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Jun 5, 2007
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カテゴリ:妊婦生活
4日の午前中は最後の検診。びっくりすることに、もうすでに子宮口が4・5センチ開いてるそうだ。先生は来週は出張でいないので、できれば今週産んで欲しいみたいで、おまじないというか、マッサージをしてくれた・・・。痛いんだけど・・・。このあと血が出るけど驚かないでね、と言われ、ひょっとしたら今夜生まれるかも、と言われて、とりあえず帰宅。

お昼は家でしっかり食べた。手持ち無沙汰なので、夫も家にいることだし、景子さんの家に遊びに行くことにした。特に陣痛もなかったけど(たいてい私の陣痛は夜)、トイレに行くたびにかなり出血してる。びびったけど、これが普通らしい。いよいよ今夜か・・・。もし麻酔間に合わなかったらどうしよう、という考えが頭をよぎる。

Hさんに車で家まで送ってもらったけど、家について、炊飯器をセットしたとたん、陣痛が~。はじめから15分間隔くらいで、どんどん短くなる・・・。家に着くまで待っててくれたなんて親孝行な子供だけど・・・。友達で、夕飯を食べ損ねて病院に行き、死にそうな目にあった子がいるので、陣痛の合間に必死でご飯を食べ、残りのご飯を梅干おにぎりにする・・・。Jさんからも電話をもらい、早く行ったほうがいいと言われる。夫に病院に電話してもらったら、ほんとの陣痛じゃないかもしれないから、とりあえずお風呂にでも入ってみて、といわれたけど、これは本物だよ~。今までと違うもの。

必死で病院に行き、救急用の駐車場で、また陣痛が・・・。動けないよ~。車椅子にのって、分娩室に。やっぱりほんとの陣痛で、8時現在もう5分間隔になっていた。陣痛が始まって1時間半くらいかな?子宮口は幸いまだ5センチで、麻酔もOK。麻酔医もいるそうなので、さっそく麻酔の準備をしてもらう。あとでいい、と最初に麻酔をするかと言われて、断った友達が(だれだったっけ?)、結局麻酔が遅くなったか、やってもらいそこなったような話を聞いたような気がするので、このチャンスを逃してはいけないと思った。

麻酔の準備が出来るまで1時間くらい、陣痛はつらかったけど、なんとか呼吸法で痛みを逃し、麻酔が入ってからは楽になった。でもとんでもないことが・・・。5じかんくらいたったころ、左半身に激痛が~。なんと右横を下に横になってたので、重力で麻酔がすべて右半身に偏ってしまったのだ。あわてて反対向きになり、麻酔を足す。ああ、痛かった。死ぬかと思った。自然分娩って痛いんだなぁ。

6時間半たち、夜中の2時半、全開になる。助産婦さんがいきめというけど、下半身は麻酔がききすぎて、どうしていいかわからない。でもだんだんうまくいきめるようになってきたな、と思ったら、先生が登場。なんと時間がかかりそうだから、かんし(漢字がみつからない~)分娩にするとのこと。え~?でも仕方ないので、OKした。吸引よりましかと思ったけど、あとで本をみたら、吸引でだめな人がかんしになるらしい。これでもだめなら、帝王切開だったらしい・・・。先生がなんかいろいろ準備してるけど、何をしてるか知りたくもない。切ってるのかな・・・。

45分後に先生がひっぱり、助産婦さんがお腹を押し、私がいきんで、やっと赤ちゃん誕生。私たちの希望通り、うす暗い部屋にしてくれて、先生のところだけ明るい(ちゃんと縫ってもらわないと大変だし)。産声をあげた赤ちゃんを胸に抱いて、顔を見ると、なんと赤ちゃんはめを開いて、私の方を見てる。あまりにきれいな目で感動・・・。自分がまさかこんなに感動するとは思わなかった。着替える間もなかったので、お気に入りのTシャツを着たままだったけど、それが血だらけになるのも気にならず、赤ちゃんを抱きしめた。

その辺までは良かったけど、病室に戻ってからが大変・・・。突然寒気と吐き気と頭痛が襲ってきて、血圧低下、死ぬかと思った。後で知ったけど、出血多量だったらしい。眠ろうと思っても寝れない・・・。その日はずっと死んでた。夕方友達が差し入れをもってきてくれて、それを食べてる写真があるけど、私、ゾンビみたい・・・。あまりに疲れて、母親らしい気持ちにまったくなれなかったけど、回復して、母乳指導など受けてるうちに、だんだん母性本能が沸き起こってきたから不思議・・・。

夫は自営業なので、その日も出勤していき、入院中もほとんど私ひとりだったけど、無理やりフランス語やオランダ語でいろんなひとと話をして、訓練になってよかった。夫にばかり頼ってると、自分が学ばないけど、なんとか疲れた体に鞭打って、オムツ替えやらいろんなことを習ってよかった。

最初はあまりいろんなものがもらえない、と聞いてたけど、結局あまったパンパースや、温度計、ナプキン、お尻ふき、粉ミルクなどいろんなものももらい、食事もおいしかったし(塩気が多くて、カロリーがやたらと高かったけど)、希望してなるべく野菜を多めに、肉はブタかチキンか牛か魚にしてもらい、前の入院の時よりは食事が楽しめた。

ただ、三日目くらいに輸血をし、その辺から足のむくみがとんでもないことに・・・。





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Last updated  Jun 20, 2007 05:12:18 AM
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