パイレーツ・オブ・カリビアン　YO-HO港

昨日、紹介した「Bring Me That Horizon: The Making of Pirates of the Caribbean」の本に、サオ・フェンの海図の写真が載ってました。

いやん。。あまりハッキリ見えないなぁ～。

使われている素材は日本の和紙。
わ～～い。日本の素材を使ってくれたなんて感激ですね♪

回転するいくつもの輪で出来ています。
載せた画像ではわかりにくいですが、外から2本目の輪の中に
上部「黒　鬼」　　下部「赤　鳥」　　右部「青　龍」　　左部「白　虎」
の文字があります。

何気なく書かれているように思いがちですが、とても意味のある言葉なんですよ～。

地図というからには、東西南北を示しましてね。

「四神相応」という言葉を聞かれた事はあるでしょうか。
四神とは、天の四方の方角を司るもので、
東の青龍（せいりゅう）　西の白虎（びゃっこ）　北の玄武（げんぶ）　南の朱雀（すざく）
と呼ばれています♪

さて、この言葉をサオ・フェンの地図に当てはめてみて下さい～。

北（上）は「黒鬼」となってますが、黒は北を指す色なんです。
玄武は「亀」ですから「鬼」ではないですが、北の色が合ってるのでO.Kとしましょうか。
なんとなく、字の形も似てるしね～。
（外国人には、一緒に見えるかも～）

南（下）は「赤鳥」ですね。
赤は南を指す色です。そして、「朱雀」は鳥の事ですから、意味としては合格点！

東（右）の「青龍」は、そのまんま、大正解！
青は東を指す色ですので、これまた、ピッタリ♪

西（左）の「白虎」も同じくピッタリ当てはまります。
白はもちろん、西を指しています♪


さすがは、アジア地域の海賊が持つ海図です。
それぞれの方角を示す漢字の周りには、八卦の記号なども施されていて、綿密に作られてるのがわかります。
　　　　　

↑の八角の周りにある3本線が八卦の記号です。
　乾(ケン)　　　　　坤(コン)　　　　　震(シン)　　　　　巽(ソン)
　坎(カン)　　　　　離(リ)　　　　　艮(ゴン)　　　兌(ダ)

ありゃりゃ、ちょっと専門的になっちゃって、つまんなくなったかな。。

とにかく、あの不思議な地図が当てずっぽうに作られた物じゃない！って事が言いたかったんです♪。

ワールド・エンドのDVDには、きっとこの地図が作られた詳しい工程などが入っていると期待しています。
映画館で海賊達に逢えない今は、ただDVD情報を待つのみですわ。