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昨年から小中学校の通知表の評価が「相対評価」から「絶対評価」となった。
「絶対」と言いながら学校のレベル、先生の指導力の差によっても違ってくるのは確実。 なんとなく耳にしていた時はそれなりに納得していたが、 考えれば考える程、ナンセンスに思えてくる。 単純に母親としてはクラスの中での位置が気になるので 今までの相対評価のほうが、まだマシに思える。 子供本人にとっても最近の子供は塾などの影響か 自分の順位が気になるようだ。 今の受験体制では評価を気にせざるを得ない…。 絶対評価によって5段階の場合だと5が増え、1が少なくなるらしい。 そうなると例えば今まで1だったかもしれない生徒が3の評価を もらったとしたらそれ以上努力しなくなるのでは? やる気の無い生徒にどんな評価をつけても関係ないが、 みんなにわかり易いのは相対評価のほうだと思う。 美術などと言うものは点数の付けようが無いはずだが…。 文部省が評価のつけ方にそんなに悩むんだったらもっと根本的な 教員の質とか授業に興味を持てるような教え方を改善して欲しい! やる気を引き出すような~魅力ある授業にして欲しい! そうなれば豊かな人生にするためのヒントが見つかるだろうか? こんな疑問にぶつかると結局(無理矢理)、ココに行き着いてしまう。 私は西村伊作の創設した「文化学院」に憧れる。 「小さくて良いものを」を理想とし、なによりも 「個人尊重の人間教育」~高い人間性を目指す学校だから。 数年前、軽井沢にある「ル ヴァン美術館」を偶然訪れた時、彼の教育理念に触れ、 卒業生の中に自分の名前のないこと(知らなかったこと)を悔やんだものだ。 そして現学院長の西村八知氏(孫)の「語録」を読みすすんでいくと あらためて「文化学院」への憧れはなおいっそう高まるばかりだ。 この思いを娘に託したいものだが、これは親の身勝手な思いに過ぎない…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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