愛理の桜田淳子が楽しみだ。
8月1日放送の『ヒットメーカー阿久悠物語』に桜田淳子役でドラマ初出演する、愛理ちゃんについて、この作品の監督である金子修介のブログ「金子修介の雑記 "Essay"」にて、紹介されていました。(以下、サイトより)『ヒットメーカー阿久悠物語』速報PART4 阿久悠の作詞リストを見ると、桜田淳子へ提供したものが圧倒的に多い。僕でも知らない歌は多いんだが、シングルだけでなく、アルバムへも提供しているから、この数になるのであろう。また、桜田淳子を秋田予選で見た衝撃というものを、1972年9月何日というふうに日付入りで書いてある随筆もあり、「出場者の中で一人だけ浮き上がって見え、淡い蛍光色に光っている少女がいた」「彼女自身が発散している彼女自身も気付かぬ何かがたちのぼっているとしか言いようがない」という表現で、その衝撃の大きさを描いている。この秋田予選の映像というものが今も残っていて、ドラマでも抜粋して使うが、確かに他の出場者が歌っている時でも、椅子に座って待っている素人の淳子へカメラが吸い寄せられてゆくと思うほど、彼女は目立っている。「淡い蛍光色」はカメラには写ってはいないけれど……要するにカワイイから目立つ、という事なんだが、そう言ってしまうと身も蓋も無い。「淡い蛍光色に光る」という表現が出来るから、大作詞家になれた訳で。この「淡い蛍光色に光る少女」をお芝居で表現出来る人は誰か、と思った時、℃-ute (キュート)の鈴木愛理がふと浮かんだ。顔立ちは違うが、何か共通するイメージがある。演技経験は少ないが、キャスティングはトントン拍子に進み、鈴木愛理さんが衣装合わせに来てエンゼルハットを被った時、スタッフは皆、納得したのである。桜田淳子と鈴木愛理を両方とも良く知っている、という人は少ないだろうが、双方のファンが喜んでくれるシーンが撮れたと思う。ただ、ひとつ計算違いが……前述の文章に阿久悠は「音痴でなきゃいいが、と思った」と書いてあるし、桜田淳子さんは、決して歌が素晴らしく上手いというタイプでは無い。鈴木愛理さんの歌はたいへん上手かったのである。音程は安定しているし、声に伸びがあり、本格的である。彼女の「わたしの青い鳥」は、心地良い。CD出したら売れるんじゃないか。歌い方も、お母さんから教わった、ということで、桜田淳子の鼻にかかった歌い方を上手く真似していた。ビデオを見せながら、「どうぞいかないで」の辺りはちょっと切なそうな顔をするんだよ、と教えると、耳を赤くしながら頷く愛理さんの周りを、淡い蛍光色の光が包んでいた……金子修介監督といえば、皆さんご存じの通り、にっかつロマンポルノから、「デスノート」、「モスラ」など、さまざまな話題作を監督してきた、日本を代表する映画監督ですが、その監督が愛理ちゃんのことを絶賛してくれている。これはうれしいことです。これを機に、もっとドラマ、映画などにでてほしいです。あと、本当に愛理ちゃんの歌う「わたしの青い鳥」をCD販売してほしいです。