2010/01/30(土)00:17
シャネル&ストラヴィンスキー
2009年 フランス
監督 ヤン・クーネン
キャスト マッツ・ミケルセン
アナ・ムグラリス
ストーリー:1913年のパリで、ストラヴィンスキー(マッツ・ミケルセン)の新作である春の祭典が初日を迎える。だが、観客はそのあまりにも斬新な内容についていけず、激しいブーイングが起きる。その7年後、デザイナーとして成功したシャネル(アナ・ムグラリス)は、ストラヴィンスキーの才能にほれ込み、自分の別荘に彼とその家族を滞在させる。
アナが着るシャネルのファッションや、アナの別荘のインテリア等、シャネルの美が
豪華に散りばめられてて、眼福な作品でした。
昨年がシャネル生誕100年だったかな、シャネルをテーマにした映画が立て続けですが
オドレィ・トトゥのシャネルが、プライドは高いけどまだ何者にもなっていない若さと
危さがあったのに比べ、こちらのシャネルは成功し名声を手に入れた強さに溢れてます。
こうなると、シャーリー・マクレーンの「ココ・シャネル」を見逃したのが残念ですね。
アナとストラヴィンスキーの恋愛は、両者共に時代の先端を行き他の追随を許さない
その独創性が根底にあるんだと思う。どちらかが平凡な人間であったら、恋愛には
発展しなかっただろう。
夫を盗られた妻はただ凡庸なだけかと思ってたら、シャネルと対決するシーンでは
自らの弱さを武器に渡り合ってて、それまで影が薄かったのに一気に存在感がアップ。
マッツ・ミケルセン、渋くて素敵でした<結局そこなのね~~~(笑)