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2003/01/13
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カテゴリ:カテゴリ未分類
昨年から小中学校の通知表の評価が「相対評価」から「絶対評価」となった。
「絶対」と言いながら学校のレベル、先生の指導力の差によっても違ってくるのは確実。
なんとなく耳にしていた時はそれなりに納得していたが、
考えれば考える程、ナンセンスに思えてくる。
単純に母親としてはクラスの中での位置が気になるので
今までの相対評価のほうが、まだマシに思える。
子供本人にとっても最近の子供は塾などの影響か
自分の順位が気になるようだ。
今の受験体制では評価を気にせざるを得ない…。
絶対評価によって5段階の場合だと5が増え、1が少なくなるらしい。
そうなると例えば今まで1だったかもしれない生徒が3の評価を
もらったとしたらそれ以上努力しなくなるのでは?
やる気の無い生徒にどんな評価をつけても関係ないが、
みんなにわかり易いのは相対評価のほうだと思う。
美術などと言うものは点数の付けようが無いはずだが…。

文部省が評価のつけ方にそんなに悩むんだったらもっと根本的な
教員の質とか授業に興味を持てるような教え方を改善して欲しい!
やる気を引き出すような~魅力ある授業にして欲しい!
そうなれば豊かな人生にするためのヒントが見つかるだろうか?
こんな疑問にぶつかると結局(無理矢理)、ココに行き着いてしまう。

私は西村伊作の創設した「文化学院」に憧れる。
「小さくて良いものを」を理想とし、なによりも
「個人尊重の人間教育」~高い人間性を目指す学校だから。
数年前、軽井沢にある「ル ヴァン美術館」を偶然訪れた時、彼の教育理念に触れ、
卒業生の中に自分の名前のないこと(知らなかったこと)を悔やんだものだ。
そして現学院長の西村八知氏(孫)の「語録」を読みすすんでいくと
あらためて「文化学院」への憧れはなおいっそう高まるばかりだ。

この思いを娘に託したいものだが、これは親の身勝手な思いに過ぎない…。






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Last updated  2003/01/14 01:44:27 PM
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