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カテゴリ:キャンサーサポートプログラム
スタッフの春です。おひさしぶりです!
昨年9月からスタートした、養生園のキャンサーサポートプログラム。 参加者の皆さんは自宅でウォーキングを続けているわけですが、 寒くて歩きづらい冬こそ、 皆で元気をもらいあって、励ましあって速歩を続けよう! ということで、1月30日に埼玉県川越市で 「ウォーキングイベント」を行ってきました。 参加したのは、キャンサーサポートプログラムに参加中の方10名に そのご家族・友人の計13名。 今回のイベントのプログラムの目玉は二つ。 「速歩」。 そして、ホリスティック医学を実践している帯津三敬病院で、 帯津良一先生の講演を伺うこと。 まずは川越大師「喜多院」の境内でウォーキング、 ぽかぽか陽のふりそそぐお天気のなか、皆さんコートを脱ぎすて、早速速歩。 寒い時期でも倦まずたゆまず、速歩を続けて来た仲間同士 歩きっぷりを見られる絶好のチャンス! 冬といっても、速歩を3分もするとぽかぽかと体全体が暖かくなって 気分もハイになってきます。 ![]() 速歩の後は、近くのお蕎麦やさんでお昼ごはん。 体を動かした後のこのごはんの美味しさは、 速歩をやる楽しみのひとつでもあります。 昼食後は車で帯津三敬病院に移動。 会議室で、スタッフかりんちゃんが焼いてくれたスイーツ (かぼちゃとさつまいものココナツケーキ・ノンオイル) をいただきつつ、近況報告。 「毎朝、朝日がのぼる時に歩くのがすごく気持ちがいい 速歩で体力もついてきたので次はマラソンに挑戦します」というKさん。 「メタボの愛犬と一緒に速歩をしていたら、犬がちゃんと 祝福音の音を覚えてくれて、一緒に速歩をしています」というWさん。 「ちょっと頑張りすぎの自分に気づいたので、少しゆっくりしてもいいかな」 と心境の変化を報告してくれたYさん、 前回お会いしたときは、 職場復帰をしたら速歩を続けられるか不安です…と仰っていたTさんは、 「復帰後もちゃんと速歩の時間をとっていて、 それができているのがとても気持ちがいいんです」と笑顔。 抗がん剤治療中の方も、治療はひと段落の方も、 その人その人の暮らしの中にその人らしい「速歩」が しっかりと根づいている様子が伺えました。 その後、帯津三敬病院を見学し、帯津先生のお話を伺いました。 ![]() 帯津先生が繰り返し仰っていたのは、 病気に相対するときには、「戦略」を立てることがとても大事、ということ。 多岐にわたる要素を鑑みてまずは全体的な方針を決める。 そして決めたら、決めたことにはあれこれと迷わないで、 自分の選択に信念を持ってやった方がいい。 ただ、(独走するのではなく)折々にチェックをすることは必要ですよ、 というお話でした。 帯津先生は、まず入院した患者さんと「戦略会議」を行うそう。 病状やその人本人の治療に対するポリシーなど総合的に考えて 治療方針をたてるそうです。 その他「いわゆる余命宣告は当たらないことが多いから、 気にしないほうがいい」 「ホメオパシーは、万能の特効薬ではないけれども、 戦略的に考えると治療の一環として様々な場面で有用である。 (服用するレメディ(砂糖粒)は舌下に含むだけでよいので 食事が取れなくても服用できる、精神的な不安にも有効な場合がある、など)」 「気功の功法(種類)に優劣無し。 自分が好きだと思ったものをやればいいんです。 命のエネルギーを一日ごとに上げていくことをちゃんとやっていれば、 気功自体は週に1回やるだけでも上手になります」 など、様々なお話を聞かせて下さいました。 帯津先生は、講演中は、終始薄着で裸足のまま! さすが気功を続けていらっしゃるパワーです…。 講演の後は気功も体験。 ![]() 力を抜いて、リラックスし、呼吸と自分のからだを感じ、 “気”の流れにからだを任せていると、時間が消えるような感覚が。 フワっと疲れがとれて、気持ちのよいひとときでした。 盛りだくさんのプログラムでしたが、 同じ目的を持つメンバーが集まって一緒に過ごして… 上向きのとっても良いパワーが満ちた一日でした。 最後に、参加者の方から頂いた感想を。 「行ってよかったな・・・と思えるイベントでした。 ありがとうございました。 帯津先生の時空(帯津生独自の呼吸法)や、 がんの治療の話もとてもよかったです。 治療がひと段落している私ですが、 皆さんの話はとても人ごととは思えず 悩んだり迷ったり、 まさに再発したときの自分が悩み苦しんで経験してきたことだな… と思いました。 これだ!! と、一旦は決めた治療でも、 本当にこの選択でいいのか常に揺れてしまいます。 思うような結果や効果が現れないとなおさらです。 私も食事に気をつけて(脱線も多いですが)運動しているのに 貧血や、高血圧が思うようによくならなくて、 ちょっとイライラしていました。 でも、何かやっていれば、 きっと今は、目に見えないけれど冬の桜の木のように 枯れているようにみえて、 春に咲く花のために準備をしているのだ。 と、思い直して今日もいつもの桜並木を歩きました。 速歩と食事(あまり神経質にならずに体の声を聞きながら)で しばらく、楽しくやってみようと思います。 そんなことを信じて 今は枯れ木の桜並木を歩いています。」 ![]() 春を待つ心で、プログラムは続いていきます… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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