知らない内に通りすぎたようで断念。 橋岡屋で昼食。親子丼を食べる。日焼けしてるねえと言われ、「そうなんですよ」と長袖を捲ってビックリ!昨日までなかったのに水疱ができている。キモッ(>_<) 仕方ないので今日は日曜日で病院も開いてないし、放っておく。これって日焼けやなくて火傷やん。紫外線恐るべし!これ、顔になったらお婿に行けん(笑) そのまま46番浄瑠璃寺へ。参拝し、1km先の47番八坂寺へ。浄瑠璃寺からは、お寺とお寺の距離が近い。 八坂寺を出て、48番西林寺までは4.5km。 途中あまりの暑さにスーパーの日陰でへたりこむ。アスファルトが熱い。 空はなんだか白いし(後で黄砂だと知る)、前の空き地で雀がチュンチュンやたらウルサイなあと思ったら、交尾してるし(-o-;)なんなん?(笑) 明日逢う予定のユキオさん(スパイラルロッドを作った方)に電話して、日焼けの話をすると、アロエクリーム塗っておけば大丈夫との事で、とりあえずホッ。 なんとか残りの距離を歩いて、48番西林寺を打ち。大輔からの連絡を待つ。待っている間にシミケンから連絡あり。88番を打ち終わったとのこと。シミケンはこれから松山に高速バスで帰ってくるということで(シミケンの実家は松山)、「じゃあ大輔と3人で結願祝をしよう!」ということに。 大輔から電話。 「おっちゃん(注:確か上海では大輔の方が歳上に見られてたはず)何処におるんね?」 場所を説明し、迎えに来てもらう。久しぶりの再会!なんか無茶苦茶嬉しい(≧ω≦)b 逢えると思ってなかったから尚更だ。4年ぶりか。 鷹の子温泉まで送ってもらう間、上海時代の話で盛り上がる。上海に行っていたのは、もう9年前の事。大輔20歳、僕が23歳の時だから、ずいぶん時間が経つのが速いなと驚く。 上海時代に開講から一ヶ月遅れてきた大輔の事を、担任の先生から面倒をみてやってくれと言われてからの付き合い。大輔からしたら、上海で初めてあった日本人が僕。僕の彼への第一声は、「自分、日本人?」(笑) そういやその時、僕も中国語しゃべれんのにどうすんねん!と思った事を思い出した(笑) とにかく、上海では当時の彼女と大輔と3人で兄弟みたいな暮らしをしていたのです。濃かったなあ。 思い出話をしながら、今日逢えた事に二人で凄いな、縁やなあと感心しきり。 二人で温泉に入り、上海時代の仲間はどうしてるんやろなと話す。皆忙しくてなかなか連絡がとれないからね。 シミケンと合流。 3人で焼き鳥屋に行く。結願祝と3人の出逢いを祝福!いろんな話をする。 突然シミケンが「いーぴんさん、これ。」 シミケンが金比羅さんで黄色いお守りを買ってきてくれた。良いことありますよ!と。同性からこういうものを貰うというのは格別のものがあるね。シミケン本当にありがとう! 宿に帰り、上海時代の写真をみたり、お遍路話をしたり、ロッドでヒーリングをしたり。 今日は充実した1日でした(*^_^*) 写真は坂本屋さん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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