つづきです。
『使いきる。』より
◆ふきんがなければ始まらない
台所仕事を始めるとき、まず、傍らになくてはならないのがふきんです。
私はスタジオでは2段のワイヤーバスケット(キャスターつき)を専用のふきん入れにし、シンクのそばに置いています。一般の家庭にはそこまでの量は必要ないですが、でも、あらかじめ量がないと惜しまず使えないので、きれいなふきんをたっぷりと用意しておくといいでしょう。
バスケットの中に常備しているふきんは
1.和太布
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食器を拭くのに最適。34cm×35cm。和太布はたくさん用意しておきます。古くなったものは瓶の口を拭いたりするなど掃除にも便利。
2.びわこ
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このふきんはもともと、琵琶湖の汚染が深刻となり、その原因となる合成洗剤を使わない運動が起きた時期に作られたもの(そこから名前がついているそう)でこぼこでうねりがあるため、洗剤をつけなくても、ぬるま湯で油汚れまでよく落ちます。
3.さらしのふきん
昔ながらのさらしのふきん。だしをこしたり、炊きたてのご飯を移したおひつにかけたりするときに欠かせません。ガラスのコップもさらしで拭くと、普通の付近で拭いたときよりも光が出てきれいになります。
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4.薄手のタオル
雑巾として使用。温泉でくれるような薄手のタオルが◎。
5.かやふきん
台ふきんとして使っています。
以上のふきんを揃えていて、色は白ばかりです。いずれも洗剤+漂白剤で、顔を拭いても大丈夫なくらい、真っ白に洗っておきます。
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つづく・・・